海の幸、山の幸、うちの幸

のんきなお料理記録のはずが、いつの間にかレット症候群という難病の娘と日常のあれこれの記録に…。

⑩ 胚移植

2008年07月19日 | ひな鳥ぴよぴよ
   周期22日目。 いよいよ胚移植の日がやってきた 
  
   ここまで辿り着けば、終わりはもう少し!
 
    さぁ、頑張るぞ~  


   という気分ではなかった 

   何故なら、先日から服用していた抗生剤の副作用が予想以上にきつく、
   家事どころか、起きているのもやっとな状態。
   実際、二日間は布団で寝て過ごしたが、あまりにも調子が悪いので、
   最後には薬を飲むのをやめてしまった 

   そんな調子だったので、病院に行くにもやっと…

   幸い、胚移植は採卵ほどのハードさはなく、
   場所は採卵の時と同じ手術室だったものの、処置に掛かる時間はほんの数分。
   移植後はそのままの状態で、手術室で1時間、リラックスできるようなCDを聞きながら
   安静にして、終了となる。
   開始も午後1:00の予約だった。

   体外受精の結果は…

   採卵で得られた卵の数は9個だったが、
   1個は受精せず、もう1個は1個に対し2つの精子が受精してしまい不可。
   そうなると、遺伝子異常が発生するのだという。
   結局、7個の正常な受精卵が得られた 

   受精卵にはグレードといって質の格付けがされるが、
   得られた7個はどれもG1もしくはG2。 成績は優秀だという。。。

   このグレードの決め方は、受精卵の分割の際出る「分割のかけら」で決めるらしい。
   例えば、おせんべいを割った時に出る「カス」のようなものが少なければ少ないほうがよく、
   着床も巧く行くことが多くなる。と説明された。

   ふぅぅぅん。 繊細なものなんだなぁ…

   私のお腹に戻したのはG1の受精から4日経った「桑実胚」。
   分割が2→4→8→16、と倍々に進んでかなり分割された状態。
   それが2個移植された 

   移植胚数は、多胎を防ぐために産婦人科学会で(35歳以上なら)2個までと決められている。
   なので、私も規則どおり2個の移植となったのだ。
   ちなみに残りの5個の受精卵は、今後のため凍結保存が施される。


   子宮への着床は数日掛かるようなので、
   今後は数日間隔でHCG注射を打ち、様子を見守ることになった。

   さっそくHCG3000単位を注射 

   そして、ここから先は痛みを伴う治療はなくなった 

   後はタマゴちゃんの正常な着床を祈るだけ 
   と思ったが、この先さらに体調が悪化 

   どうやらホルモンの過剰作用により、お腹に腹水が溜まり始めたらしかった 


   ますますわんこの世話どころではなくなっていく私だった 

   

    今回のお薬 

     HCG注射・・・3000単位。¥520。
              子宮への着床を助ける目的で、以降4~5日間隔で注射。
              卵巣を強く刺激するため、卵巣腫大による腹痛を起こすことがある。
              程度によっては、入院を要する場合もあるそうな…


   
   

   
コメント
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