アンネイ手帖

キモノや着付け、暮らしの覚え書き。

節分にお化けはいかが?

2014-01-30 | キモノ
心斎橋きもの青龍では、節分お化けに向けての準備が進められています。
節分の前後、夜のお仕事の皆さんが、美しく派手にド派手に!変装したり着飾ったりされるのです。
今日は私も練習に伺ってきました。
花魁風の着物に、帯を前で結んだり。
はたまた、片肌脱いで粋な壺振り姿に。
そんなお色気系とはガラリと雰囲気を変えて
袴でハイカラさん風女学生はいかがでしょうか。


可愛く朝の連ドラ「ごちそうさん」へタイムスリップ。
羽織を合わせて、雰囲気アップですね~。
これならお手持ちのブーツでOK。
もう一つ、可愛い町娘にもなれます。
おとっつぁん、お粥が出来たよ。違うか。


楽しい~!
ぜひお店へお問合せくださいね。

着付けのシュシュ1月の様子

2014-01-30 | シュシュ便り
想像以上に寒い睦月でしたが、通っていただいて頭が下がります。
新規に来られた方もいらっしゃって、ありがたいことです。
Mさんは背中のしわなどにも自ずと気がつくようになってこられて
ずいぶんキモノの扱いにも慣れて来られました。
お太鼓の山がきれいに出来ました。
衣紋の抜き加減も、ご自分の好きな程度に決められています。
次回は総仕上げ、細部への確認を進めて行きましょう。

お稽古では着られるようになってきても、
いざ遊びに出ようと思う時には、やはり洋服にしてしまうと言われます。
わかります、時間とかお天気とか、色々考えてしまいますもんねぇ。
キモノで出かけてみようと思われたら
ちょっと気合いを入れてお洒落の準備をする会食や観劇など、
滞在する場所と時間の予測がつくほうが、行動に移しやすいかも知れません。
また逆に、ちょっとそこまで下駄でもつっかけて。
何かが起こってもすぐに帰ることが出来る距離のお出かけ。
最初はそんな感じがいいかも知れません。

慣れてきたら、友達とのお食事や買い物、ブラブラとイベントめぐり
そう考えると、キモノつながりのお友達ってありがたいものです。

教室のお稽古では、紬に半幅帯のパターンで臨んでいます。
半幅帯なら座ったままお話しながらでも締められますし、便利。


今月は成人式の着付けもあって、いっぱい勉強させてもらいました。
お水取りが終わるまでは寒波が何度も来るでしょうけれど、
日も少しずつ長くなり、春は少しずつ近づいております。
お1人でもキモノ派の方が増える春になって欲しいと思います。



四條畷市、学研都市線忍ヶ丘  『着付けのシュシュchouchou』
着付けのレッスンは水曜日・土曜日 10時半~・13時~・15時~
着付けいたします(出張可)
[完全予約制]
申込・お問合せはemi09069874553gmail.com
を@に変えてください)
必ずお名前と連絡先メールアドレスをお知らせください。


文楽へ着て行ったキモノ

2014-01-28 | キモノ
文楽劇場へはキモノで行きました。
長時間少し狭めの椅子に座るので、窮屈なイメージがありますが
客席にはキモノ姿のご婦人や紳士がけっこういらっしゃいました。
嬉しい~皆さんいい感じ。
キモノってどこへ着て行けばいいの?と思われる方には
能狂言、歌舞伎、文楽、落語、舞 等々は、キモノにうってつけの場所だと思います。

第1部には、麒麟の染め柄のやわらかもんに、梅の織帯。
初春公演だし、緞帳の松や大きな飾り鯛などのおめでたい雰囲気
に合わせようと思う一庶民の組合せであります。


晴れの暖かい日でしたが、別珍の道行コートを着てしまいました。


羽織でも十分でしたね。

翌日の第2部は、母のお下がり紅花染めの紬に、花いっぱいの染め帯。


この日は雨の予報だったので、一張羅ロングコートを着ました。
残念ながら帰り道は雨が降ったので、長いコートにして正解でした。
草履も雨降りに備えて、カレンブロッソ。
劇場でコートを脱いで、手に持って歩いていたら「お客様ぁ~紐が~」
あらら恥ずかしい、長いコートの紐をズルズルと引きずっていたのでした。
早く慣れねば・・・





