千葉県市川市の消防設備点検"㈱宮川防災"ブログ「平たい話」

千葉県市川市にて消防設備の点検・工事を承ってます。E-mail:miya-bousai@infoseek.jp

消火器の詰め替え

2009年02月23日 | 点検料金のお話
消火器の詰め替えですが、ご依頼頂いても対応出来ない場合があります。



画像は容器からノズルやホース、バルブを外した状態です。
このように空けてみると色々と部品がありますよね。

白井市内の工場さんから火災報知機の修繕のご依頼と一緒に
出してしまったという消火器の詰め替えを行っていました。
宮田工業さんの消火器で2003年製と比較的新しいので
詰め替えをしている様子です。

実はこの中身が各メーカーによって全く部品が異なります。
更には同メーカーでも製造年によっても異なる場合が多いのです。。
黄色い安全栓も各社によって形状があるんです。。

一番分かり易いのがボンベです。(写真中央左側)
中には二酸化炭素が入ってますが、その量が異なります。
そして先の部分はネジが切ってありここも異なってしまうので、
どうしても他社製品では合わないケースが出てきてしまいます。

ある程度の部品の在庫はあるのですが、やはり耐用年数8年を超えた
消火器につきましては新規交換をご検討頂けたらと思います。

こんな点からもお見積りのご依頼を頂いた際には
現場確認をさせて頂きたいのでご協力をお願い申し上げます。



●消防設備等の点検、設置に関するお問い合わせは宮川防災(千葉県市川市)までどうぞ●

  宮川防災
  TEL/FAX 047-338-0708
  Eメール miya-bousai@infoseek.jp




消防設備等点検結果報告書

2009年02月16日 | 消防法関連・ニュース
以前にも取り上げましたが消防設備等が設置されている建物、
いわゆる防火対象物は消防設備を6ヵ月に1度、点検・維持管理
その結果を特定防火対象物1年に1度その他3年に1度消防署へ
点検書類を提出し報告をしなければなりません。

(※詳しくはこちらからどうぞ)

その報告をする際には「消防設備等点検結果報告書」
我々消防設備士が作成し、建物の関係者様から捺印を頂きます。

そしてこの書類を消防署へ提出しなければならないのですが、
誰が提出するのか?という点に再度触れたいと思います。


以前も申し上げたようにこの件は非常にグレーゾーンでして、
報告の義務が生じるのは建物の関係者になります。
関係者とは建物の所有者・管理者・占有者を指します。

よって書類を提出するのも関係者自身が持っていくべきである、と
解釈するのは間違いではありません。

しかし既述しましたが実際に不良箇所が発生してしまったり、
設置されている消防設備に関する内容、点検内容など消防さんから
質問された際に答える事は難しいですよね。



先日、ある現場でこんな事がありました。


お問い合わせ頂いたのは市川市内のマンション1階のテナントさんです。
消防署より改善命令書が出ており、お伺いさせて頂いて内容を見ますと
その中に点検結果報告書を提出するように、との内容が。

『点検は業者さんが半年に一度来てやっているのに…』と、
テナントに入られているお店の方は困り果てていました。
確かに消火器には点検シールが貼られていました。

どうやら点検結果報告書がどこかで止まっている模様です。




テナントビルは場合にもよりますが、一般的にはオーナーさんや
ビル管理会社さんから我々業者に消防設備点検の発注が来るため、
テナントに入っているお店さんは点検当日に立ち会う程度です。

まさか書類が提出されていないとは夢にも思わないでしょう。


こちらに入られている業者さんは点検結果報告書は
消防設備士が出すものではないとお考えなのかもしれません。
こういうケースが一番残念です。実際かなり多いようですが。
出入りの管理会社さんへ問い合わせるも「出してます」の一点張り。。。

消防設備士として点検している以上、消防署へ届け出が終わるまでが
私たちの仕事ではないでしょうか。

管理会社さんの存在はオーナーさんにとっては非常に有難いものです。
私たちもお仕事させて頂く際にも色々とメリットもあります。

しかし、オーナーさんと点検会社に間が生まれることで、
こういった問題が起きてしまう事もあるようです。


更に残念なのが報告もしていないのにテナントさんへ不良箇所の
工事見積もりは出されていました。。。
修理工事費用はテナントさん持ちなのは分かりますが…


とても歯がゆい気持ちになります。
今回はテナント部分のみ点検結果報告書を作成する方向で
お客様とは相談している最中です。

またお問い合わせ頂いた際にはご相談に乗りたいと思います。




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住宅用火災警報器・新製品情報

2009年02月09日 | 住宅用火災警報器について
少し遅い話になってしまいますが、パナソニック電工(旧・松下電工)から
新しい火災警報器が発売されております。

http://denko.panasonic.biz/Ebox/jukeiki/index.html

どんどん新しくなり、今回は薄くなったのが売りのようです。
商品名は変わらず「ねつ当番」「けむり当番」との事。
取付方法も特には変更がないのでおススメの逸品です。

 

業者側としましては悲しいかな、また定価が下がっています。。
その影響かここ最近ではホームページ、ホームセンター等で
旧型「ねつ当番」「けむり当番」のタタキ売りが見受けられます。

 

どちらも性能としては変わりなく「音声警報」「10年耐用リチウム電池」
が入っていますのでお気に召された方を選んでみて下さい。

取付方法や取付箇所は右側の「住宅用火災警報器について
より御確認下さい。

難しい作業ではないので自分でお取付されるのをおススメします。



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消防設備保守点検料について

2009年02月02日 | 点検料金のお話
一番お問い合わせ頂く事が多いのが、

「点検料金はいくらですか?」

という内容です。


点検料の算出ですが、現場を確認させて頂かないと値段が出ません。。


設備の種類、例えば消火器、自動火災報知設備、誘導灯、避難器具、
屋内消火栓、連結送水管設備、スプリンクラー…etc。
まず何が設置されているのか?そしてその設置数が問題です。

一番分かり易いのが「消火器」ですよね。
本数はもちろん、その消火器の製造年や詰め替えの有無、
耐用年数を過ぎた場合は新規交換が必要になってしまったりと
値段の前後が考えられます。
(※耐用年数の説明をせずに詰め替えする業者さん、多いです…)


更には他の設備に連動している場合も多いですよね。
防火戸、排煙設備、ダンパーなど自動火災報知設備が働くと、
これらの設備が連動していれば点検項目となります。

そういった全ての設備項目を踏まえて点検料金が計算出来ます。

現地に足を運ばずにWeb上で点検料を出す業者さんもいるようですが、
点検漏れなど、間違いなくトラブルの元になります。
以前消防署へ提出された点検結果報告書があると確実ですね。


以前にも申し上げたように消防設備の定期点検や防火対象物定期点検など
これらは出来る事ならば値段で判断はされないで欲しいのが本音です。
(※未だに法外な金額を取っている場合もあるようですが…)

従って安ければ良い、というものではないのが消防設備点検だと思います。
いざという時に命に関わる設備なのですから。
点検業者とお客さんの信頼関係が最も大切ではないでしょうか。

この関係は「プライスレス」、なんて言ったら某カード会社に怒られますかね。。


とは言っても消防用設備点検料金は決して安い費用でないのも事実。
このご時世に負担が掛かってしまう事も良く分かります。

メールやお電話にてお問い合わせ頂ければ現地へお伺いします。
金額もある程度は勉強・ご相談に乗らせて頂きますので。。
まずは実際にお話させて頂けたら幸いです。


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