中川輝光の眼

アトリエから見えてくる情景
paraparaart.com ArtDirector

『すべてを若い人たちに委ねる覚悟』をすること

2010-01-30 | 文化を考える

自民党の片山虎之助元総務相(74)がめざした参院選比例区での立候補は、「70歳定年制」に阻まれた。当初、公認に前向きだった大島理森幹事長は若手の反発に押されて方針転換。片山氏は「大島氏は途中で変わった。納得いく説明もなかった」と語った。谷垣禎一総裁ら執行部は29日、定年制の例外として公認するよう求めていた片山氏、山崎拓元幹事長(73)、保岡興治元法相(70)と会談し、公認しないことを伝えた。片山氏は29日朝、大島氏から公認しないことを通告された。「党は小さくなった時こそ、老・壮・青がまとまることが必要だ」と粘ったが、聞き入れられなかった。「一時期、特例で公認が認められると見られた私も、今年に入って状況が変わるなど翻弄され続けて、少々、疲れました」。片山氏は同日のメールマガジンで無念さをにじませた。「70歳以上の高齢者が2060万人もいる。活力ある高齢化社会をめざすのならば、その代表者がいる方が自然」「排除の論理はとるべきではない」とも書き込んだ。片山氏は青木幹雄前参院議員会長(75)の懐刀として要職を歴任。3年前の落選後は会長を務める日本消防協会を足がかりに復帰をめざし、最近はブログを毎日更新。党に貢献した人には例外規定があるため、自信をみせていた。片山氏は2007年参院選では、小野清子、扇千景両氏に定年制を適用した執行部の側だった。「01年の参院選から選挙制度が変わり、個人の得票数で決まるようになった。(党の内規を)変えておけば良かった」と悔やんだ。(アサヒコム)

片山虎之助さんの「70歳以上の高齢者が2060万人もいる。活力ある高齢化社会をめざすのならば、その代表者がいる方が自然」「排除の論理はとるべきではない」は理解できる範疇です。自民党にも民主党にも「70歳以上の高齢者を代表する人」がいても不思議がない、むしろ居てほしいものです。しかしながら、片山虎之助さんや山崎拓さんや保岡興治さんがその人ではないと思います。『党の重鎮』では、『過去の実績』を引きずる(ふりまわす)ことになりかねません、扱いにくいものです。高齢ではあるが、時代を代表する先見性のある人、そのような人が適任だと思えます。片山虎之助さんを党が必要だと判断していないのだから、潔く身を引くべきと思います。「国民が必要としている」といった確信のようなものがあるのであれば、党にこだわらず、無所属で立候補することです。できれば、若い人たち(政治家を含めて)に『高齢者の生き方・生かされ方』を理解してもらうこと。そのうえで、『すべてを若い人たちに委ねる覚悟』をすること(そういった発想)も大切かと思います。できなければ、高齢者の支持する「政党」を立ち上げることです。

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