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【赤羽】コーチングを使ってお子さまの可能性を伸ばすピアノ教室★松本美和ミュージックアカデミー

自分で考え、行動できるお子さまに育てるために、開けてみませんか?音楽のとびら

どうして 練習した曲なのに弾けないの?

2006-08-08 00:18:35 | レッスン
 今日読み終えた本は
 「もっとピアノがうまくなる子、ならない子」
     (池田陽子・さいとうみどり・中村靖共著)

 その中で生徒さんがピアノに向かう手助けとなるフレーズをひとつ。

―スポーツでも学問でも、
 技術や知識をひとつひとつ積み重ねていくことが重要です。
 ピアノレッスンも同じことで 
 練習の積み重ねが大切であることに変わりはありません。 

 しかしながら、ピアノの練習は積み木とちがって、
 一歩進んだからと言ってすぐに次の一歩へと進めるものではありません。

 曲には弾きやすいところもあれば、
 つっかえてうまく弾けないところもあります。

 一度うまく弾けたからと言って
 クリアしたことにはならないのです。
 何度も壁にぶつかり、そのたびに乗り越えながら
 テクニックを自分のものにしていくのです。

 しかも、弾きにくい部分をマスターすることは、
 同時に次の曲を弾くための準備をしていることでもあるのです。(中略)


 こうして積み上げていく技術はどんどん身についていきます。
 難しくなっていく楽譜を難なくこなしていけるようにもなります。

 しかし、過去に習った曲を 
 突然弾いてと言われたらうまく弾けないこともありますね。

 弾けない理由は二つあります。

 ひとつは、完全にテクニックを習得してしまったけれど、
 久しぶりに弾く場合。
 そしてもうひとつが課題の習得過程にある場合。

 一度習得してしまったテクニックならば、
 思ったよりも早い時間で思い出せるもの。
 しかし、まだ技術を完全の習得できていないならば
 うまく演奏できないかもしれない。 

 教則本には、何曲か同じような課題を含む曲が組み込まれています。
 いろいろな曲を弾いていく上で、
 少しずつ課題を体得していくのです。

 技術を習得するまでは、
 その曲の弾けない部分を 
 しっかりと練習しなければならないことを理解してください―
 
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