歌舞伎町ビル火災、オーナーら5人に有罪

東京・新宿の歌舞伎町で平成13年9月、44人が死亡したビル火災で、
業務上過失致死傷罪に問われたビル所有会社の実質的オーナーら
６被告の判決公判が２日、東京地裁で開かれ、裁判長は、
禁固３年、執行猶予５年（求刑禁固４年）を言い渡すなど、
５被告を執行猶予付きの有罪としました。

(参考HP：yahoo!ニュースより)

　

歌舞伎町ビル火災とは平成13年9月1日午前1時ごろ、
東京都新宿区歌舞伎町のビル3階エレベーターホール付近から出火。
3階のマージャンゲーム店と4階の飲食店の客と従業員計44人が
一酸化炭素中毒などで亡くなられました。

多くの方が記憶に新しいこの事件によって、消防法は約30年ぶりに
抜本改正され、立ち入り検査権限や罰則を強化しました。

平成14年以降「防火対象物定期点検」が実施されるようになったのも、
この火災がきっかけとなっております。

この事件、そして今回の判決を見て是非、考えて頂きたいのが
やはり普段から防火意識を高く持つことです。

ビルオーナーさんは年2回の消防設備点検の実施、
そして防火管理者が必要な建物の場合は
消火・通報・避難の各訓練の年2回実施の重要性。

残念ながら点検をされておらず消防に指摘をされて仕方ないから…
なんて事をおっしゃる方もいらっしゃいますが。。。

何か起きてからでは遅いのです。
そして今回の判決を見てもお分かりかと思いますが、
点検・そして防火管理の重要性、そして責任があるのです。

勿論、千葉県各地では6月以降義務化となった住宅用火災警報器も、
建物の持ち主や管理側には同様の事が言えるのであります。

我々設備士も責任を持って取り組んでいる所存です。


今回の判決を受けて、防火管理に関するお話を近々させて頂きます。
防火対象物定期点検もいずれはお話しようと思っております。




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