【赤羽】コーチングを使ってお子さまの可能性を伸ばすピアノ教室★松本美和ミュージックアカデミー

自分で考え、行動できるお子さまに育てるために、開けてみませんか?音楽のとびら

生徒さんに いろんなこと 聞いちゃおう(*^_^*)

2013-06-25 19:59:38 | レッスン
今まで どちらかというと
私のペースで一方的に進めてきたレッスン。

レッスンにコーチングを取り入れてみて
《相手の思いを知る》
ことにフォーカスし始めている私がいる。

今回は ひとりひとりのアンケートではなくて
待合室に 大きな模造紙を張り出した。


   


   

私一人が知るのではなく
ほかのお友達はどうかな~
と 刺激を受けるチャンスにもできそう


月曜日から やり始めたので まだ二日間しか経ってないけど
それにしても
みんな ひとりで練習してるなんて えらいね~

ビックリ(*゜▽゜*)













先生 どうしたらいいんでしょう・・・・?

2013-06-25 02:31:53 | レッスン
《先生、レッスン前にちょっといいですか?》
付き添っていらっしゃったお母様が
お子さんを気遣うように こうおっしゃった。

きっと ただ事ではないと思い 別室で話を伺うことにした。

《時間的にハードで家ではほとんど練習できません。
 ちっとも 上達しないし 本人は嫌じゃないのかなあと私は思うんですが
 でも、本人は ピアノは絶対に辞めない・・と言ってます。

 周りから見ていると 本当に不器用でピアノには向いてないなあと感じます。
 私はどうしたらいいんでしょうか?》


ここ数年
辞めた生徒さんは ほぼ100% 辞めたいのはママだったように感じた。

☆部活が忙しくて練習時間がない。 上達しないんだから 習っている意味がないでしょ?

☆これから忙しくなるんだから その前にピアノは辞めた方がいいね
 どうせ 練習できなくなるんだから・・・

 
☆塾に通い始めるんだから どう考えても ピアノに通うのは無理でしょう?


《辞めたい(辞めさせたい?)のはママ。
 今の状態を見てるのが辛いのです。これから時間的に大変になる・・・
 だから今のうちに少しでも身辺整理をしておきたい。子供のために・・・


 でもほんとに生徒さんのため・・・?



私は性格的に 辞める生徒さんを引き止められない。
(これは コーチングで 強み・・・を学んで立証された・・・
 指令性が 最下位だから・・・爆)

辞めるというのは  きっと いろんな事情があってのことだと思うし
辞める・・・と思った時点で それは決定事項なのだ。
ご家庭の方針に とやかく 他人は口出しできない・・というのが私の持論。

でも じゃあ 納得できてるかといえば 心の中は完全に消化不良。

その点 このお母様はすごいと思った。


生徒さんは辞めたくない
でもお母様はきっと辛かったのだ

練習時間がなくて、目に見える進歩がなくて
そんな子供を見ているのが辛い・・・

練習もろくにしないで 先生にも申し訳ない・・・

辞めたら 気持ちが楽になるんじゃないかしら・・・

などなど お母様はずっと 悩んでいらっしゃったに違いない
(実際 私も うすうす感じてはいた)



《じゃあ どうして ピアノは絶対辞めないって思っているんでしょうね?》
《どうしてでしょう? 私にもよくわからないんですよね・・・》


この世の中 忍耐力が乏しくなっていると言われている子供たちのこと
辞めたかったら すぐに辞めるはず・・・
大変なことを 我慢してやる理由はどこにもない。


ということは きっと 続けたい理由があるのだと思う。


で・・私の結論

もし事情が許せば(ここが一番大きいと思うのだけれど)
お子さんが辞めたい と自分の口で言うまで 応援していて欲しいと心から思う。


《時間的にも大変だけど、ずっとこれまでピアノを続けてきて、
 少しずつかもしれないけどちゃんと上達している。
 これはあなたにとって本当に意味深いこと。すごいよ!!!
 だから、自分でもう続けられない・・・とあなたが思うまで、お母さんは応援しようと思ってる。
 それまで 一緒に頑張ってみよう!!!》

もし こんなふうに伝えられたら、そのあと、やっぱり辞める時が来たとしても
絶対意味が違うと思う。


辞めようと思えば いつでも辞められます。
引き止めることはしませんから・・・・

でも辞めたら、今までずっと地道にやってきたことの意味がなくなってしまいます。
長い人生ですが、同じことを10年やり続けるってことは
そうそう あるものではありません。

お子さんの一番の応援団長はお母様ですよ~
心穏やかに・・とはいかないこともきっとあるでしょうが
もう少しだけ 一緒に見守ってまいりましょう(*^_^*)
音楽を一生の友とするために・・・