【1週間を振り返る】
地震の揺れを地面から直接感じたり、台風の影響による大雨と加
田屋川の増水を間近にみたり、自然を感じたサバキャンの幕開け。
ここで7日間過ごすことへの不安と今まで考えてきた作業計画も
一緒に流されてしまったというやり切れなさで私の疲労ピークは
前半の2日間だったように思う。
そんな激動の1、2日目を乗り切れたのはやはり先輩スタッフの
存在がある。雨の対応の早さや今後の動き方、完全に川が増水した
時の想定など、ただただ判断を仰ぐ時間が続いた。一方で今年サバ
キャンに初参加する者や、昨年参加してくれた明学生の存在は大き
かった。彼らの明るさや能動性に助けられた部分は本当に大きく、
逆にこちらの体調を気遣ってもらうこともしばしばあった。
まともに作業ができたのは3日目の午後からだ。この日は午前中
に畑点検と病害虫講座を行った。今回は実行委員長2人体制という
こともあり、統括として全体をみるというよりは作業班リーダーを
任され畑に関わる機会が多かった。
3日目の畑点検後の作業で感じたことは農園の基本はやはり畑
作業と除草である、ということ。見ようとして見た畑からは様々な
サインが出ていて、病気や虫がつくには何かしら理由があることが
わかった。もちろん全てに対応することは様々な工夫と苦労が必要
であるが、小さな努力で予防できることも多くあることを感じた。
それは4日目に作業派遣させてもらった地元農家の方々から
も学んだことである。別にまたこの日のことはまとめたいと思うが、
とにかく除草を徹底しておこなう姿勢や土地を知って作物を生産
していること、農薬に対する考え方など本当に多くのことを学ばせ
てもらった。
農園ではこの日ホンダの広報の方が来園したり、メンテナンス講
習会が行われたりした。
5日目の作業は早めに切り上げ、見沼ヘルシーランドにみんなで
お風呂に入りに行った。そして夜は芝生広場でこたねをやった。私
はこの日を機に「こたね」にはまった。他人の今までと現在と未来
に耳を傾け表現する。自分と重ねたり、比較したりする。相手から
話されるその人の自分史はその人の意外な一面を教えてくれたり
する。
もともと初対面の人と話すのは好きなので、その人を知るきっか
けとなるこたねはとても面白かった。そして自分史を人に話すとい
うことは自分の中で自分を整理することだ。
6日目。全力農園整備、全力畑作業。サバキャン後の雑草対策や
秋以降に向けた作付、境界線の溝掘り、協議会団体区画の除草など
とにかく畑作業と農園整備に集中した。ガーデンや竹小屋リフォー
ム計画が雨の影響で流れたため、全員で農園と畑に向き合うことが
できたのは良かった。そして日常の延長であるというのを身をもっ
て感じた1日だった。
6日目夕方。まだ明るいうちの、打ち上げ準備がひと段落したと
きのこと。自然とできたわっかが印象的。サバキャンをあと半日だ
け残し、打ち上げ前のそわそわした感じがあって、みんなで手を繋
いで、誰かが「どちゃくりょく」をリズムに乗せて繰り返し発し、
誰かが音楽を奏でていた。
暗くなってからの記憶はお酒も入りふわっとしているけど、(乾
杯の1杯で既に赤組・・・)
ただ、あの空間があったかかったなーというのは覚えている。
7日目は片付け。本当に1週間生活していたのか疑うくらいの早
さで7日間は過ぎていった。
サバキャンにとって欠かせない要素であったテント、ドラム缶風
呂、ハウスなどを各班に分かれて片付ける。サバキャンが終わって
しまう寂しさのようなものと無事に1週間を過ごさせてもらえた
感謝の気持ちをこめて片付けをする。ゴミの分別と衛生面には特に
気を使うことができていたと思う。それはゴミ・美化担当の的確な
指示と声かけの結果だろう。
農園に関わるようになってから常々感じていることだが、この1
週間を経てまた一段と強く自然体になれた気がする。
