見沼・風の学校BLOG

知るより感じろ。――見沼田んぼ福祉農園で日々耕作をしているボランティア団体、見沼風の学校のブログです。

サバイバルキャンプ2009を終えて④

2009年09月02日 | サバイバルキャンプ2009
【ぺんぎん村についてと「平日と休日をつなぐ」の意味】

1日目の勉強会の時の大きな反省点として準備不足のため伝えな
きゃいけないことをしっかり伝えられなかったこと。例えば風の
学校の野菜は主に自給のためであるのに対し、ぺんぎん村の生産
物は売り物である。畑で、働いてできた生産物への対価を障害者
の賃金の一部にしている。そのため、その扱い方だったり、もら
うのではなくて基本的には「購入する」という姿勢が必要で、そ
の考え方を伝え損ねていた。

畑作業に関わってみて一つの野菜がお皿に並べられるまでに大変
な労力がかかることを実感するようになった。よく聞く話だけど本
当に実感している。春の遅霜の影響で苗が枯れたり、梅雨時期には
雨を心配した。藤枝さんが1日がかりですべてのジャガイモを掘り
起こした。それを良太さんと晴彦さんと一緒に選別したり計量した
りした。収穫した後も大変で乾燥が上手くできてなくて何個か腐ら
せた。県庁の販売にもついていった。週1でも面倒を見た野菜でお
金をもらうということを経験した。

休日しか農園に来ていないとその場にあるものは自分たちのもの
だけだと勘違いしてしまう。ハウスもトイレも竈も。でも、実際は
風の学校が活動していない5日間の農園を守ってくれているのは
障害者の方々なのである。

一つの団体にいるとそこしかみえなくなったりする。日曜日に残し
ていった竈のゴミや灰の処理、汚くなったトイレの掃除を平日に
度々してもらっているという話を聞いた。

一週間は日曜日で終わるんじゃなくて、日曜日の次に月曜日が来る
ことを意識するようになった。共有しているスペースの管理の仕方
も考えるようになった。
だから共同で使う乾燥小屋をもっと使いやすくするためにリフォ
ームしたいと提案したし、できる限り障害者の方々と一緒にやりた
いと思った。結局台風で作業計画は流れたし、私自身の技術のなさ
もありそのままになっているのだが、冬の期間にでも手をつけられ
ればいいなぁと思っている。

文句を言わない障害者の代わりにといったらお節介かもしれない
けど、働きやすい場所にもっとなればいい。そしてそれを認めて支
えてくれる人が増えたらいいなと思う。毎週しっかり農園に行けて
いるわけではないし、まだ「思っている」だけで、行動に移せてい
ない部分も多いけど。
それでも私なりに考えたことや思ったことはこうして伝えてみよう
と思う。


早紀


サバイバルキャンプ2009を終えて③

2009年09月02日 | サバイバルキャンプ2009
【協議会団体とのつながり】

私は木曜日に農園の協議会メンバーであるぺんぎん村の障害者の
方と作業をしている。今回風の学校主催のこのサバイバルキャンプ
で30人近くの人が1週間寝食を共にしたわけだが、普段の農園は
とても静かである。

平日の農園は障害者にとって働く場にもなる。サバキャン中、ハウ
スや竈、プレハブ前は常に風の学校が使用している状態になるが、
これは平日作業団体にとっては人は多いし、通常の動き方もできな
くなりとても迷惑である。
幸いぺんぎん村の農園班はお盆休みということで大きな作業はこ
の1週間なかったわけだが、それでも大きくなりすぎた野菜の収穫
などでサバキャン中も作業をする方がいらっしゃった。

今回、日々の農園ではどんな人が働いているのかを風の学校を通じ
て農園に関わっている方々にも少しでも知ってもらいたいと思っ
た。ぺんぎんメンバーにとっても一緒に多くの人と作業することを
経験してもらいたくて声をかけてみた。お盆休みの時期ではあった
が、4日間のなかで一人ずつ、4人の障害者の方が参加してくださ
ったことは私は何よりもうれしかった。
参加中の彼らはとても自然体でその場に馴染んでいた。一輪車の使
い方なんか私たちよりもずっとうまいと思う。一緒に雑草を抜いた
し、一緒にごはんを食べたし、一緒に体操もした。休憩のとき一緒
にベンチに横になった。休憩中なのに黙々と作業の続きをしてくれ
る姿もあった。帰るときも「じゃぁ」という感じでさらっと帰って
いった。

初めて障害者と一緒に畑作業をする学生が、一生懸命声のかけ方を
工夫しようとしている姿は去年の私と一緒だった。言葉を発しなく
ても、面倒くさそうな態度をとっていてもちゃんとこちらの意思は
伝わるので、私たちの言葉と動きに反応してくれる。それをみんな
感じ取ってくれただろうか。みんなはどんな感想をもっただろうか。

平日作業に参加している者として「平日と休日をつなぎたい」と
いう思いが強くあって、1日目の勉強会でみんなの前で平日の活動
やメンバーについて話す機会を与えていただいたが、伝えきれてい
ない部分が多かったことは大きな反省点としている。

今年のサバキャンではぺんぎん村の方々と一緒に作業をしたこと
に加えて、わらじの会で働いていた方からお話を聞き、空き区画を
除草した。浦和北ロータリークラブからも様々な形で1週間を健康
的に生活するための支援をいただいた。
「平日と休日をつなぐ」という個人的な思いをたくさんの人に支え
られて形にできた。あまり実行委員長らしいことはできてないけど、
私の気持ちを表現させてもらえたことは本当に感謝している。でも
これはきっかけという気持ちが強い。まだまだこれからです。

