現代の十常侍（チャイナ９からチャイナ７へ）

チャイナナインから新しいチャイナセブンに　習氏、李氏のツートップ体制か
　年に一度開かれる中国共産党大会が14日で閉幕。
ここで選ばれた約200名の中央委員による第18回中央委員会第一回全体会議において
中国の最高指導部である常務委員が選出されました。

これまで胡錦濤国家主席を含む9名の常務委員は
中国を動かす「チャイナナイン」と呼ばれてきましたが
そのうち、胡錦濤国家主席、温家宝首相をはじめ7名が68才という定年ルールに引っかかり引退。
残った習近平氏、李克強氏のうち、序列の高い習近平氏が新しい総書記として
中国政府のトップに立ちました。
習氏は、中国軍の事実上トップである党軍事委員会主席にも付くことが決まっています。

また、今回は常務委員の数自体も見直され
これまでの9名から2名減って7名に。
チャイナナインからチャイナセブンへの変更になりました。
残り5名の人選は
張徳江・副首相兼重慶市党委員会書記、兪正声・上海市党委書記、劉雲山・党宣伝部長、
王岐山副首相、張高麗・天津市党委書記。


　中国の歴史でチャイナ７でたとえるなら、三国志でいうところの十常侍というところだろう、違うところは、上に形だけでも皇帝がいるかいないかだけであり、チャイナ７のメンバーが腐敗すれば誰も処罰できないということである