water steppe memo

日々、考えていることをここに記します。
ブログと呼ばずに「日記」としたいところです。

小読感文_貧困ビジネス

2010年01月29日 23時29分27秒 | 
門倉貴史「貧困ビジネス」読了。

貧困層を対象としたグレー/ブラックなビジネスの事例集。

この著者の本は他にも読んだ事あり、あまり真面目な話がされないような業界(例えば、下半身系)についてちゃんと分析していらっしゃたりして素晴らしいと思っています。
でも、この本に関しては、特に記述するような感想を持ちませんでした。日常的に社会情勢や時事問題を観察している人であれば、目新しい部分は無いかもしれません。

小読感文_ダメな議論

2010年01月29日 01時20分22秒 | 
飯田泰之「ダメな議論-論理思考で見抜く」読了。

世の中に沢山ある議論や主張に対し、5つのチェックポイントでまずはダメかどうかを判断しましょう、という本。

私は仕事が仕事なので、だれかと議論する事が山ほどあるというよりか、むしろ議論しない日の方が珍しいような毎日を暮らしておりますが、幸いにして感情論とか印象論とかを振り回すような人はいらっしゃりません。これは私が偶然素晴らしい環境にいる、、、という面も無きにしもあらずでしょうけども、たぶん、相手を説得したり皆が納得するような結論を得る為には、
「明確な根拠」と「合理性」
が結局は一番楽チンなのだと、なんとなく皆さん解っていらっしゃるのだと思っています。目的は仕事(トータルでは会社)が上手く行く事であって、相手を罵ったり論破したり馬鹿にしたりしたいわけでも、口先三寸で一儲けしたいわけでも、一時の優越感を得たいわけでもないのですよ。

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論理的な思考に必要なのは柔軟性だと思います。誰かと議論する時も自分で考えを進める時でも、論理を積み重ねていった結果が自分の主張と異なる事が山とあるわけです。そこで、
「すんません、間違ってました。」
と自説を柔軟に適正化できることを論理的思考と呼ぶのであって、
「私の感覚と違うので、受け入れられません」
となっては、せっかく積み重ねた論理思考が水の泡かよ、という事になってしまいますから。