千葉県市川市の消防設備点検"㈱宮川防災"ブログ「平たい話」

千葉県市川市にて消防設備の点検・工事を承ってます。E-mail:miya-bousai@infoseek.jp

防火対象物定期点検とは

2009年06月29日 | 防火対象物定期点検
先に「防災管理定期点検」に触れてしまって肝心の
「防火対象物定期点検」に触れていなかったので御説明致します。

この点検が必要になったのは歌舞伎町ビル火災がきっかけです。
平成13年9月に起きたこの火災で44名の方が亡くなられました。

この事件を元に防火対象物定期点検が実施されるようになりました。


ではこの防火対象物定期点検はどういった建物が必要か?
点検報告が必要な防火対象物は主に、

①特定防火対象物で収容人員が300人以上のもの
3階以上もしくは地階に特定用途があり、地上に通じる直通階段が1つで、
 収容人員が30人以上300人未満のもの(※いわゆる特定一階段等防火対象物)

特定防火対象物ないし特定用途とは?というのは以前触れましたので、
こちらをご参照頂けたら幸いです。
不明な際は最寄の所轄消防署までお問い合わせ頂けたらと思います。


では実際に防火対象物定期点検はどんな事をするのか?
消防設備等点検は例えば消火器だったり火災報知機自体を
点検するものですが、この防火対象物定期点検は少し異なります。

防火管理者が普段実施される事、たとえば・・・


・消防計画の作成や避難訓練の実施が行われているのか?

・共用部分などに避難の妨げとなるような物が置かれていたり、
 放火されてしまうような可燃物が置かれていないか?

・危険物などを一定容量以上保管する場合、消防署への届け出はされているか?
 また適切な保管方法を取っているか

・消防設備点検は年2回実施されているか?点検書類は保管されているか?
 防火管理者による自主点検がされているか?


…などなど、建物の防火管理がしっかりされているのか、
もしくはテナントさんが個々に防火管理をしているのかを
総合的に点検、確認を行っていくものと思って頂けたらと思います。

少し変わった内容ですと「災害時に対応できる水や食料の備蓄」など
そういった部分も点検していくのです。


それらを点検するのが「防火対象物点検資格者」になります。
有資格者によって点検を行い書類を作成し年に1度消防署へ報告する、
この辺の流れは消防設備定期点検と変わりませんね。


宮川防災も防火対象物点検資格者を所持しておりますので、
防火対象物定期点検は対応可能です。

点検料金についてはやはり現場を確認させて頂けたらと思います。
お気軽にお問い合わせ下さい。



●消防設備等の点検、設置に関するお問い合わせは宮川防災(千葉県市川市)までどうぞ●

  宮川防災
  TEL/FAX 047-338-0708
  Eメール miya-bousai@infoseek.jp