まろちゃ日記

ねこ、料理、バンド、友、ビーズなど

髪がつなぐ物語 別司芳子 文研出版社

2019-02-28 19:55:42 | 読書・マンガ

髪の毛を寄付する「ヘアドネーション」。
髪の毛は子供たちの医療用ウィッグとして
使われます。大阪の美容師の渡辺さんがヘア
ドネーションの活動を始めジャーダックという
団体を立ち上げました。 1つのウィッグを
作るのに31cm以上の髪が2 〜30人分必要で、
ダンボールいっぱいの髪の毛を処理するのに
30万円もかかるそうです。それで、髪の毛を
送ってくれる人に三千円の寄付をお願いして
いるそうです。脱毛症や、白血病などで、髪の
悩みがある子たち。ウィッグができた時、永遠
の眠りについてしまっていたということもある
そうです。苦しい治療生活の中ウィッグが届く
ことは大きな希望にもなっていたそうです。
ウィッグの制作にアデランスも協力し、大阪に
来なくても頭の採寸することができるように
なりました。製造数も増えました。
男のくせにと言われながらも2回もヘア
ドネーションをした男の子もいます。
そのおかげで彼のまわりでヘアドネーションを
する人が何人も出てきました。
障害のある人が誰かの役に立ちたいと
始めたり、成人式を機に、出産を機にと
多くの人が行動しています。
何年も髪を伸ばすことって大変だと思います。
こんな想いの詰まったプレゼント、ヘア
ドネーションってすごいなと思います。


コメント
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