初春文楽公演第2部へ~

2014-01-27 | 日記
第1部を見たあと、パンフを開いた表紙の裏側に
小さなお猿さんを背負った人形が。。。観たい。
思わず2部のチケットを入手して、翌日も文楽劇場へ行きました。
なんて贅沢。
興業があると、たいてい昼と夜どっちにしよう?
と考えるのですが、両方行くのがやっぱり正解なわけです。

第2部は人形さんと技芸員さんがお出迎え。
劇場へ行くと、上方舞山村若静紀先生(堀口初音先生)社中の皆様が客席に。
初春の舞台と華やかな客席が相まって、初春や~実におめでたい雰囲気。

面売り めんうり

しゅっとしたちょっと軽い感じの男前と、可愛いけれどしっかり者の女子が
お面を付けたり替えたりしながら賑やかに踊ります。
個人的にはお正月は三番叟を見たいのですが
これはまた楽しい、「おめでとうございます~」だなぁ。

近頃河原の達引 ちかごろかわらのたてひき
四条河原の段/堀川猿廻しの段

後ろのご婦人が「わたし心中もの大好きやねん、よかったわ~心中大好き」
と喜んでおられました。ほっほ。
これにお猿が出てくるのです。キャッキャ~のぱっちんぱっちん。
この場面に心中の場面はなくて、実はこれから死にに行こうというカップルに
何とか逃げ切って幸せに暮らしておくれと願う猿回し業の兄さんが
猿回しを見せて門出を祝ってあげたいという、楽しいながらも悲しい話なのです。
ここで人形が三味線を弾く場面があるのですが、指が動く手を使い、
棹で糸を押さえて手を滑らせたりする動きがすごかった!人よりうまい!!!!
これがまた次の阿古屋でもっとすごくなるのです。

壇浦兜軍記 だんのうらかぶとぐんき
阿古屋琴責の段

それはそれは美しいこと、勘十郎さんの阿古屋に釘付けとなりました。
琴・三味線・胡弓を一心に演奏する姿は圧巻!
人形が弾くのよ楽器を~そんな風にしか見えないのよ。
床での素晴らしい演奏にも拍手喝さいでした。寛太郎さん素晴らしい。


なぜか文楽は1人で観に行っても平気なのですが、今回はお腹が鳴って失礼しましたっ。
自分はイヤホンを付けているので、あまり聞こえないのだけれど
えげつない音を奏でていたと思います。あぁ恥ずかしい。

難しいことは言えないので、感想としてはこれだけ。
大変おもしろい人形劇、堪能しました。満足。


元気のタネ見つけた

2014-01-26 | 日記


って、これを教えて下さったのはどなただったかを思い出せない。
美味しいよ~といただいて、本当やわ美味しいわ。
それから探していたのですが、やっと見つけました!
文楽帰りになんなんタウンのまるしげで。
向日葵の種、南瓜の種、レーズン
アーモンド、クコの実、松の実
生産地等は記載なし。大陸なんだろうな。


うん、美味しいです。

初春文楽公演第1部へ~

2014-01-24 | 日記


床本を何処かへ落としてきました!

というわけで詳細はご勘弁を。
久々に浪花の人形劇を堪能してきました。
ヘルニアになってから長時間の着席が怖かったんですが、思いきって行って良かったです。

二人禿 ににんかむろ
まだ太夫が寝ている早朝に着替えを済ませて
子供らしく羽根つきや鞠で遊ぶ様子。
高音で響く浄瑠璃が、賑やかで楽しかった。

源平布引滝 げんぺいぬのびきのたき
九郎助住家の段

ベルさんが「これであらすじが良くわかったわ」と言われていました。
太郎吉の玉翔さんにうっとり。
大きな馬に勢いよくまたがる人形に客席からも「お~っ」と声が。
他に人形にしか出来ない表現などもあって楽しめました。

傾城恋飛脚 けいせいこいびきゃく
新口村の段

真冬の悲しい辛い話を、嶋大夫さんのうなりでたっぷり。

腰痛も起こらず良かった。
補助席椅子もあって、会場はほぼ満席。
帰りはお人形と若手技芸員さんのお見送りもあって、賑やかでした。
また行きましょ。


初めてのタッハンマリ

2014-01-21 | ご飯
新年会をタッハンマリで!を合言葉に、
何ヶ月も前からのお楽しみとして生きてまいりましたが、
やっとその日を迎える事が出来ました。
阿波座の多松(たそん)
あっけらかんとした食堂で、Seriさんが注文してくれたのはタッハンマリ。
実は知りません「タッハンマリ」。発音はタッカンマリでも良いみたい。
出来上がりまでの時間に一品あれやこれや。
パリパリの香ばしいチヂミ、春雨の弾力すごいチャプチェ、真っ赤で辛いイカトッポ。
キムチが苦手なkellyさんもぱくぱく。sumomoさんはキモノに赤い汁を飛ばしてるし。


