矢守の麺許更新

成績が悪くても人は困らないけれど
愛想が悪い機嫌が悪いのは困ります。

店ごとに別の仕様

2023-03-16 15:30:00 | 進化系
見出し画像:しおらーめん 900円
5か月前にオープンした話題の新店
看板商品はしおらーめん
麺は関口信店主が店内で製造。店ごとに別の仕様らしい。粉も配合も。
多加水の手揉み麺。さほど強くつぶしていないが、凸凹のメリハリは強め。
嚙んだ時に歯を押し返す力、しっかりした強度。適度な粘りコシも兼備。
食感が単調ではない。噛んでいて、飽きない。味わい深い。個性的な麺だ。

スープは、先ず香りの良さに、思わず笑みがこぼれてしまう。
ベースの動物系出汁が力強い。
パワフルだが、とは言え過剰ではない。何か特定の食材が出ることなく
前述の個性が強い麺との一体感。この一体感を生むために、既存店よりも
相対的に動物強めにされたのかな。

角々しくない、塩のマイルドなスープ。そしてキレも感じられる。
線が細すぎることなく、厚みがあって、質量とも過不足なし。

吊し焼きのチャーシューがこれまた高品質。特に香りが秀逸。
焼豚のうまい店として記憶に留めておきたい。食後しばらく余韻に浸る。

前評判通り、2022年にオープンした新店の中でダントツ。流石の仕上がり!
他のレギュラー(背脂生姜、つけ麺)や限定の背脂焼豚まぜそばも気になる。


藁のしょうゆらーめん

2023-02-01 18:00:00 | 進化系
見出し画像:しょうゆらーめん 850円
TRYラーメン大賞(2022年10月20日発行)新店部門 しょう油 第2位
スープの印象は、一口目からパワフル
しっかりした味わい。いや、ずっしりどっしり、だな。
麺の切り幅は番手16かな?(14かな?)平打ちストレート麺
ツルツル滑らかな麺。しっかり茹でられている。
締まりがなく(見方によっては)だれぎみと受け取られかねない
攻めたラインの麺。意図的に(茹で方を含め)この麺。その心意気!

タレに使う醤油は、あえて火入れせずに使用、と書いてあった。
キレのある味わい。醤油ダレが果たしている役割。このキレが救い。

チャーシューは豚バラと鶏モモ。
glamourous なスープなので、そこにこの2種チャーシューが乗ると
too much な気がした。
そのようなわけで藁で僕が僕の満足度を最大に高めるには、先ず、
ライスも別途注文して、豚バラチャーシューと鶏モモチャーシューを
ライスの上に移動し、この2種チャーシューは、おかずとして優秀
なので、あとは、かけらーめん風に楽しむ。
できれば、薬味として(オプションで)ネギの選択肢があると
ネギ増しができると、さらにもう一段と、藁を堪能できそうな予感。

藁(わら)の塩らーめん【オススメ】

2022-08-27 13:30:00 | 進化系
見出し画像:塩らーめん 850円
2ヶ月前にオープンした新店 らーめん藁
先ずスープが高品質。
一口目にピークが来るタイプのラーメンとは対極に位置。
藁の場合、一口目は平穏。それが次第にじわじわと尻上がりに
右肩上がりに増幅していくタイプ。
同門の一清よりもスープの濃淡のグラデーションが特徴で、
ちなみに食べ始めは魚介系。徐々に動物系の厚みが増していく。

次にチャーシューが高品質。
手前が豚で奥が鶏。豚肉も鶏肉もしっかり味が染み込んでいる。
豚も鶏も脂身が旨い。味付けも良い。米飯のおかずになりそう。
続いて麺。しっかり茹でられた私好みのしなやかな細麺。
スープと馴染みの良い、スープに控え目に寄り添うような麺。
続いて脇役。メンマが良い。ネギも良い。
ネギ辺りに浮かぶ油。香味が良い。
豚チャーシュー鶏チャーシュー各々からもたらされる油も
藁の塩らーめんには不可欠な要素。
総じて品の良さを保ちつつ、
らーめんに欠かせない油脂で食べ手を魅了する。

一清@武蔵小金井【オススメ】

2022-03-07 14:00:00 | 進化系
中華そば 一清 (いっせい) 
東京都小金井市前原町3-40-23 JR武蔵小金井駅南口より徒歩
見出し画像:塩 790円
TRY(2021年10月発行)新人賞部門 しお 第2位
RPCA(ラヲタ店主が選ぶ2021年にオープンした店)第7位
一清は進化の出身。5年間の修業を経て独立。
鶏メインの出汁がしっかり、ふくよかなフルボディのスープ。
多加水の細麺を1分30秒というジャストな茹で時間で提供。
もっちり麺。スープの持ち上げ良好。ふんわりとした味わい。
キレも感じられる。けれど、やさしい味わい。汁完した。

進化の塩【麺 オススメ】

2019-04-17 07:30:00 | 進化系
町田汁場しおらーめん進化 中山店
進化の支店(3号店)で食事
しおらーめん 800円
先ず、麺に驚いた!
これだけ細い麺線
にもかかわらずモチモチ感
至難の業
モチモチという表現が月並みなので
他に何か良い言い回しは無いかな
とにかく無いですよ、なかなか無い。
こんなにも麺線が細いのに
繊細なのにモチモチ!

続いてスープ。
鶏感というよりも魚感。
魚は魚でもアゴとか。上品な感じ。
あとは昆布出汁。
要はアゴと昆布。その印象に尽きる。

西日本のうどん屋さんの
厳選素材からひいた出汁
まるで最上級のうどんつゆのような