写真は、オープニングのダンスの様子です。
ちゃんと?お友だちに交じって、ダンスができた風
目の前を颯爽と駆け抜けていったヒナ。
運動会のめだま競技ともいえるクロスカントリーでは、とても力強い姿を見せてくれました。
クロスカントリーは、園庭の整地されたトラックとは違い、凸凹や起伏のある山道です。
そんな険しい道を走り抜けていくヒナ。
次の瞬間、入園から今までのことが走馬灯のように、頭の中を駆け巡りました。
ヒナは入園直前のある日、突然歩きだしました。
発達にかなり遅れがあり、よちよち歩きでスタートした幼稚園生活は、
あっという間に幼稚園最後の運動会を迎えました。
年少の運動会の閉会式では、父たんの腕の中で眠ったまま、
先生からメダルをかけてもらいました。
年中では、オープニングの体操からとても嬉しそうに張り切っていましたが、
帰りはやっぱり爆睡して、ベビーカーで帰宅しました。
年長の今年は、驚きの連続でした。
オープニングのダンスでは、誰にも促されずに、周りのお友だちと一緒に退場していき、
その姿を見た時、母たんは涙が止まらなくなってしまいました。
おしゃべりもできず、自分でご飯を食べることもできないヒナですが、
ちゃんと幼稚園のお友だちと一緒に行動ができるほどになっていたのですね。
クラス対抗リレーでも、お友だちにリードされながらも、
トラックを一周してバトンをつなげることができました。
身体が不自由で、走ることは苦手なはず。
ヒナがいたことで、ヒナのクラスは最下位になってしまいました。
でも、それを責める子は誰もいませんでした。
ヒナがちゃんとクラスのお友だちに受け入れてもらっているのがよくわかりました。
満面の笑みを見せるヒナ。
その笑顔を見ると、苦労らしい苦労はなかったように思えます。
ヒナは幼稚園と幼稚園のお友だちが大好きで、ヒナにとって、幼稚園で過ごした三年間は、
とても楽しいものだったに違いありません。
充実した園生活だったということがよくわかる、幼稚園最後の運動会でした。
ヒナに気長に付き合ってくれた先生やお友だちに、心の中で「ありがとう」と呟いて、
幼稚園最後の運動会の一日は終了しました。