暖かい日がやっと来て、志木市のいろは橋下流の新河岸川の桜は満開になりました。 桜を見に来る子供連れも多く、平日ですが賑わっていました。
この2人は兄弟かな?
河原の花壇には水仙が植えられていました。桜の花の咲く時期にとてもきれいなのですが、
6月や9月の洪水の時期には、この上に2mもの泥流がかぶってダメになってしまいます。
河川管理者は分かっていても、お花見の人達に喜んでもらうために植えているのでしょう。
追記
「智の庭」さんから、洪水に遭っても、水仙は球根さえ残っていれば、翌年は芽を出して花が咲く
とのコメントがありました。この河川公園が開園した時に美しく花で飾られていた花壇は
洪水に遭い、放置されていました。今年になって他に4,5カ所ある花壇にはすべて水仙が
植えられました。大丈夫なのかも知れません。
2枚目の写真が、子供たちがなにか遊びの算段しているようで、引き込まれます。
水仙は6月に洪水に合っても、球根が流されなかったら、来春また芽を出してくれます。梅雨明けには地上部は枯れます。もしかしたら、球根が毎年流されて、役所が植え足してくれているのかもしれませんが・・・
さて、水仙ですが、余談として記します。
球根ものはだいたい球根の大きさ*4倍の深さまで掘って植えます。冬場に霜柱が立ち、土が柔らかくなったところへ球根が根を出し、この根を出す力で、少しずつ球根が地上へ移動して、3から5年すると、もう一度掘り上げて、分球し、深いところへ植えなおさないと、花が付かず、葉っぱばかり繁るようになります。
自然界では、落葉樹の下で、初春に芽を出し花咲き葉を茂らせ、落葉樹が葉を茂らす6月の梅雨時分には、光合成ができず弱って、地上部を枯らし休眠に入ります。秋に落葉樹が次々枯れ葉を落とし、球根の上に新たな土が重なります。ですから、球根は少し上がっても、毎年少しずつ増える腐葉土のお蔭で、深いところを維持して、花を咲かせられるようですね。
私は、子供の頃、父が持ってくるカレンダーが大好きで、フランスの修道院がある落葉樹の林が冬枯れの景色の中、辺り一面水仙が咲き誇る様が美しく、印象的で、忘れ得ぬ記憶となっております。