「トーヨー新報」食客日記

豆腐などの大豆(加工品)、こんにゃくを中心に、日本・世界の食文化……その他諸々について、あれやこれやと夢想する日々です。

ギャバンダイナミック!

2012-05-30 16:50:05 | 映画・演劇

I さんが「私はガンダム世代じゃないから
ヒートホークがわからないとのたまう。
う~ん。世代とか関係ないんじゃないかしら。
そんな訳で、ザクの使用するヒートホークと併せて
ガンダムのビームサーベル……と来れば、
『スター・ウォーズ』(1977年)のライトセーバー
「宇宙刑事ギャバン」(1982年)のレーザーブレードも一緒に紹介。
ちなみに、1st ガンダムの放映は1979年ですね。
似たような武器は大昔からあるので、起源を辿っても仕方がないかも。

おかべ考・改(1)

2012-05-30 12:04:52 | 業務連絡

「日本経済新聞」の夕刊に連載中の「プロムナード」で、作家の
冲方丁さんが「渉猟と分類好きは日本人の特性」(5月8日付)と記していた。
直後「江戸時代には、豆腐の食べ方だけで二百種類以上あったらしい。(中略)
そもそも豆腐とは何か、という議論を日本人は好まない。豆腐に添える
ネギとミョウガの違いを議論するのが好きなのである」と豆腐に触れ、
「普通は文化が食を限定するが、日本はジャンル認識が可能なもの全て、受容する」
と多少、大風呂敷を広げた感じの日本文化論につなげている
       ☆
元々、同コラムは、少女漫画家・萩尾望都さんの紫綬褒章から書き出し、
ディテールにこだわり、ジャンル内でマニアックに掘り下げる日本人の
心性を指摘したもの。豆腐を論じた内容ではなかったのに、日本文化論
らしきものを述べようとした際、自然と豆腐が比喩に使われたのが面白い。
それだけ、豆腐は日本という風土に密着し、日本という国を象徴する存在なのだろう
       ☆
今後TPP交渉などにおいて農業の面でも自由化が進行していく情勢にあれ、
もう一度、豆腐という食材を見つめ直すべき時期にあるのではないか。
世界の食品大豆の消費量(約1千500万㌧)の95%をアジアが占め、
日本は約7%。世界全体の約6割をも占める中国と比べたら……と言っても
中国は食品大豆については自給自足できており、中国の輸入大豆は基本的に
搾油がメーン。そこが、食品大豆のおよそ8割を海外産に頼るしかないわが国と
決定的に異なる。原料大豆をどう確保するかは一業者にしても死活問題だが、それは同時に、
わが国の食料安全保障および文化的アイデンティティーが問われているのである。



新聞王の四大テーマ

2012-05-30 08:47:06 | グルメ

偉大な新聞王ノースクリフ卿は記者たちにこう教えていた。
大衆の興味が長続きするテーマは四つある。
すなわち犯罪、そして食べ物だと。
そのうち、根本的で普遍的なテーマは最後のひとつだけである。
(フェリペ・フェルナンデス=アルメスト『食べる人類誌』)