見沼・風の学校BLOG

知るより感じろ。――見沼田んぼ福祉農園で日々耕作をしているボランティア団体、見沼風の学校のブログです。

サバキャン終了報告

2010年08月16日 | サバイバルキャンプ2010
一週間に渡るサバイバルキャンプ2010が無事終了しました。
去年以上に参加者が多く、食事・風呂・トイレの管理は非常に大変だったと思います。
それぞれの担当者の皆さんありがとうございました。

参加者が作業中に楽しそうに歌ったり踊ったりしている姿が印象的なサバキャンでした。
担当日の前日は、遅くまで作業の割り出しや人の割り振りを考え、当日は声を張り上げてみんなに指示を出していたプログラムリーダーの姿も忘れられません。
ベテランスタッフの少ない中で、若いスタッフが「リーダーとして動かなきゃ!」と緊張感を漂わせていたおかげで大きな事故もなく一週間を乗り切れたのだと思います。
そして若手があれだけの緊張感をもてたというのは、倣うべき先輩方の背中を見てきたからなんだろうと思いました。
プログラムリーダーの方々、ありがとうございました。

今回は茨城や千葉、近隣農家へ参加者を派遣しました。
派遣されたどのグループも農園にいただけでは味わえない経験をしてきたようで、食事時や反省会のときにいきいきと話をしていました。
派遣を受け入れてくださった方々、ありがとうございました。

冷蔵庫や冷凍庫のない農園での生活、生の食材はあまり買えず、それらを保存するための氷も大量に必要でした。
肉、スイカ、ブドウ、桃、カニ、氷、酒、お茶、ジュース、アイスなどなど
いろいろな人が差し入れを持ってきてくださいました。
ものだけでなく、カンパという形で我々を応援してくださった方々もいらっしゃいます。
海外から応援メッセージを届けてくれたスタッフもいました。
応援してくださった皆さん、ありがとうございました。

普段の週末作業ではスタッフだけで活動することが多いですが、今回のサバキャンでは協議会団体の浦和北ロータリークラブやぺんぎん村の方々と一緒に作業する機会に恵まれました。
一緒に汗を流して作業することが何よりの交流だったようで、作業後は疲れきった顔をしながらも楽しそうに話をしてくれた参加者の顔が思い出されます。
この2団体には、作業面だけでなく物的な面からもご支援をいただきました。
浦和北ロータリークラブ、ぺんぎん村のみなさま、ありがとうございました。

今回のサバキャンは、参加者全員で創りあげたものだと思います。
農園という場を使い、そこにいる人達がいろいろなものを感じながら動いたすべてがサバイバルキャンプ2010を構成する要素だったのだと思います。
参加者の皆さん、ありがとうございました。

風の学校スタッフの話で「サバキャンってなんなんだろう」という言葉をよく聞きますが、私もサバキャンがなんなのかよくわかりません。
ただ、こうやって終了報告を書いていると、このサバキャンのために見沼・風の学校スタッフだけでなく、いかに多くの人達が関わってくださったかがしみじみと感じられます。
我々の活動に興味を持ち参加してくださった方々、スタッフのご家族の方々、協議会団体の方々、近隣農家の方々、ここに書ききれているかわからないくらい多くの方々がこのサバキャンのために協力してくださいました。
このサバキャンを通じて、見沼・風の学校内部と外の世界がつながっているのではないか、そういう意味でサバイバルキャンプとは風の学校の「門」のようなものではないかと思いました。もちろん外の世界とのつながりはサバキャンだけではありませんが、風の学校の主催するイベントとしてサバキャンは最大のもので、それまでの関係性がサバキャンに集約し、そこからまた広がっていくように感じました。
サバキャン2010という門は閉じてしまいましたが、次の門を開くため、一人ひとりが目の前の道へ新たな一歩を踏み出してくれればと思います。
本当にありがとうございました。

サバイバルキャンプ2010「みち~未知から道へ~」
関わってくださったすべての方へ感謝を込めて
実行委員長 松葉 早智

ぺんぎん村さんからトラックをお借りしました

2010年08月15日 | サバイバルキャンプ2010
8月14日はサバキャンで出たゴミをクリーンセンターに搬出しました。

サバキャン中に出たゴミだけでなく、農機具小屋や井戸周りなどを片付けた際に出たゴミなどもあり、大量のゴミが発生しました。

このゴミを運ぶため、協議会団体のぺんぎん村さんからトラックをお借りしました。

ゴミ処理という非常に重要な問題のためにトラックを貸してくださったぺんぎん村さん、ありがとうございました。

サバイバルキャンプ6日目

2010年08月13日 | サバイバルキャンプ2010
サバイバルキャンプ6日目。
各地に散らばった参加者も農園に一同に介し、一丸となって作業した日だ。
作業内容もそれに合わせたように、一週間の中で最も過酷なものがそろった。
皆泥に塗れ、汗にまみれ、体力をフル使っての作業。
作業内容は以下。

