「実際、太古的な考え方が支配的であったところ、
あるいは残っているところではどこでも、
古代文化においても、神話、童話、迷信においても、
無意識的な思考においても、夢においても、また神経症においても、
金銭は糞便ともっとも深い関係をもたされている。
悪魔がその情婦に贈る黄金が、彼の立ち去ったのちには、
糞に変わってしまうという話はよく知られているが、この悪魔はしかし、
抑圧された無意識の本能生活が擬人化されたものにほかならないのである」
(フロイト「性格と肛門愛」)
☆
TPPを押し付けられそうになり(米国以外の主立った国とは
EPAを締結しているのだから、TPPへの参入については、
中国や韓国の出方を見てからでよいと個人的には思うのですが)、
円高をどうするか、国内需要をこれ以上どう高めるか?
――などと考えていると、ある世代の消費者層は便秘気味なのか?
と、あらぬ連想まで働かせてしまいます。
黄金まみれへの忌避なのか。