water steppe memo

日々、考えていることをここに記します。
ブログと呼ばずに「日記」としたいところです。

イタチョコシステムスと私

2011年02月27日 20時49分24秒 | 街歩き
久しぶりに最近の話題。

下北沢「ぶーふーうー」は、懐かしの雰囲気をたっぷりもっていらっしゃる喫茶店ですが、コッソリとそこに行ってまいりました。実は初めて見たかも知れない、カナダドライ_ジンジャーエールの瓶です。

メニューにあるチキンソテーという単語にグッときてしまいますのは、多分、大学の前にあった喫茶店風の食堂を思い出してしまうからでしょう。頼んだのは、チキンソテー入りのグラタン。メチャウマ。お皿に盛られたライスがまた懐かしさを増幅してくれます。

さて、なぜここに行ったかと申しますと、イタチョコシステムスことラショウさんが、人形浄瑠璃をおやりになるとの噂をお聞きし、じゃあ行ってみようかという話になったのです。

まことに残念ながら「ラショウさんって何方のかた?」という反応が多いと思います。しかし、ファミコンをリアルタイムにやった世代であれば「ボコスカウォーズ」の名前を欠片なりとも聞いたことがあるでしょう。ラショウさんは、その作者であらせられるのです。

もちろん私もプレイした経験がありますが、子供にしてみると突き放したような難易度は、強烈な印象となって染み付いておりました。今でこそ実は各種のコツがあると知っておりますけども、多分、今の私がやっても難易度高し、それがボコスカウォーズです。

時代は飛んで、確か高校生の時だったと思いますが、今でいうマカーな知り合いが買ってきていたマッキントッシュ雑誌のゲーム紹介ページに、あの独特のイラストが載っておりましたのが「うそつきと私」(という名前のゲーム)。最初はボコスカウォーズの方とはわかりませんでしたけども、どうもそうらしいと。しかも、端っこにコッソリ紹介されているわけではなく、かなりのページを割いて攻略などもあり、どうもマック界隈では有名な方なのだ、という事がわかってまいりました。
私はマックを所持しておりませんので、それらゲームをプレイする機会に恵まれませんでしたけども、プレイステーションに移植をしようとして断念なさったとか、どうもグッズショップのような物を経営なさっていた等といった噂をチラホラとお伺いしたりはしておりました。

で、しばらく何の情報も仕入れておらなかったのですが、そう言えばどうなさっていらっしゃるかと調べたら、なんと現在は人形浄瑠璃をやってらっしゃるとか。ゲームから浄瑠璃への華麗な転身は何があったのか、そもそも浄瑠璃って何、とかとか色々な疑問が浮かぶわけなのですけども、まあせっかく東京に住んでいて東京で公演しているのですから、観に行ってしまえ、というのが先日の事でした。

最初に観に行ったのは、
「新南ソーイング里ミシン発見伝」
の第1話。その勢いに任せて、別の日にやっていた第2話も観てしまいました。

ラショウさんのイラストそのままの人形が30分程の浄瑠璃をやるわけですけども、俳優さんに混じってラショウさんも歌・楽器演奏・出演をこなされていて、その多才ぶりが炸裂していると言っても過言ではありません。ステージ、、、と言うより喫茶店の一番でかいテーブルを囲むかなりこじんまりとした空間と、パッと聞いただけではなんだか意味のわからないそのタイトル。しかし、そこからは想像もできない程の広い世界観が技巧たっぷりに表現できていて、なんといっぺんにファンとなってしまいました。
第1話の公演後、ほんの少しお話させて頂いたのですけども、人形浄瑠璃はお客さんの反応がダイレクトにくるのが楽しくて、と笑顔で語るお姿が印象的でした。

という事で、私はイタチョコシステムスとラショウさんを応援します。浄瑠璃の次回作、及び、新しいゲームを待ち望んでおります。

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