ひろはた えりこ 作
せきね ゆき 絵
小峰書店
学校からいなくなった早乙女力(さおとめちからーあだ名はおとめ)を探しに、北島つかさは森へ入って行った。
おとめはワラビという森の神様に、シマフクロウにされてしまう。それを見ていたつかさは、シマフクロウを家に連れて帰った。
朝になるとおとめは人間の姿に戻っていた。昼間は人間の姿になり夜にはシマフクロウに戻ってしまうらしい。
他にも友達がシマフクロウになってしまったという人がいて、つかさに話をしてくれ、協力してくれる。
つかさはおとめを助けることができるのだろうか。
友人関係や家庭などに問題を抱え、現実が嫌になってしまう思春期を表しているように思えるストーリーで、ぜひ子どもたちに読んでもらいたいです。