千葉県市川市の消防設備点検"㈱宮川防災"ブログ「平たい話」

千葉県市川市にて消防設備の点検・工事を承ってます。E-mail:miya-bousai@infoseek.jp

差動式スポット型感知器交換

2009年10月26日 | 消防設備点検・工事
ありがたい事に火災報知機の遡及工事が続いております。
その模様はまた後日お伝えさせて頂きます。

先日差動式スポット型感知器、いわゆる熱感知器の交換を行いました。



この感知器は1階の自転車置き場に設置されたものなので
どうしても腐食が早いようです。点検では異常ありませんでしたが
誤報も考えられたため交換を提案させて貰った所、お客様に承諾を頂きました。
この現場の江戸川区のお客様もブログをご覧になり、
消防用設備点検のご依頼を頂きました。

本当にお世話になっております。



向かって左が既設の感知器、右側が新しい感知器です。



人目につきやすい場所などでは見た目にも良くありませんので、
是非交換をお勧め致します。
値段も熱感知器自体は安い(約3000円程)のでおススメです。
※工事費・試験調整費などは別途

しかし、煙感知器は20000円強と高価なのです…。
構造上仕方ないとは言え、差があり過ぎます。





●消防設備等の点検、設置に関するお問い合わせは宮川防災(千葉県市川市)までどうぞ●

  宮川防災
  TEL/FAX 047-338-0708
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火災報知機の誤作動

2009年10月19日 | 消防設備点検・工事
先日、点検をご依頼頂いている保育園さんから連絡があり、
火災報知機のベルが鳴っているとの事でした。

かけつけてみた所、既に受信機は復旧。
先生方に確認すると「1階が光っていた」「朝の4時にも誤作動した」
という情報を聞かせて貰いました。

1階の感知器が全部で19個あるので全てを確認しました。
すると1ヵ所非常に怪しい場所を発見。
そこは調理室の倉庫として使われているお部屋でして、
天井から雨漏りした形跡が見られました。

この日は実を申しますとあの猛烈な台風が来た日です。
朝の4時、更には10時過ぎに誤作動すると考えられるのは
雨漏りで感知器がショートした可能性が高いです。

残念ながら全ての感知器は正常に働きましたので、
園長先生に現場を見て頂いてその倉庫内にある熱感知器を
防水の感知器に交換、更には雨漏り対策を取って頂く方向で
話が収まりました。

いかんせん熱感知器はその構造上、復旧してしまう傾向があり
また雨漏りの場合も時間が経つと水が乾いてしまい分からなくなります。

配線も絶縁測定した所、悪い数値ではありませんでした。

誤作動も原因を見つけるのが非常に難しいのですが、
現場の方のご理解やご協力がなくては発見できません。

保育園さんなのでお子さんたちもさぞかし驚かれてしまい
非常に申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、

「すぐ来てくれて安心しました」
「子供たちも良い子にみんな避難訓練通りの行動をしてくれました」


と嬉しいお話も頂けて非常にありがたかったです。

まずは感知器交換で無事に落ち着くと良いのですが…。




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消火器回収へリサイクル料前払い制検討

2009年10月13日 | 消防法関連・ニュース
消火器の破裂事件を受けてこんなニュースが。

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老朽化した消火器の破裂事故が相次いでいるため、
消火器業界がリサイクルを促進する仕組み作りに乗り出す。
来年1月からリサイクル料を前払いで購入者に負担してもらい、
メーカーが販売店を通じ中古の消火器を他社製品も含めて回収し、
再利用する方向で準備している。

年約400万本生産される消火器の回収率は現在は5割ほどにとどまるが、
将来的に8割程度まで引き上げるのが目標だ。

http://www.asahi.com/national/update/1010/OSK200910100022.html

※ asahi.comより抜粋

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この制度、果たして上手く行くのでしょうか。
発売時にリサイクルシールなるものを貼って販売、
それらの消火器についてはメーカーや販売店でも対応する、と。

しかし問題になっているのは捨てられている消火器です。
シールが貼られていない消火器が事故を起こしている訳です。

それらの放置された消火器についてどうするのか?
明記されてないのが個人的には気がかりです。

色々調べてみてこちらのブログでご報告出来たらと思います。


追記:本日お問い合わせ頂き留守電にメッセージ頂いたお客様。
   不在で申し訳ございませんでした。





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消火器の廃棄について

2009年10月05日 | 消火器
先日お話した消火器の廃棄の件ですが、その次の日にまさに
業者さんに来て頂いたのでその模様を。



当社はとても小さなスペースなので3~40本程で来て頂いてます。
以前もお話しましたが現在リサイクル法の関係によって産業廃棄物では
取り扱ってもらえません。よって各メーカー指定先へ引き取りを
して頂いているのが昨今の現状です。

業者も個人の方も変わらずお金を払って処分して貰うのです。
これだけの本数になると結構な金額になり凹みます。。

それはさておき。
この日の廃棄消火器の古いモノを二つ紹介してみます。



少し見づらいのですが、1976年製。年齢にすると33歳。
こちらはお世話になっている工場さんから突然出てきた消火器。
処分して欲しいとの事で引き取らせて頂きました。



今回のナンバー1古株、1967年製。42歳、厄年です(笑)
当ブログを見て点検のご依頼頂いたお客様で見つかった消火器。

当社は点検の際、基本的には8年を過ぎた消火器は新規交換です。

お客様のご意向だったり8年以内の場合は詰め替えも行います。
全体の本数や製造年を見て出来る限り8年以内の消火器が並ぶよう
気を配るのも業者次第であります。
(※「8年」はPL法の規定のため、消防法上は問題はありません。)


よって、いつまでも詰め替えをし続ける業者さんもいます。

毎回新規交換を提案する業者さんもいます。


どちらも消防法上、問題はありませんが…
どうあれ安全な状態で消防設備を維持する事が大切です。

点検料金の安さをウリにしている所は良く見ると、
消火器が古いままの所が結構あるのでご注意下さい。
個人的には8年を経過した消火器の詰め替えには疑問を頂きます。

火災は初期消火が重要であり、その初期消火で最も身近で
消火能力が高いのはまぎれもなく「消火器」なのですから。。






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