・第二農園 ビニールハウス脇の溝堀

・第三農園 池の掘り起こしと埋め戻し、土管の埋めなおし、その他水路周りの整備

・第一農園 堆肥場の切り返し

・第一農園 徹底的除草 わらじの会の区画の除草

・第一農園 レタスの苗作り アスパラの整理 

・第一農園 ガソリン小屋のペインティング

6日目にハードな作業を行い、みんなが汗まみれになるのが恒例になってきているサバイバルキャンプ。
ただ、今年は各班で歌が生まれていたのが印象的だった。
既存の曲だったり、即興で作ったものだったり、中身はバラバラだったが、この一週間の間知らず知らずのうちに生まれた一体感が形として現れたように思えた。

その夜行われた打ち上げも大いに盛り上がった。
今年の打ち上げは演者が多く、様々な出し物が行われた。
歌、踊り、器楽、ラップ、コント、語り、様々な形の出し物の中で何度となく訪れる熱狂と静けさが、今年のサバイバルキャンプの一体感をさらに印象づけた。
近隣の農家の内田さんもいらっしゃって、農大名物の大根踊りを披露してくださった。
近年農園では行われていなかった大根踊りをやっていただき、とてもうれしい気持ちになった。
小雨もちらつく中ではあったが、各所に散らばりながらもともに一週間を過ごした参加者の喜びが溢れ出た会になったのではないかと思う。

その後の片付けも皆手際よく動いていた。
こうして30数名がともに過ごしたサバイバルキャンプは残すところあと一日となったのである。


鈴木拓也

サバキャン4日目

2010年08月12日 | サバイバルキャンプ2010
◇作業内容
 ・テントの移動
 ・ヤブガラシ駆除
 ・ご飯準備

<第一農園>
 ・除草
 ・堆肥搬入
 ・耕耘
 ・ブロッコリー、カリフラワー、にんじん、九条ネギ、秋冬きゅうり作付け

<第3農園>
 ・除草
 ・耕耘
 ・コスタリカからおくられてきた種をまく

<近隣農家さんへ派遣>
 ・あつさわさん・・・除草
 ・あさこさん・・・里芋畑の除草

<その他>
 ・ぺんぎん村の平日作業

◇感想
 農園での作業、近隣農家への派遣2件、ぺんぎん村の作業ともりだくさんな1日でした。今日はリーダーだけれどあさこさんの畑にお邪魔して、作業させていただきました。とても暑い中でしたが、のんびりとおばあちゃんとお話しながら作業ができて、あまり気張らずにリラックスして日中すごすことができました。どの作業も作業リーダーの方々をはじめ、参加者全員が協力しあって、事故もケガも無く1日を終えることができました。畑にいろいろ植えたので、これから楽しみです。かなたさんの種、元気に発芽して育つといいなあ。
 朝からハッピーバースデーを歌ってもらったり、勉強会後もお誕生日を祝ってもらったり、農園での手作りケーキも食べれて、思わず泣いてしまいました。たくさんの人に支えられて、たくさんの人にお祝いしてもらって最高の二十歳の誕生日になりました。この気持ちを忘れず、今後も頑張ります。

 サバキャン残り3日、頑張りましょう!

みなみ

サバイバルキャンプ3日目

2010年08月11日 | サバイバルキャンプ2010
 この日のテーマは「畑を知る」というテーマで、畑の除草作業や堆肥の運搬、夏野菜の手入れなど畑作業を中心に作業を行なった。

 朝作業
 ・今泉さん境界線除草
 ・社会人女子区画除草
 ・加田屋川沿いヤブカラシの除草
 ・芝生広場際の除草
 ・朝ごはんつくり
 午前作業
 ・松葉区画堆肥の運搬
 ・社会人女子区画トマトの撤収、除草
 ・社会人男子区画トウモロコシの撤去
 ・堆肥の運搬
 ・ヤブカラシの除草、木の剪定
 ・昼ご飯つくり
 午後作業
 ・社会人女子区画ナスの追肥
 ・10代区画除草
 ・薪作り
 ・今泉さん境界線除草

