water steppe memo

日々、考えていることをここに記します。
ブログと呼ばずに「日記」としたいところです。

ダイエットのコマーシャル

2010年01月13日 00時52分58秒 | コラム(くだらない)
以下の事は、コマーシャルに関する考察を無機質に進めただけであり、私がそういう主義主張を持っているというわけではありませんので、そういうつもりで読んでいただけると幸いです。

***

「とあるダイエットシステムで痩せた女性が結婚できた」
という事実は、果たしてコマーシャルとして成功だったのでしょうか。

解1:成功だった。
このシステムを導入した人が、現代日本においては大きな成功の一つである結婚ができたということだから、痩せたおかげかどうかは別にしても、お客に成功体験印象を与える事ができたはずで、とっても良いコマーシャルになったはずだ。

解2:微妙だった。
当然ながら、既婚者に対するアピール力は皆無だ。また、未婚者がこのシステムを導入しようとした場合、
「結婚できたと宣伝しているシステムを導入する位だから、よっぽど結婚したい(のにできていない)のね、って思われないかしら」
という考えにもなりかねず、果たして正のアピール力があったかどうか疑わしい。

解3:場合による。
結婚とダイエットに明らかな因果関係があり、かつ、それが共感できる場合なら成功だった。一般的に、美しくなったから結婚できた、では上っ面感が出てしまい幸せが激減する。例えば、昔から太っていると蔑まれていた方が、痩せた事により"自分に自信が持てた"、という「内面も変わった」エピソードがあるとか。

まとめ:
ダイエットシステムを導入する事には、なんだかんだいって後ろめたさが付いてまわりますから、コマーシャルはそれを軽減する方向であるべきでしょう。単に結婚できたという事実を押し出すだけでは、後ろめたさを加速させる可能性がありますから、ちょっとやめた方がいいと言えます。
それにしても、確かによく聞くだけあって「自分に自信が持てた」という言葉は便利ですね。物事をこんなに綺麗に包んでくれるオブラートは、他にはそう無いでしょう。これを使ってCMしている物に関しては、他の物より1ステップ多く考慮した方が無難です。