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Raspberry Piで温度を測る(2)

2016-09-09 | RaspberryPi

ADT7410温度センサーで測ったデータを、小型液晶AQM0802に表示して見ることにしました。

I2Cを使っているので、増設は簡単です。VDD,GND,SCL,SDAの4本を接続するだけでOKです。
RESETは通常がHIGHであり、LOWになるとリセットされることになるので、VDDに接続しHIGHの状態にしておきます。
ブレッドボードに小型液晶をセットし、I2Cを接続しました。

配線を確認し、電源ON、プログラムを読み込みRUNさせましたが、液晶は何の変化もなく測定した温度データは表示されませんでした。
念のためプログラムの途中に「print(inputVlue)」を挿入し、再度RUNしてみると、Python Shellには測定した温度が表示されるので、
測定ブロックは正常に動作していることが分かりました。

いろいろ調べても分からず、ネットで検索したところ、同じ症状で検索し、ヒットしたページを見ているうちに、
「実例で学ぶRaspberry Pi電子工作 補足情報」にたどりつきました。

その中に「完成品のLCDを購入しても認識されない場合の暫定的な対処法」という、項目があり調べると、
今回の内容にピッタシ当たるようです。
LCDの新しいロットでは電流の引き込み能力が低くRaspberry Piでは動作しないという内容です。

これに対する対処法が二通りありましたので、これをそれぞれ実施してみました。

LCD対処法:暫定版

Raspberry Piから認識されない完成品LCD(AQM0802)に対して、図のようにSDA部からGND間に抵抗を追加する。

動作を確認することができました。

簡単な対処法ですがあくまで暫定版です。

LCD対処法:正式版(ただし上級者向け)

この小型液晶AQM0802の新しいロットを使う上で問題になるのが、
Raspberry Pi上にあるプルアップ抵抗1.8kΩが小さすぎるということのようです。
新しいロットのAQM0802を使う上では、10kΩが推奨されています。

そこで、図のようにPCA9515(I2Cバスリピーター)を使い、Raspberry Piと温度センサー側を切り離し、
Raspberry Pi側を1.8kΩ、LCD側を10kΩで利用するようにします。これをブレッドボード板上で行うためには、
基板に小さなチップ部品をはんだ付けする作業が発生します。ここがちょっと大変です。

基板の作成〈部品一覧)
 

完成品

 

 

LCD側のプルアップ抵抗を有効にする
PUのプルアップ抵抗を有効にするため、端子にハンダを盛る。

動作を確認すると、LCDに温度が表示されるようになりました。

全体図

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