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「トーヨー新報」食客日記

豆腐などの大豆(加工品)、こんにゃくを中心に、日本・世界の食文化……その他諸々について、あれやこれやと夢想する日々です。

角打ち

2011-06-03 12:46:29 | グルメ

今宵はどこへ流れようか? 男ならば、角打ちだろ。
なんて、うそぶいてみたいが、まあ、単に予算不足wなんだな、うん。
それでも、ちゃんとした物が欲しいならば、やっぱり信頼できる店で。

豆腐干

2011-05-27 14:24:18 | グルメ

中国の食材に「豆腐干」なるものがあります。
別名「豆腐乾」「乾豆腐」などとも。
ぼくのよく利用する中国料理屋では、
細く麺状に切ったものが前菜に出されたりしますよ。
結構お気に入りで(食感は韓国製のジャガイモ麺に近いかも)、
単品で再オーダーすることもしばしば。
元々堅めに作った豆腐らしく、炒め物など油との相性が抜群です。

ジャスミン

2011-05-27 08:27:47 | グルメ

自宅ではいつも冷やしたジャスミン茶を飲んでいるのです。
元々は行きつけの中国料理屋で、はまってしまったもの。
芳醇な味わいの皿々を片付けていく折々、
口中から全身をすっと一本突き抜けて、何やら洗い流してくれる
爽やかなジャスミンの香りに惚れ込んでしまったのですねえ。
その店のジャスミン茶は、花弁だけでなく
茎のようなものまで丸ごと浸かっていたなあ。
お家ではそこまで本格的な茶葉は、なかなか調達できないので、
もっぱら「伊藤園」のティー・バッグwでお茶を濁していますが。

四群点数法

2011-05-17 12:15:24 | グルメ

毎日食べるべき量と質の目安をつかむものに、「四群点数法」があります。
第1群=乳・乳製品、卵
第2群=魚介、肉、豆・豆製品
第3群=野菜
第4群=穀類
食品の量は80kcal=1点として計上。1日=20点(1,600kcal)が基本。
       ☆
例えば、ぼくが朝食で
卵かけご飯とヨーグルトを食した場合、
鶏卵(Lサイズ)=第1群1点
精白米飯(50g)×4=第4群4点
ヨーグルト(脱脂加糖120g)×1.5=第1群1.5点
       ☆
身体活動レベル、年齢、性別などで必要な点数は異なり、
ぼくの場合、1日当たり31点が必要なようです。
つまり、今日の場合だと、就寝までに肉、野菜をメインに
残り約24点分を意識的に摂取しなければならないのだなあ。
(缶コーヒーなどでナトリウム量や糖分は、別個計算の必要有り)
……こういう繁雑な計算をささっと出来る栄養士は偉いなあ、と感心。


食文化は知的財産

2011-05-10 08:35:34 | グルメ

昨年(2010年)に「新たな農林水産省知的財産戦略」が策定された。
農山漁村の6次産業化を実現し、農山漁村の利益を確保する手段として、
知的財産の創造・活用が重要である――と謳われている。
農林水産業・食品産業の知的財産には、
植物新品種(育成者権)、農林水産物・食品、地域ブランドの名称(商標権)、
研究開発の成果や農林水産物の現場における技術(特許権実用新案権
――などが権利として挙げられる。
権利とならない知的財産としては、
動物の品種、地域ブランドや日本ブランドなどのブランド類、
そして食文化や伝統文化などを数え上げられる。


バタ練り

2011-05-05 12:57:04 | グルメ
その昔、こんにゃく製造業の取材記事を検討している際、
業者の方で盛んに「バタ練り」という表現を用いられ、
パフォーマティヴ(語用論的)な意味合いでは伝わるのだけれど、
これを意味論的に、別な言葉で置き換えようとすると、手詰まり。
往生してしまった、口惜しい経験があるのですね。
       ☆
職人さんの世界を取り上げて、現場で実地に見聞きしても、
いざ、それを言葉で表現しようとすると、
どうしてもリアルからずれまくっていくばかりで、
もどかしい思いに突き上げられてしまう……。
だから、ぼくは体験主義に基づく小説なるものは大嫌いなのです。
二重の意味で嘘になるから。現場への裏切りと、言葉自身への偽りと

