カオルが大切にしている浴衣を
直してくれるおばあちゃんから
その浴衣は、おばあちゃんや他の人達も
着ているもので、百年以上も前のものだと
聞いた。そして、「もう、有松の職人さんも
許して下さるでしょう」と言った。
有松とは?
有松は尾張の国(愛知県の西部)、
阿久比の庄(庄屋と同じ)そこで暮らす
庄九郎は、農家の二男。親から分け与え
られる土地もなく、長男夫妻の手伝いをする
毎日。嫁ももらえず、一生主人になることは
ない。ある日、村の近くの山を開拓する
話が舞い込んだ。庄九郎は、自分のような
若者を集め移り住むことを決意する。
しかし、その山は、何年たっても作物が
うまく実らなかった。苦しい毎日を送る中、
名古屋城の普請に行くことがあり、そこで
働いていた菊一という人との出会いから、
豊後絞りという絞り染めの手ぬぐいに出会う。
藍を使っての染物は、配合や温度などが難しく、
材料も高価だった。しかし、村を存続させるために
庄九郎や仲間たちが奔走する。
染物に対する興味が深まる一冊です。
直してくれるおばあちゃんから
その浴衣は、おばあちゃんや他の人達も
着ているもので、百年以上も前のものだと
聞いた。そして、「もう、有松の職人さんも
許して下さるでしょう」と言った。
有松とは?
有松は尾張の国(愛知県の西部)、
阿久比の庄(庄屋と同じ)そこで暮らす
庄九郎は、農家の二男。親から分け与え
られる土地もなく、長男夫妻の手伝いをする
毎日。嫁ももらえず、一生主人になることは
ない。ある日、村の近くの山を開拓する
話が舞い込んだ。庄九郎は、自分のような
若者を集め移り住むことを決意する。
しかし、その山は、何年たっても作物が
うまく実らなかった。苦しい毎日を送る中、
名古屋城の普請に行くことがあり、そこで
働いていた菊一という人との出会いから、
豊後絞りという絞り染めの手ぬぐいに出会う。
藍を使っての染物は、配合や温度などが難しく、
材料も高価だった。しかし、村を存続させるために
庄九郎や仲間たちが奔走する。
染物に対する興味が深まる一冊です。