
殿下のニュー・シングル「Extralovable」、日本でも発売!
(現在のところ、iTunes でのみ?)
しかし殿下、ついこの間まで、自分はアナログ人間だから
楽曲のデジタル配信には加わらないと言っていたくせにw。
(でも昔から、かなり早い段階でインターネットを利用した
自作品の販売などには手を染めていたんですけどねえ)
気まぐれなんだから、本当に、もう。
☆
ただ気になるのが、肝心の楽曲の出来。
ぼくみたいな輩は、随分と早い段階でブートレグなどで耳にしていた口。
しかも、その初期バージョンの方が かなり好みだったりする。
今回のシングルの方がテンポを落とし、
それっぽくラップ・パートなんかも盛り込んでいるのだけれど、
1990年代にリークされた方の 性急に突っかかって行くような青臭さが
切なくて、良いのだけれど。変に、大人ぶらなくてもいいじゃない。
☆
例えて言えば、『グラフィティ・ブリッジ』(1990年)の1曲目
「Can't Stop This Feeling I Got」が、正規版よりも
デモ段階のぺらっぺらな音作りの方が勢いがあり、
臨場感に優れていたのになあ……みたいな。どうして、手間暇かけて
贅沢に拵えた方の録音が今いちなのか、悩ましいところ。
まあ、当初の「Qualified Kiss」から、思い切り楽器パートを減らし、
禁欲的なまでに音数を削ぎ落とした「Kiss」(1986年)みたいな成功例もあって、
本能的な一発録りが、必ずしも正解ということもないとはいえ。