はれのちくもり、雨、ときどきどき全部

生きているからしかたない

種子島 8/20 その3

2010-08-24 | Weblog

15時近い時間に島入りしたこともあり、
島時間もあるだろうと、さほど燃費がよかったわけではないが
夕食を摂る場所を探し始めることにした。

迷うかなとおもったけど、あっさり場所が決まったもんだから
時計とお腹と相談して、予約を入れて、しばしドライブと町散策を楽しんだ。

7時半 予約したお店

味処【井元】
このお店、種子島の観光スポットのひとつらしい。
いろんなレビューがあったので、参考にして、この店に決めた。

空いた時間に、地元のスーパーで海産物を物色していた成果を発揮し、
各々、気になるメニューをチョイス。


地たこの唐揚げ


サラダ


水イカの刺身


きびなごの串焼き

などなど注文。

一番のメインはコレ↓↓

ゾウリ海老のマヨ焼き

こんな海老見たことない。全員二言なしで注文した一品。
こんなチャーミングな顔で出てこられたら、遊ばずにはいられない。



顔だけ立たせてみたり、

新しい携帯カバーとして装備を試みたり、


可愛いんだ。

どこかでみたことあるような気がするとおもってたら

できるかな、の ゴン太くんに似てるではないか。
そりゃ可愛いハズだ。


そして、いつものごとく暴走したケモノは
ひとりだけ、好物の茶碗蒸しを注文

みりんの効いた、甘めのダシと10センチはあるんじゃないかって海老に感動しつつ
ペロリと茶碗蒸しを胃に流し込み。

更に、さらに暴走し

贅沢に伊勢エビのお味噌汁ってのを注文しちゃったのでした。
顔の大きさはあるお椀から飛び出る触覚。

半身だけど、十分すぎるほどの大きさ。
この大きさで、なんと800円。
これぞ島価格。

みんなの視線を感じる中、ずずずぃぃぃぃぃぃぃぃっとイッたのであります。

口の中に広がる、海の中を駆け巡った弾力、トレビア~ん!
島に吹く風とエアコンで冷えた体には、たまらない贅沢な一品。
伊勢エビのお味噌汁なんて、あと10年くらい口にすることはなさそう。
800円出しても、後悔はしないメニューだ。
いや、そもそも800円は安いはず。

この味噌汁には
旅の移動、民宿的ホテル、昼間のちょっとしたサバイバル、
疲れの種になりそうなモノをなかったことにできるパワーがあったのでした。

この後、もう一軒たちよりましてホテルへ
各家族別にお風呂を済ませ、わたしたちの部屋へ集合し人生ゲームを楽しみ就寝したのでした。



2日目へつづく・・・・










種子島 8/20 その2

2010-08-24 | Weblog

14時30分過ぎ
島へ着いた一行は、レンタカーを調達し初日宿泊する(パッケージに付いてた)ホテルへ
そこは、ホテルというより民宿というほうが、
いや、民宿の方がまだ綺麗なんじゃないかなというような場所だった。
まぁ、屋根も壁も、お風呂もトイレもベッドもあるのだから問題ない。
部屋に荷物を置いて、いよいよ島巡り。

まずは腹ごしらえ。ということで食べ物を探して車に乗り込んだ。
島の全貌をまだ知らぬわたしたちは、とりあえず思いつきで車を走らせた。
それが間違いだったことに、最終日に気付くことになる。
車で走れど、走れど、食堂やレストランらしきものは見当たらず、
目に映るのは、海かサトウキビ畑か対向車か民家。
30分走っても一向に食べ物屋は見つからない。
むしろ、民家と対向車は減るばかり。
目に入るのが、ほぼサトウキビ畑になりつつあった。
これはマズい!
このままでは食にありつけないのではないかと不安がよぎる。
危機を感じた一行は、一途の頼みと【空港】へ向かうことにした。

空港への道のりは、国道というより農道。
対向車という対向車はいなくなり、サトウキビと太陽の光に包まれ車はすすんでいった。
1時間程走った後、(わたしは山道によるダメージで更にダウン)
我らが希望の食事処【種子島空港】へ到着した。
小さな、小さな空港は、高速にあるインターみたいだった。
希望は絶望へとかわりつつあった・・・


これだけ走って、まさか【食】にありつけないなんてことはないだろうか、
そんな不安は、入り口を入って直ぐに取り払われたものの、
一軒のお土産ショップと、一軒の食事処という、選択の余地のないものとなった。

選択の余地、メニュー選択の少なさのなかから、それぞれに一品選び
お腹を満たすだけの為の、旅の醍醐味ではない食事を済ませることに成功した。
美味しいご飯ではないけれど、お腹が満たされると元気になるもので、
初日の計画をたてていなかった一行は、種子島なるものを少しでも頭に入れようと
行き当たりばったりでドライブすることにした。


島の西側を走っていた我ら探検隊は【イルカ岩】なるものがあるのと情報を入手。
なんの迷いもなく向かうことにした。
サトウキビ畑とメイン道路と、民家の周りをグルグルして、一度迷い
30分かけて【イルカ岩】なるものがある岬へ到着したのだった。

駐車スペースには、先客のおっさんと、野良犬ならぬ、野猫が群れをなしていて、
車から降りると、少し警戒した目つきを見せたものの襲ってくる気配
威嚇する気配もなかったので、イルカ岩散策を開始した。
と、いっても目の前に見えていて、そこまで岩山を渡り辿り着こうというミッションなだけ。

満潮時には海の中に隠れる岩は、波の力なのか、うねったように削られていた。

アップダウンと、凹凸の中をゆっくり進み、目的のくつろげそうな岩へ到着。
落ちかけの太陽を眺めるノスタルジー
そして、気になる、ゴキブリのような虫の群れ。
これが旅。

イルカ岩

30分ほど、イルカ岩と太陽と波とべったりまとわりつく潮風と、ゴキブリもどきを満喫。
これ以上はないくらい満腹になり撤退することにした。

初の観光らしき行動は、
大自然の営みと、おそろしいまでの文明を生き抜いた生命とのコラボレーションであった。





種子島へ その1

2010-08-24 | Weblog
8月20日(金)はれ

眠れない子羊ちゃんは3時過ぎにベットへ。
6時に起床し、7時過ぎに家を出て、8時過ぎに空港へ到着。
9時15分 羽田発→鹿児島行き JAL1865便へ乗り込んだ。
離陸時のマッハ速度とGを体感し、睡眠不足の為、即落ち。

1時間30分程の空の旅は、あっという間に終了。
鹿児島空港から、リムジンバスに乗り込み、1時間程バスに揺られ【南埠頭】高速船乗り場へ
毎度、毎度だが、重度の旅行前子供化による睡眠不足の為、乗り物酔い。
港へ着くと、友人が高速船の座席指定を取って、待ってくれていた。
3ヶ月ぶりの再開。

友人の出迎えと、鹿児島のシンボル、桜島に気分の悪さも吹き飛ぶ。
しばしの待ち時間を、笑顔と再開の喜びで過ごした後、
今回の旅の楽しみの一つでもあった、高速船ロケットへ乗り込んだ。


高速船というからには、すごいスピードだろうと想像していたけれど、
それはわたしのとんでもない妄想でしかなく、普通の船より少し速く感じる速度だった。
それが、何ノットなのかは、専門家ではないのでわかりかねる。

折角、乗り物酔いから復活していたものの、
中途半端な速度には耐えることができず、またも撃沈。
そんなときこそ睡眠とおもい、眠ろうと試みるも、
ローカルなのか、足繁くご利用されているのか、
ロケット慣れした常連らしき、おっさんの激しいイビキが気になり半端寝になってしまった。
1時間半程、その中途半端な睡眠と現実の境を過ごした後、目的地の種子島へ到着した。

島でのサバイバル生活のスタートだ。