 この日の印象は、各グループがこちらの指示の意図をしっかり理解してくれて、作業がスムーズに進んだ。天候が安定しなくて、しかも、これまで風の学校を支えてくれたベテランのスタッフが不在の中、これだけ作業が進んだのは、この3日間農園でともに過ごした成果だと思うし、各グループともとても一体感を感じた。
 この勢いでサバイバルキャンプを生き抜いていきたい。でも、サバイバルキャンプ前半戦を終えてだいぶ疲れがたまってきているので、休むときは休む、作業するときは無理をし過ぎないように注意しながら過ごしたい。
 これから4日間全員無事にサバイバルキャンプを生き抜いていきましょう!
3日目プログラムリーダー 面川常義

サバイバルキャンプ2010 1日目

2010年08月09日 | サバイバルキャンプ2010
8月8日(日)晴れ

テーマ「サバキャン開幕!作れ、生活拠点!運べ、馬糞堆肥!繋げ、見沼の関係性!」

■開会式


■午前作業
・北浦和ロータリークラブとの合同農園整備作業


・ドラム缶風呂設営


・シソジュース・お茶作り
 

・ビニールハウスの整理


・ハーブ園整備


・燃料保管庫の設置


・井戸周りの整理
・馬糞堆肥搬入
 

■昼食
北浦和ロータリークラブとバーベキュー
 

■午後作業
・全員で農園を回り現状確認
・ロータリークラブ区画の整備作業
・ドラム缶風呂設営
 

・テント設営、電気配線工事


・乾燥小屋整理


・薪置き場整備

■夕食
中華風肉じゃが、肉団子とショウガのスープ、ジャガイモのピリ辛炒め


■勉強会
1.一日のとりまとめ
 初日なので自己紹介を含め、全員が話した。

2.安全講習会
 すでに8月1日も行っていたが、未受講者も多かったため改めて開催した。



初日、第一農園ではテント設営、ドラム缶風呂作り、紫蘇ジュース・お茶作り、各種整理、と一週間生活
するための準備を行い、第二農園では浦和競馬場のトレセンからは馬糞堆肥を運び、第三農園では北浦和ロータリーク
ラブの方々との共同作業を行う。
農園にあるものを使って生活する空間を作り、見沼にあるものを使って畑の土を作り、協議会団体と協力
して農園整備を行う。自分達だけでは完結しない、見沼で共に生きるサバイバルキャンプ2010の始まりだ。

初日から30名を越える参加者が集まり、各作業班に分かれ炎天下の中作業した。
各リーダーを中心に短時間で仕事を済ませ、好スタートを切ったかに思えたが、作業後に気づいたのは30人分の消耗。
個人の体力だけではなく、園内の飲み水、井戸水、氷、燃料。
日常生活では意識しないが、農園ではその消耗を意識しなくては生活できない。
1日作業してみて、それぞれが足りないもの、注意力、体力、意思疎通、を感じながら取りまとめを終えた。

30人が生きる、そして活きる道が見つかるのか、サバイバルキャンプ2010は始まった。

一日目プログラムリーダー 寺床

浦和北ロータリークラブ様から支援物資をいただきました

2010年08月09日 | サバイバルキャンプ2010
 今年も浦和北ロータリークラブ様からサバイバルキャンプ2010の開催にあたり、斉藤薬局様の協力で支援物資をいただきました。

 毎年サバイバルキャンプでは大活躍しております。誠にありがとうございました。大切に使わせていただきます。




 見沼・風の学校スタッフ 一同
 サバイバルキャンプ2010スタッフ一同

サバキャン案内

2010年08月06日 | サバイバルキャンプ2010
前回の記事から時間が空いてしまい、申し訳ありません。
今日は、目前に迫ったサバイバルキャンプ2010(通称「サバキャン」)の作業内容、勉強会についてお知らせします。
前回記事から変更されている部分もあります。

<8日(日)>
 9:00 受付開始
 9:30 開会式
 作業内容
  ・浦和北ロータリークラブとの共同作業(除草、馬糞堆肥搬入)
  ・ハーブ園整備
  ・紫蘇ジュース・お茶作り
  ・ビニルハウス整理
  ・ドラム缶風呂設置、テント設営、除草、夕飯作り
  ・農園めぐり~1週間のはじめの農園の状況把握、作業等の確認(昼食後)
 勉強会
  ・1日目の作業について共有(約1h)
  ・スタッフ会議(サバキャン一週間作業の確認)