早紀
地震の揺れを地面から直接感じたり、台風の影響による大雨と加
田屋川の増水を間近にみたり、自然を感じたサバキャンの幕開け。
ここで7日間過ごすことへの不安と今まで考えてきた作業計画も
一緒に流されてしまったというやり切れなさで私の疲労ピークは
前半の2日間だったように思う。
そんな激動の1、2日目を乗り切れたのはやはり先輩スタッフの
存在がある。雨の対応の早さや今後の動き方、完全に川が増水した
時の想定など、ただただ判断を仰ぐ時間が続いた。一方で今年サバ
キャンに初参加する者や、昨年参加してくれた明学生の存在は大き
かった。彼らの明るさや能動性に助けられた部分は本当に大きく、
逆にこちらの体調を気遣ってもらうこともしばしばあった。
まともに作業ができたのは3日目の午後からだ。この日は午前中
に畑点検と病害虫講座を行った。今回は実行委員長2人体制という
こともあり、統括として全体をみるというよりは作業班リーダーを
任され畑に関わる機会が多かった。
3日目の畑点検後の作業で感じたことは農園の基本はやはり畑
作業と除草である、ということ。見ようとして見た畑からは様々な
サインが出ていて、病気や虫がつくには何かしら理由があることが
わかった。もちろん全てに対応することは様々な工夫と苦労が必要
であるが、小さな努力で予防できることも多くあることを感じた。
それは4日目に作業派遣させてもらった地元農家の方々から
も学んだことである。別にまたこの日のことはまとめたいと思うが、
とにかく除草を徹底しておこなう姿勢や土地を知って作物を生産
していること、農薬に対する考え方など本当に多くのことを学ばせ
てもらった。
農園ではこの日ホンダの広報の方が来園したり、メンテナンス講
習会が行われたりした。
5日目の作業は早めに切り上げ、見沼ヘルシーランドにみんなで
お風呂に入りに行った。そして夜は芝生広場でこたねをやった。私
はこの日を機に「こたね」にはまった。他人の今までと現在と未来
に耳を傾け表現する。自分と重ねたり、比較したりする。相手から
話されるその人の自分史はその人の意外な一面を教えてくれたり
する。
もともと初対面の人と話すのは好きなので、その人を知るきっか
けとなるこたねはとても面白かった。そして自分史を人に話すとい
うことは自分の中で自分を整理することだ。
6日目。全力農園整備、全力畑作業。サバキャン後の雑草対策や
秋以降に向けた作付、境界線の溝掘り、協議会団体区画の除草など
とにかく畑作業と農園整備に集中した。ガーデンや竹小屋リフォー
ム計画が雨の影響で流れたため、全員で農園と畑に向き合うことが
できたのは良かった。そして日常の延長であるというのを身をもっ
て感じた1日だった。
6日目夕方。まだ明るいうちの、打ち上げ準備がひと段落したと
きのこと。自然とできたわっかが印象的。サバキャンをあと半日だ
け残し、打ち上げ前のそわそわした感じがあって、みんなで手を繋
いで、誰かが「どちゃくりょく」をリズムに乗せて繰り返し発し、
誰かが音楽を奏でていた。
暗くなってからの記憶はお酒も入りふわっとしているけど、(乾
杯の1杯で既に赤組・・・)
ただ、あの空間があったかかったなーというのは覚えている。
7日目は片付け。本当に1週間生活していたのか疑うくらいの早
さで7日間は過ぎていった。
サバキャンにとって欠かせない要素であったテント、ドラム缶風
呂、ハウスなどを各班に分かれて片付ける。サバキャンが終わって
しまう寂しさのようなものと無事に1週間を過ごさせてもらえた
感謝の気持ちをこめて片付けをする。ゴミの分別と衛生面には特に
気を使うことができていたと思う。それはゴミ・美化担当の的確な
指示と声かけの結果だろう。
農園に関わるようになってから常々感じていることだが、この1
週間を経てまた一段と強く自然体になれた気がする。
早紀