みち子の長崎絵日記

シニアライフを元気で楽しく輝いて過ごしましょう!

本屋大賞「羊と鋼の森」

2016-05-26 15:50:34 | Weblog
私は本を読み始めるとすぐ熱中して他の事をしなくなるので
本当は 読み始めたく無かった。  何度目かの断捨離の最中でもある。

で、書き出しの数行だけを読むつもりで手に取ったのだが、ダ、ダ、ダ、ダと一気に読んでしまった。
読みだしたら止められない、いつものクセ。

一言で言うと、どうにも止められないほど面白かった。さすが本屋大賞だと思った。
私は音楽の事も調律の事もまるで知らなかった。
それでも引き付けて離さない文章が、森に誘い、音楽の世界へ誘う、音の波が押し寄せてくる。
色も音もない文章だけの世界が、幽玄の世界へ誘う。

私の家のも以前ピアノがあった。
長女がピアノを習いたいと言うので無理して3回払いで買った黒い縦型のピアノ。
が、しかし、間もなく娘はピアノを止めてしまった。

長らく放置していたが、娘が結婚して女の子が生まれて、家を新築してピアノを持って行くと言う。
ホウ! 持って行ってくれ。

娘が電話帳であてもなく探した調律師に電話したところ、来て下さった。
その方は年配の方で、あとで聞いた話では長崎では著名な調律師で
普通はホール専門で一般家庭にはほとんど行かない人だそうである。
コチラハシラヌガホトケ。

が折よく手が空いていたのか来て下さった。 
娘の飴色のピアノ見るなり「ほう、これは良いピアノだ、今ではこんなに良いピアノを作れる職人は居なくなった」と感心する。
娘は新築の家にピアノを引き取ってから、新しい家のインテリアに合うピアノに買い替えていたのだ。

生まれた女の子も母に似て間もなくピアノを止めてしまった。
  どうやら我が家は音楽系ではないようだ。
けれども調律師は毎年来て下さっている。

孫は、文系・アートに優れ、いろいろ賞を貰っている。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