II ひと夏の幸腹
細い階段上のこじんまりとした店だ。
甘い飲み口は私のイメージする広島酒の味。
イメージした鶏わさと違い、蒸し鶏の如き完全な熱の通り。
肉厚のうなぎがお重の真ん中で軽く折り重なり、ご飯が見えない。
不案内な地、田園調布に降り立った。
予約時間より早めに着いたので街中をぶらり。
綺麗な街だなぁ。
お目当は名店[うなぎ平八]
細い階段上のこじんまりとした店だ。
予約名を告げて席へ案内される。
他席もほぼ埋まっており、この後訪れた数組が満席で断られていた。
こちらを飲りながらじっくりと待とう。
美和桜(美和桜酒造/広島県)
甘い飲み口は私のイメージする広島酒の味。
「お通しは枝豆になりますが付けますか」
と聞いてくれるのは親切だ。
もちろんお願いする。
それとは別に鶏わさ
イメージした鶏わさと違い、蒸し鶏の如き完全な熱の通り。
棒棒鶏山葵海苔和的。
ここで日本酒を田酒(西田酒造店/青森県)に切り替える。
こちらは先ほどの酒に比べて明らかにキリッとしている。
到着したのはうなぎ蒲焼 竹
肉厚のうなぎがお重の真ん中で軽く折り重なり、ご飯が見えない。
真ん中サイズの竹で十分なボリュームだ。
うなぎは適度な蒸しで、タレは辛めのサラッとしたタイプ。
米も硬めでちょうど良い。
旨いなぁ〜
うなぎは今やハレの日の食事だし、お昼に何千円もと考えるけれど、このお店のうなぎは食べてみるとむしろ〝安い″と思った。
ましてやこの場所だ。
家から決して近くはないけれど是非また来たいなぁ。
おいしかったです。
ごちそうさま。
20200716