さて、タッハンマリが来ました。
丸鶏1羽を、ママさんがハサミでじょきじょき豪快に切ってくれます。


鶏肉はやわらかくてスープが本当に美味しい。
最後は雑炊で〆。食べ尽くしました。
サムゲタンが苦手でも、これは全然違う味です。

近くのカフェで、別腹も満たしました。なんぼでも入る。


熱々タッハンマリは、ダウンで欠席のタイコちゃんにこそ食べて欲しかった。
次回は全員揃いますように。
「多松」は、地下鉄阿波座駅10番出口からすぐです。

Is おはしょり same as ブラウジング?

2014-01-20 | キモノ
初めてお稽古に来られたYさんが
キモノの話の中で「おはしょり」部分のことを「ブラウジングみたいなもんですね?」
と言われて、思わず「あ、そうそう、それみたいなもんです」と答えましたが。

ファッション辞典によりますと
ブラウジングとは、ブラウスやドレスなどのウエスト部分をたくしあげて
ゆったりと膨らんだ形を作ること、またはそのスタイルを指す。
本来はブラウスをスカートの中へ入れ込んだ形からこう呼ばれた。


ということで、たくしあげるという意味合いは似ています。
(動作は全く異なりますけれども)
キモノの場合は、おはしょりにふくらみをもたせると野暮ったくなり、
ボリュームダウンする方が美しく見えると思います。
これも、家キモノの時は気にしないで自分が気持ち悪くない程度で良いと思います。
この場合の気持ち悪いとは見た目ではなく着心地のことで、
ウエスト部分がゴロゴロしたら、気持ち悪くて落ち着かないと思います。

この日は、
Hata婆さんの地味紬キモノに、ルミナリエ半幅帯。


「よくもまぁそんな地味なキモノを着るわ!」と、想像通り母親があきれていました。
そう言われるだろうと思って、足元はぬくぬく赤い別珍足袋にしました。


顔が地味なので、たいした効果なし。I'm sorry。

引っ張りを重ね着して動きやすく

2014-01-19 | キモノ
先日のロングコートの下には、ゴロゴロしないように
Sおばさんから頂いた少し薄めの道中着を重ねていましたが
家の中でコートを脱ぐとうすら寒かったのと、掃除や水仕事をするので
道中着の上から母の昔の「ひっぱり」を着ました。

昔は洗える生地でこういうものをよく作ったそうです。
そういえばニットの引っ張りもあります。
キモノって基本形は同じなので、カーデガン代わりで汚れ防止に良いですね。
割烹着みたいに背中が開いていないし、袖の振りも小さく収まるので
動きやすくなります。
そしてほっこりして・・・眠く・・・な・・・る・・ZZZZZZZ・・・・・

中身は
十字絣の真綿紬に椿柄の半幅帯。


寒いので衣紋も抜かず、気楽な格好でした。

私の一張羅ロングコート、紐の工夫

2014-01-17 | キモノ
1月15日は、11月から始めた着付け教室「着付けのシュシュ」の新年事始め。
生徒さんをキモノで迎えるべく、真綿紬を着ました。
初おろしのロングコートで防寒です。
肩と身頃の袷部分以外は単衣なので
キモノの上には引っ張りを着ています。

軽い生地はウール混でしょう、優しいミックス色がお気に入り。
何かを解いた生地を本町フリマの時に千円で買っていたのです。


なるべく体にフィットするよう、紐の工夫をお願いしました。
昔の母のコートのようにしてもらったのです。
長く作ってもらった下前の紐は、体の左側から背中を通って、右側へ。


右側のみやつ口の下にある穴から出して、上前の紐と結ぶのです。
お~っと、ババシャツクローズアップ。


穴へ通すのに慣れるまでほんの少し手間取りますが、
身頃がガバガバせずに体に沿う、つまり「シュッと」します。一応。


お仕立ては信頼の「着物さくさく」さんでお願いしました。
大事に着ます。ありがとうございました。

(左右の表記を間違えて投稿したものを訂正&写真も反転させました!合ってるかな?)