goo blog サービス終了のお知らせ 

アンネイ手帖

キモノや着付け、暮らしの覚え書き。

『芳春茶会』伏見稲荷のお茶屋にて

2014-04-16 | キモノ


日曜日、伏見稲荷大社で煎茶道のお茶会があり、
ちえさんが副席で玉露のお点前をされるとのことでお誘いいただきました。
大鳥居をくぐって迷っていますと、警備所の方が親切に案内してくださいました。紳士ですねぇ。


煎茶道慶山社主催の『芳春茶会』


墨染にある椿堂茶舗というお店でお稽古をされているそうです。
煎茶道のお茶会って、どんな感じなのでしょう?
ご存知の方はほぼ皆無、とりあえず、ちえさんがブログに手ほどきを書いてくださったので
懐紙と菓子切りを忘れずに持って行きました。
観光客で賑わう境内から横へそれて、やんごとなきお茶室へ向かいます。
普段は非公開の重要文化財もある敷地内、
ドキドキするわ〜正座出来へんわ〜無理やわ~
と思いながら本席へ。
まずはお煎茶。いやいや、これはとってもカジュアルな空気感ではないか!
亭主とおぼしき方が、煎茶道や道具について語りながら「どうぞ楽になさってください」
とおっしゃるのが有難かったです。
とにかく道具が小さいのと、見たことがないものだったり、
出される茶器も骨董でしょうか、とってもめずらしく可愛らしく、いちいち感動しました。
お菓子は練り切りの桜。きめが細かくて、本当に美味しい!
花弁のひとひらがひとつのお菓子で、5つ組み合わせて桜の花になるように菓子鉢に置かれていました。
本席が終わってからはリラックス~ゆっくりと茶器や床の間を拝見し、副席へ移動。
副席では椅子に着席、こちらでちえさんが玉露のお点前をされました。
その昔は大社の宮司さんがお住まいであったというお部屋をお茶室として使われたのです。


さすがに上方舞の師範でいらっしゃるだけあって安定の身のこなし。
こちらでは、これまた美味なるお干菓子をいただきました。
お点前が終わってから、椿堂茶舗のご主人にお話を伺ったり


コンコン様のお軸が掛けられた床の間を拝見したり


小さな道具が多くて難解なイメージの煎茶道でしたが、大変わかりやすい説明をしていただいて
ちえさんからも色んなお話を聞いて、すごく身近に感じてしまいました。


楽しかった~!と、はしゃいで退散。
素晴らしいお席にご案内いただき、ありがとうございました。
せっかくなので、このあとはお稲荷さんへお参りしました~。