Battery Checkerの製作
新しいと思われる電池や古そうな電池がごっちゃになってしまい、良否が判別が出来なくなってしまうことがよくあります。
電池の良否はテスターで電圧を測定するだけでは判定できません。テスターの内部抵抗が高いと、ほとんど無負荷の状態で測定したことになり測定、実際の出力電圧が測定できなくなります。必ず負荷をかけたうえで電圧の測定が必要です。電池が消耗すると電池の内部抵抗が上昇し、その内部抵抗による電圧ロスで電池の出力が低下します。
電池の内部抵抗
そこで手持ちの部品を活用して単三電池のBattery Checkerを作製した見ました。
回路図
出力を測定する電池に「100Ω」の可変抵抗器の両端をを接続し電池の負荷とします。また可変抵抗器の摺動子はレベル調整用として使います。
乾電池からの入力電流によりトランジスタ回路が動作して「LED」を点灯させます。
新品の乾電池を接続し、可変抵抗器で「LED」が消灯から点灯に変わるポイントを探し点灯したポイントで固定します。
その後、被測定乾電池を接続し「LED」が点灯すれば良品、「LED」が点灯しなければ消耗した電池と判断します。
なお、電池の出力電流と電圧を測定する端子を設けておりますので、新品の電池接続時に記録を取り、その値と被測定電池の値を比べると実際の消耗の程度が詳しくわかります。
1.5V以外の乾電池も測定可能と思われますが、まだ実測はしておりません。新品の電池を使用し、可変抵抗器でそれぞれの「LED」点灯ポイントを探してテストすれば「OK」です。
新品単三電池の測定電圧と電流
電池1→電圧:1.6V 電流:14.99mA
電池2→電圧:1.6V 電流:14.90mA
写真
製作
回路本体はユニバーサル基板に配線し、各端子や可変抵抗器・LED等とともに百均で購入したプラケース組み込みました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます