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アンネイ手帖

キモノや着付け、暮らしの覚え書き。

初・通し文楽

2014-04-28 | 日記


国立文楽劇場開場30周年記念
七世竹本住大夫引退公演
通し狂言 菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)

すみれ庵さんにご紹介いただいた文楽のゆかりさんにお世話になり、
初めて「通し」で文楽を楽しんできました。
朝の10時から文楽劇場に行き、夜の9時ごろ終演という
家人には驚かれました。そらそやろ。
住大夫さん引退公演であることと、文楽劇場開場30周年ということで
大変多くのお客さんで盛り上がっていました。
住大夫さんの語りもしっかり聴かせていただきましたが、
プロの引き際、一線を退く覚悟も見せていただけたような気がします。
何とかお元気で東京公演もがんばっていただきたい。お祈りします。
劇場の緞帳も新しく整えられ、文楽劇場の新たな出発と気概を感じさせますね~
とても美しい。



夜の部ではすみれ庵さんもお友達とお見えになり、
しばらくご一緒させていただきました。
三味線の解説では、鶴沢清公さんがわかりやすく面白く話してくださって感激。
時間があれば、もっと聞いていたかったです。


なんせ、菅原道真公の歌舞伎では演じてくれないあんな事やこんな事を
一日かけて演じられるということで、はい、ウトウト業務も何度かこなしました。
赤い手拭も周年記念のグッズで販売されています。


三本の横線は大夫・三味線・人形の三業
お正月公演で飾られるにらみ鯛が三十対、文楽の文字も三十個。
数えてはいませんが。
お尻は最後の30分…痛みが来ましたね。腰も「おいど」も痛い。
しかし、文楽のゆかりさんが言われていた「達成感」をお土産に
帰路についたのでした。やった~!