MiddleDayTripperの徒然記

気ままな中年オヤジの独り言

世界地図を知らない哀れな結末

2010-05-04 17:45:50 | サギ山さん…じゃなかった…ハト山さん!

県内移設「断念を」=市民400人が首相に-沖縄県庁前(時事通信) - goo ニュース

先日の大河ドラマ「龍馬伝」で岡田似蔵が勝と出会うシーンがあった。似蔵が地球儀を初めて見たシーンだ。

最近、世界地図や日本地図は「百均」でも売っている。世界地図を見ながら第二次大戦後にアジアで発生した様々な紛争と沖縄の位置を考えるとアメリカにとって如何に重要な位置か?が判る。

今日のワイドショーで石破さんが海兵隊の地上部隊を消防士、輸送する航空部隊を消防車に例えて「徳之島に航空輸送部隊だけを移設させるのは消防車だけ離すと言う事でアメリカが納得できるものでは無い。」と判り易く話をしていた。

「首相の無知のツケ」=自民・石破氏(時事通信) - goo ニュース

全くその通りで韓国や台湾も消防士と消防車の位置が遠くなっては「冗談ではない」となる。社民党の言う国外移設は「火事などは起きないんだから消防士も消防車も要らない」と言っている様なモノで話にもならないだろう。

辺野古移設が決定してから14年の期間を連立政権は「何もして来なかった」と批判していたが、実際には96年に起きたヘリ墜落事故で危険性が再認識され、担当大臣らが何度も現地へ足を運び折衝を重ねて、ようやく14年に移設の目途が立った。

おそらく移設問題は辺野古もダメになったので、解決は先延ばしになるだろう。また長い時間をかけてアメリカや沖縄、周辺諸国との話し合いをイチから始めなければならない。その間は普天間基地は「暫定使用」と言う名で使用され続ける。14年に返還される予定だった米軍基地周辺の住民のみなさんにとって最悪のシナリオだ。

野党の政治家は政権が無いのだから、理想や夢だけを語っていても良い。だが与党は違う理想や夢をどう実現させるか?のプロセスが重要になってくる。プロセスが無いまま理想や夢を語るのは「無責任」だ。

政権発足以来、普天間基地問題だけでなくダム、高速道路、子供手当、経済金融、JAL問題などやる事なす事全て迷走している根本的な原因はプロセスを考えないままに夢や理想を語っている事だ。

嘘吐きのレッテルまで貼られ、サギヤマに成り果てた鳩山さんだが、それでも「個人的な発言で党の政権公約ではない」と言い出した。社民党を切った発言とも受け取れるが、このまま誰も責任を取らぬまま選挙に突入するんだろうか?

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、鳩山由紀夫首相と仲井真弘多同県知事の会談が行われた県庁前には4日午前、県内移設に反対する市民ら約400人が集結、「総理は県内移設を断念せよ」「知事は県民の意志を伝えろ」などと訴えた。
政府が移設先として検討した同県うるま市の勝連半島沖合案に反対する市民集会を主催した伊波義安さん(68)は、先月25日の県民大会に約9万人が参加し県内移設反対を訴えたことを指摘、「県民の意志を大切にして、県内移設を言いださないでほしい」と述べた。 


最新の画像もっと見る