まろちゃ日記

ねこ、料理、バンド、友、ビーズなど

有松の庄九郎

2018-08-31 23:36:18 | 読書・マンガ
カオルが大切にしている浴衣を
直してくれるおばあちゃんから
その浴衣は、おばあちゃんや他の人達も
着ているもので、百年以上も前のものだと
聞いた。そして、「もう、有松の職人さんも
許して下さるでしょう」と言った。
有松とは?

有松は尾張の国(愛知県の西部)、
阿久比の庄(庄屋と同じ)そこで暮らす
庄九郎は、農家の二男。親から分け与え
られる土地もなく、長男夫妻の手伝いをする
毎日。嫁ももらえず、一生主人になることは
ない。ある日、村の近くの山を開拓する
話が舞い込んだ。庄九郎は、自分のような
若者を集め移り住むことを決意する。
しかし、その山は、何年たっても作物が
うまく実らなかった。苦しい毎日を送る中、
名古屋城の普請に行くことがあり、そこで
働いていた菊一という人との出会いから、
豊後絞りという絞り染めの手ぬぐいに出会う。

藍を使っての染物は、配合や温度などが難しく、
材料も高価だった。しかし、村を存続させるために
庄九郎や仲間たちが奔走する。
染物に対する興味が深まる一冊です。

コメント
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