はれのちくもり、雨、ときどきどき全部

生きているからしかたない

かおる

2021-02-26 | アロマテラピー
歩いていると風にのって届くいい香り。
この季節は沈丁花。
春の沈丁花
夏のクチナシ
秋の金木犀は三大香木と言われている。

春の沈丁花は、そのかおりが沈香に似ていることから、沈丁花と名付けられ、低木のこの植物は古く室町時代には栽培されていたともいわれているそうだ。
沈香は非常に貴重な香木で、特に上質なものは伽羅(きゃら)といわれており、非常に貴重な品。乱獲されたことにより、沈香も伽羅も現在はワシントン条約の希少品目第二種に指定されている。

沈香や伽羅は、いわゆる香道といわれる芸道で香りを鑑賞する香木であるが、茶道と同じように流派が存在する。
わたしはアロマテラピーを学んでおり、そこでも日本の香りの歴史として、香木、香道が登場する。
今は伽羅の人工の香りもあるが、一度正真正銘の伽羅の香りを体験したいと、コロナウィルスが落ち着いたら、どこかのタイミングで香道体験をと狙っている。

香りには、心や身体に働きかける性質がある。その時いい香り〜と思いっきり吸い込むことは、目に見えないながらも、心や身体にいい効果をもたらしてくれる。

ぜひ、散歩中にいい香りだと感じたら
その香りを心ゆくまで楽しんで欲しいなぁと思うのでした。