千葉県市川市の消防設備点検"㈱宮川防災"ブログ「平たい話」

千葉県市川市にて消防設備の点検・工事を承ってます。E-mail:miya-bousai@infoseek.jp

巻き上げ機能のない避難ハッチ

2015年05月26日 | 消防設備について
先日お話した避難ハッチに関してです。
むやみに開けたり降ろしたりすると痛い目に遭うのがコレです。


はしごの下に2本のバーが見えるかと思います。
このハシゴはこのバーで支えられているだけの構造です。

ハシゴの吊元部分にあるレバーを手で引っ張るとこの2本のバーが
外れてそのままハシゴが自動的に下へ降ります。


降ろした後に現行では巻き上げ機能があるのでグリグリ巻けば
元通りに収納されますが、このハッチはそれが出来ません。

なので画像見るとロープが一本通っているかと思いますが、
一番下の梯子の横桟もしくは蛇腹部分にロープを掛けて
手動で引っ張り上げるしか方法がありません。。

そんな訳でゴミが下階に落ちる可能性があったり、
梯子に巻き上げ機能がないと元に戻すのが大変だったりと
色々とリスクがあるのでご使用方法は出来れば消防設備士等
有資格者立ち会いの元のでご確認頂けたらと思います。

なお画像は市川市島尻の共同住宅に設置されている避難ハッチの
点検模様であります。

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避難はしご・避難ハッチに関してお願い

2015年05月21日 | 消防設備について
17日未明に火災があった川崎市川崎区の簡易宿泊所のニュースが
連日取り上げられています。

21日現在、9名の方が亡くなったとの報道がありました。
被害に遭われた方々、そして亡くなられた方々にはお見舞い申し上げます。
まだ出火の原因も分からないようですね・・・

昨日、NHKのニュースを見ていましたら向かいのマンションにお住まいの方が
インタビューに答えてらっしゃいました。
マンションの玄関側からは簡易宿泊所からの煙がすごくて出られず、
ベランダの避難はしご(避難ハッチ)を使用して避難をしたとのことでした。

とても良い事だと思います。この為の2方向避難が用意されていますので。

で、マンション等に住まれている方の中には避難器具、避難はしご・避難ハッチの位置を
確認しよう、もしくは使用方法を確認しようと思った方も多いはずです。

その際ですが、業者的には決して安易に蓋を開けないで欲しい、
細心の注意を払ってもらいたい点がいくつかございます。


こちらが避難ハッチと呼ばれる避難はしごです。
フロア毎の収容人員によって設置個数が異なりますので必ずしも
各部屋のバルコニーにあるとは限りません。どの部屋にあるのかを
まずチェックして頂くのが大事かと思われます。

そしてこの蓋を開けるとハシゴが入っているのですが・・・
開ける際に特に注意して頂きたいのがココです。
(※正直、むやみやたら開けない方が無難です。以下お読み頂ければご理解頂けるかと。。)


赤く囲った部分、下蓋の内側に非常にホコリなどのゴミが多く溜まります。
弊社はちゃんとキレイに掃除していますが・・・かなりの確率でこの蓋の内側に
築年数分のホコリがたまっていると思って下さい。

上蓋を開けると自動的に下蓋も開く構造になっています。
つまり・・・

この避難ハッチの蓋を開けた勢いで階下ベランダにゴミが多く落ち、
更に下に洗濯物などがあった場合は間違いなくトラブルの元になり得ます。



はしごを降ろすのも急にベランダから人が出てきて当たったりでもすれば
事故になりますし、出来る事ならば年二回の消防設備点検の際に
有資格者立ち会いの元で使用方法を確認して頂けたらと思います。


ハシゴも降ろすと巻き上げが大変だったり、更には巻き上げ機能自体が
避難はしごですと元に戻せなくなったり大騒ぎになると思います。。
蓋を開けると同時に梯子が落ちてしまうものもある場合もございます。

重ね重ね申し上げますが出来る限り我々消防設備士が点検に伺った際に
確認をして頂くのがトラブルにもならず良いかと思います・・・。

また避難ハッチではなく吊り下げ式の避難はしご、緩降機が設置されている
マンションやアパート等も多いかと思います。
こちらも有資格者立ち会いの元でご確認頂くのが間違いないと思われます。

安易に扱うことなく安全第一で一つ、宜しくお願い申し上げます。




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吊り下げ式避難はしご mini SOS

2015年05月18日 | 消防設備について
吊り下げ式避難はしごでこんな商品に出会いました。

http://www.oriro.co.jp/products/hashigotsuri/minisos.html

船橋市内のとある新築現場でお客様より
「梯子を下した際にバルコニーの腰壁がない所で内側に梯子が入りにくい商品はないか?」
といったお問い合わせがありました。

こちらの物件は避難梯子の降りる1階部分にも梯子専用の腰壁がある予定でしたが、
諸々の事情によりそれが設置できなくなり、消防的にもNGだと。

確かに腰壁がない所で梯子は内側に入ってしまい揺れてしまいますよね。
そこで取引先でもある松本機工(株)さんにそういった対策の商品はないか
お伺いしたところ上記URLのmini SOSが該当するとのことでした。


実際に納品させて頂きまして、梯子を降ろしたのがこんな具合です。
半固定式で避難ハッチの中の梯子に近い構造ですね。
気持ち斜めに梯子が降りていくと申しましょうか。

確かにこれなら腰壁のない部分でも内側に入りづらいでしょう。

ただ、難点もいくつかございます。


画像向かって上に映るのが通常の吊り下げ梯子の格納箱。
下がmini SOS専用の格納箱です・・・デカいです。。

言うまでもなくmini SOS自体も大きくて重たいです。
通常のOAシリーズと比べると
2階用のOA-51が7.3kgに対してmini SOS121は10.6kg・・・
価格もちょっとお高いです。そして現状では2階用までしかありません。

この辺は後は所轄消防さんの指導や判断でしょうね。
都内ではこのminiSOSが指定になることも増えてきたとのお話でした。

参考までに。。





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GW期間中の営業について

2015年05月01日 | お知らせ
連休が近づいております。
カレンダー通りの営業となります。

従いまして下記の日程はお休みさせて頂きます。


<GW中の休業日>

5月2日(土)~6日(水)



また上記期間中はメールの返信もできません。
連休明けに順次、ご返信させて頂きます。

なにとぞよろしくお願い致します。




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