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「トーヨー新報」食客日記

豆腐などの大豆(加工品)、こんにゃくを中心に、日本・世界の食文化……その他諸々について、あれやこれやと夢想する日々です。

六代目

2012-07-06 12:33:22 | 落語

7月16日の誕生日に合わせての(?)
桂文枝」の六代目襲名がいよいよ迫ってきましたが
……随分と気になるのは、そのような上方落語の大名跡を継いで
順正ゆどうふ食べくらべ大会」はどうなっていくのか? 
まさか「桂文枝の順正ゆどうふ食べくらべ大会」と冠が変わるのか? 
それとも、二代目・桂三枝を誰かが襲名することになるのか? 

夢の酒

2012-07-02 09:41:12 | 落語

どうも昨夕は夢見心地だったと思えば、
現に目を覚ましていたけれど、何度となく
繰り返し聴いた八代目・桂文楽の「夢の酒」と
同じシチュエーションを地で行ってしまった
なんてことに気付いた。
梅雨時、初夏……季節もぴったりなんだもの。

腰を言わす

2012-06-12 09:51:31 | 落語

桂歌丸さんが、腰痛(腰部脊柱管狭窄症)のために入院。
以前も腰をやっていたよねえ。年を取ったら、いろいろ気を付けないと。
しかし、ぼくの利用しているポイント・サイトなどでも
「関節痛、神経痛に飲んで効く」と謳った某薬品のウェブ広告に
歌丸さんが出演しているんだよねえ。その薬効と今回の病気は直接
関係ないとはいえ、イメージ的には宜しくないよなあ。

落語の日

2012-06-05 12:40:00 | 落語

本日は春風亭正朝が提唱した「落語の日」らしい。
「6」と「5」から「らく(ろく)ご」の語呂合わせ
……って、ちょっと苦しくないですか? 
師匠は春風亭柳朝、弟弟子に春風亭小朝か。

右楽・左楽

2012-05-17 17:23:10 | 落語

秋山右楽・左楽は、戦前~戦後にかけて活躍した漫才師。
ボケ役の右楽の息子が、現在の吉本新喜劇の秋山たか志に当たる。
さて、日中戦争が拡大していく中、昭和13年(1938)
朝日新聞社と吉本興業は、空の英雄「荒鷲隊」にあやかって
わらわし隊」という名の派遣演芸慰問隊を結成し、中国各地に送り出した。
右楽・左楽もわらわし隊に組み込まれているが、
当時の漫才台本が現在も残されている。作家は秋田實
大豆まめ)を使ったくすぐりの例を、活字になった
『熱血漫才 ラッキー・セブン』(輝文館大阪パック社)から拾う。
       ☆
(郊外に宿替えした右楽。野菜などを作って、健康に暮らしているというが……)
右楽 「野菜だけぢやありませんよ。行く行くはね、わが家の畑を拡張してね」
左楽 「ほう」
右楽 「なども作るつもりです」
左楽 「豆も作りますか」
右楽 「はァ、豆をつくると言ふことはね、一家の健康に、最もよいのですよ」
左楽 「ふーん、豆を作ると、一家の健康によろしいか?」
右楽 「いいね、健康たけやない、怠け者が一人もなくなる、みな、よく働くやうになります」
左楽 「さうか」
右楽 「家内一同マメで暮らす と言つてね」
左楽 「洒落かいな」

八天

2012-04-20 09:10:01 | 落語

CDで、月亭八天の田中啓文「真説・七度狐」と北野勇作「寄席の怪談」を聴く。
田中啓文ら小説家陣と月亭八天のコラボレーションによる新作落語本
『ハナシをノベル!! 花見の巻』の付録だ。新作落語もええなあ。
と思いつつ、それより、久しぶりに寄席に足を運びたいなあ。うずうずした。

アブラゲ尽くし

2012-04-16 12:45:14 | 落語

小説家・田中啓文と落語家・月亭八天のコラボレーション
真説・七度狐」は、古典落語「東の旅」の一エピソードのパロディ。
恩返しのつもりで、すかたんばかり繰り返す狐が出てくるのでして、
これが喜六、清八にイカの木の芽和えを(偶然)恵んでもらったばかりに、
あの手この手で親切の押し売りを始めます。さて、伊勢参りに出掛けた
喜六、清八の前に現れたのが立派な宿屋。旅籠代やその他諸々含めて無料
なのはええんやけれど、供される「よだれの垂れるような料理」というのが
――「板場が腕によりをかけてこしらえたアブラゲ料理でございます。
アブラゲの吸い物、アブラゲのおつけ物、アブラゲの酢の物、
アブラゲの煮つけ、アブラゲの焼いたん、アブラゲの天ぷら、
アブラゲ飯にアブラゲ餅、アブラゲのおはぎにアブラゲのお汁粉……

と油揚げ尽くしの数々。ま、この宿屋も油揚げ大好きな狐の化けたものやから。

上方落語協会の誕生

2012-04-09 08:40:48 | 落語

古くから、東京には落語の定席が設けられていたが、
大阪の定席は滅亡の危機に瀕していた時代がある。
例えば、大正9年(1920)には133軒もの寄席が営業し、
そのうち31軒が落語の定席であったらしい。
ところが、戦災で大半の寄席が焼失。
昭和22年(1947)に建てられた「戎橋松竹」が
戦後初の寄席だったが、それも落語専門の定席ではない。
やがて昭和32年(1957)には、その戎松までも閉館。
この年、上方落語そのものの衰亡への危機感の下、
上方落語協会」が立ち上げられる。この時の落語家18名。
(資料:堤成光『奇跡の寄席 天満天神繁昌亭』)

ぼくの目を覗き込むな

2012-03-28 09:04:58 | 落語

昨夕、注文していた中古PC(B5ノート)を受け取り、
セッティングは後日と考え、早めに寝ようとしたのだけれど、
どうにも眠れない。仕事のことや人間関係のことやら
いろいろと思い出されてきて、眠れない。
そんな訳で、真夜中近くに部屋を飛び出すと、
近所の店を挨拶がてら、数軒回る。初入店もあれば、
ご無沙汰を詫びる兼ね合いのような店もある。
       ☆
気が付けば、21歳の女子大生(就活中)が隣にいて、
話しているうちに、何故か若手の落語家扱いされている。
本当のことしか喋っているつもりはないのだけど、
どうにも、ぼくの言うこと為すことがネタ臭いらしい。
辛気臭いことを語るのが苦手なもので、真面目な政治問題や
自分自身のことであっても、突き放して他人ごとのように
笑っちゃうところがあるのよね。これはぼくの性分。

6代目

2012-02-21 15:11:35 | 落語

毎年恒例となっている順正桂三枝のゆどうふ食べくらべ大会」は
昨日(2月20日)、第38回が行われ、兄貴が取材に出ていました。
が、今年7月16日にいよいよ、三枝さんが6代目・桂文枝を襲名。
ゆどうふ食べくらべ大会の名称はどうなるのだろう?
と危惧していたのですが、創作落語やタレント活動の方は
従来どおり「三枝」を使用するらしいので、少しばかり安心しています。