       ☆
ところで、某食品の「群馬の串おでん」。
新潟越後味噌だれが売りのようですが、
それより何より、パッケージに明言してある「バタ練り」の定義! 
バタバタと空気を入れながら練りこんだ
――この何気ない文章が出てこなくて、七転八倒したんだよなあ、かつて。
       ☆
別件ですが、商品名そのものにも注目!
「(こんにゃく)串田楽」ではなく、「(こんにゃく)串おでん」です。
「串」まで言っておきながら、「田楽」ではなく「おでん」。
おでん田楽の区別に頭を悩ませた者(「おでん内おでん」参照)に
してみれば、非常に感慨深いものがあるのです。

爬虫人の好物

2011-04-19 08:33:25 | グルメ

承前(飴村行の小説の話の続き)――
粘膜シリーズ第2作『粘膜蜥蜴』(因みに推理作家協会賞受賞作)で
非常に印象深い登場人物(?)が現れます。
富蔵という名の爬虫人wです。
東南アジアのナムール産で、「ヘルビノ」とも呼ばれる
蜥蜴の顔した人間(?)なのです。
日本に連れて来られ、使用人や奴隷として利用されているのですが、
富蔵は根っからの日本大好き、愛国主義者として育ち、
爬虫人は「動物や人間の脳を喰う」と罵られて、
あっしが喰いてぇのはホカホカの白いご飯と豆腐の味噌汁です
と言い返すシーンが最高であります。

大豆サイダー

2011-04-15 08:17:26 | グルメ

新聞の折り込みチラシに「大塚製薬」の大豆サイダー、
SOYSH」が入っていました。売れ行きも好調なのかな。
通販でも取り扱っているようです。
大豆の栄養が丸ごと摂れると謳い、
大豆固形分7%以上大豆イソフラボン20mg を含む、か。
元々、豆腐や納豆などの大豆加工品が好きな人ならば、
豆乳を飲めば済むような話ですが、
大豆を使った炭酸飲料というコンセプトの目新しさや、
従来とは違う食感、フレイバーを求める人ならば、試してみたくなりますねえ。
現在、12本のトライアル・パックで1,260円。断然、お得です。

支部大会

2011-04-12 08:30:49 | グルメ

11月12、13日に「第6回 B-1グランプリ in HIMEJI」が
開催されることは先日お伝えしましたが、
前哨戦(?)とも言うべき支部大会が、来月下旬にも執り行われます。
その「近畿・中国・四国 B-1グランプリ in HIMEJI」は
5月21日(土)、22日(日)の開催。会場は11月と同じく姫路城周辺。
第1回当初から、東北・関東地方勢が強い(久留米を除く)イメージのある
「B-1グランプリ」ではありますが、近畿・中国・四国地方にも
未知なる強豪がいるのではないか?と、好奇心はそそられるばかりなのです。


食の方言

2011-04-11 09:08:59 | グルメ

阪神方面への取材の後で、「B-1グランプリ」告知チラシを貰いました。
B級ご当地グルメ好きとしては見逃せない同祭典ですが、
第6回を迎える今年は姫路市で開かれるのですね。
11月の12日(土)、13日(日)の開催。
姫路からの出展は、やはり、姫路おでん
       ☆
おでん研究家・新井由巳さんの著書で
全国津々浦々のおでんに開眼させられた往時、
姫路おでんの存在にも着目せざるを得ませんでした。
生姜醤油を付けて食べるという独特のスタイル、
それを現地で実際食した時に、どんな感興を催してくれるのか?
       ☆
(現職に就く前から)食に関する文献は読み漁っていたのですが、実のところ、
「トーヨー新報」に入って、初めてプロ意識らしきものを持って手にした書籍が、
野瀬泰申さんの『全日本「食の方言」地図』(日本経済新聞社)でした。
食の方言」という着眼点がチャーミングで、目から鱗。
他の著書も注文したり、図書館で借りたりしてチェック。
食品サンプルに関する考察は、特に面白かったです)
「日本経済新聞」ウェブサイトの連載も耽読したことですよ。
       ☆
その野瀬さんが立ち上げ時から深く関係していたのが、
「B-1グランプリ」なのですね。
同祭典で取り上げられた名物レシピは、全国規模で展開されることもしばしば。
(横手焼きそばや富士宮焼きそば、せんべい汁など、今や関西でも見かけます)
いわゆる「グローカル」を体現したようなコンセプトだなあ、と。
今年の11月は、姫路おでんを再確認するとともに、
全国からやって来る郷土料理の猛者と相まみえることを期待しているのです。