<9日(月)>
 作業内容
  ・ひたすら除草(畑、通路、道路沿いなど)
 勉強会
  ・農村景観・自然環境保全再生パイロット事業(景観・自然環境保全形成支援事業)報告会

<10日(火)>
 作業内容
  ・野菜の手入れ
  ・堆肥の切り返し
 勉強会
  ・福祉農園協議会

<11日(水)>
 作業内容
  ・畑作業
  ・一部人員を近隣農家へ派遣
 勉強会
  ・見沼農業映画祭

<12日(木)>
 作業内容
  ・水路掘り
  ・竹小屋片付け
 勉強会
  ・「誰でもわかる空間設計」

<13日(金)>
 作業内容
  ・水路掘り
  ・竹小屋片付け
 夜 打ちあげ

<14日(土)>
 作業内容
  ・片付け
   昼頃に閉会式を予定しています。

※8日以降の作業は前日の作業や当日の状況によって内容が変化します。
 あくまで予定ですのでご了承ください。

※13日夜の打ち上げに参加される方につきましては別途¥1,000徴収させていただきます。

サバイバルキャンプ2010情報

2010年07月19日 | サバイバルキャンプ2010
サバイバルキャンプ2010のお知らせです。

■サバイバルキャンプ2010みち-未知から道へ-
今年のテーマは「みち」です。

福祉農園には世代や出身地、職業、障害の有無など様々なものを越えて、人が集まっています。それぞれが歩んできた道は様々であり、お互いの考え方や生きてきた環境はお互いにとっては未知なるものです。また、サバイバルキャンプに参加する人の多くにとっては、農業や農作業自体が初めての体験(未知なるもの)の連続です。まずは、参加者それぞれが自分にとって未知なるものに触れてください。

そして、未知なるものへの好奇心や探究心などから「新たなつながり(道)」が生まれれば、サバイバルキャンプがそのきっかけになればと思います。通路としての道は何度も往来を繰り返すことによって道として存在します。畑も同じで、一度除草をしただけで畑としてずっと使えるわけではありません。堆肥を入れ、耕し、種を蒔き、草を取る人がいて畑は畑でいられます。

サバイバルキャンプは一週間という限られた期間のものですが、我々の活動は1年を通じて行なわれています。今回参加する方々の中に福祉農園へと通じる「道」をつくる、未知から道への結節点になるようなサバイバルキャンプを作りたいと思います。

■開催場所
見沼田んぼ福祉農園

■開催日
2010年8月8日(日)~8月14日(土)

●一週間の予定
<一日目 8/8(日)>
【昼】 開会式 ベースキャンプ設営、ロータリークラブとの共同作業、
    メンテナンス講習会 
【夜】 (勉強会)昼に引き続きメンテナンス講習会

<二日目 8/9(月)>
【昼】 福祉農園にて作業
【夜】 (勉強会)パイロット事業報告
 
<三日目 8/10(火)>
【昼】 福祉農園にて作業
【夜】 農園協議会

<四日目 8/11(水)>
【昼】 福祉農園にて作業、一部人員を近隣農家へ派遣
【夜】 勉強会(細部内容検討中)

<五日目 8/12(木)>
【昼】 福祉農園にて作業
【夜】 (勉強会)「誰でもわかる空間設計」

<六日目 8/13(金)>
【昼】 福祉農園にて作業 
【夜】 打上げ

<七日目 8/14(土)>
【昼】 片付け

※ 福祉農園における作業については畑作業と農園整備作業を予定しています。
  勉強会や作業の細部内容については現在検討中です。
  決まり次第、このブログを通じてお知らせします。

■参加費
  一般参加費:一週間15,000円/スポット参加2,000円(一日)
  *食事代込み
  *宿泊はテント
  *8/13の打上参加費は別途徴収

参加希望日時を申し込みの際に連絡ください。

■持ち物
作業できる服装・靴・軍手・タオル・帽子
(泊まられる方は寝袋をお持ちください。)
※作業内容は天候により変更になる場合があります。
※参加の申し込みや不明な点のお問い合わせは以下の連絡先からお願いします。

■問い合わせ先
担当:松葉→e-mail:sachi_santa@hotmail.com