最後になりましたがぺんぎん村からは今回、30人分の調理に使う
ための野菜購入の他にも最終日にトラックをお借りしました。この
場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。


浦谷早紀

サバイバルキャンプ2009を終えて②

2009年09月01日 | サバイバルキャンプ2009
【生活してたサバキャン】

誰が呼びかけるでもなくできた打ち上げ前の輪は1週間の「生活」
があったからだろう。前半の雨の影響でしばらくハウスが主な生活
スペースであったわけだが、地面に銀マットを敷き、その上に座り
大きな円を作ってごはんを食べた。

企画の段階で一番悩んだのは食事とお風呂とトイレの問題。終わ
ってみて、ああ生活してたんだなって思った。最終日の取りまとめ
で何人もの人がサバキャンで1週間過ごすことを「生活」と表現し、
共感してくれていた。毎日を生活するということは基本的なことで
地味なこと。普段はその大切さ、大変さに気付かない。今回、何か
目に見える成果といえば雑草が減ったくらいだと思うかもしれな
いけど、30人が生活をしていたというだけでも成果なのかなと感
じている。
同時に寝床やお風呂のことを考えると、農園での生活というのは
30人が限界であるとも感じた。次の段階に進むことを考えるなら
ば、活動の幅をもっと広げる必要があることを思う。それは地域の
農家への作業派遣を1日ではなく7日間通しておこなうことであ
ったり、農業を営んでいるスタッフの元に作業をしにいくことだっ
たりする。

また、風の学校の活動をより実生活に農園を結びつけること。農
園が障害者にとっての働く場、のびのびと生活できる場であるよう
に、特別な場所とするのではなく、様々な形でもっともっと実生活
と農園を結びたいと感じている。


早紀

サバイバルキャンプ2009を終えて①

2009年08月30日 | サバイバルキャンプ2009
【1週間を振り返る】

 地震の揺れを地面から直接感じたり、台風の影響による大雨と加
田屋川の増水を間近にみたり、自然を感じたサバキャンの幕開け。
ここで7日間過ごすことへの不安と今まで考えてきた作業計画も
一緒に流されてしまったというやり切れなさで私の疲労ピークは
前半の2日間だったように思う。

 そんな激動の1、2日目を乗り切れたのはやはり先輩スタッフの
存在がある。雨の対応の早さや今後の動き方、完全に川が増水した
時の想定など、ただただ判断を仰ぐ時間が続いた。一方で今年サバ
キャンに初参加する者や、昨年参加してくれた明学生の存在は大き
かった。彼らの明るさや能動性に助けられた部分は本当に大きく、
逆にこちらの体調を気遣ってもらうこともしばしばあった。

 まともに作業ができたのは3日目の午後からだ。この日は午前中
に畑点検と病害虫講座を行った。今回は実行委員長2人体制という
こともあり、統括として全体をみるというよりは作業班リーダーを
任され畑に関わる機会が多かった。

3日目の畑点検後の作業で感じたことは農園の基本はやはり畑
作業と除草である、ということ。見ようとして見た畑からは様々な
サインが出ていて、病気や虫がつくには何かしら理由があることが
わかった。もちろん全てに対応することは様々な工夫と苦労が必要
であるが、小さな努力で予防できることも多くあることを感じた。

それは4日目に作業派遣させてもらった地元農家の方々から
も学んだことである。別にまたこの日のことはまとめたいと思うが、
とにかく除草を徹底しておこなう姿勢や土地を知って作物を生産
していること、農薬に対する考え方など本当に多くのことを学ばせ
てもらった。
農園ではこの日ホンダの広報の方が来園したり、メンテナンス講
習会が行われたりした。

 5日目の作業は早めに切り上げ、見沼ヘルシーランドにみんなで
お風呂に入りに行った。そして夜は芝生広場でこたねをやった。私
はこの日を機に「こたね」にはまった。他人の今までと現在と未来
に耳を傾け表現する。自分と重ねたり、比較したりする。相手から
話されるその人の自分史はその人の意外な一面を教えてくれたり
する。
 もともと初対面の人と話すのは好きなので、その人を知るきっか
けとなるこたねはとても面白かった。そして自分史を人に話すとい
うことは自分の中で自分を整理することだ。

 6日目。全力農園整備、全力畑作業。サバキャン後の雑草対策や
秋以降に向けた作付、境界線の溝掘り、協議会団体区画の除草など
とにかく畑作業と農園整備に集中した。ガーデンや竹小屋リフォー
ム計画が雨の影響で流れたため、全員で農園と畑に向き合うことが
できたのは良かった。そして日常の延長であるというのを身をもっ
て感じた1日だった。

 6日目夕方。まだ明るいうちの、打ち上げ準備がひと段落したと
きのこと。自然とできたわっかが印象的。サバキャンをあと半日だ
け残し、打ち上げ前のそわそわした感じがあって、みんなで手を繋
いで、誰かが「どちゃくりょく」をリズムに乗せて繰り返し発し、
誰かが音楽を奏でていた。
暗くなってからの記憶はお酒も入りふわっとしているけど、(乾
杯の1杯で既に赤組・・・)
ただ、あの空間があったかかったなーというのは覚えている。

7日目は片付け。本当に1週間生活していたのか疑うくらいの早
さで7日間は過ぎていった。
サバキャンにとって欠かせない要素であったテント、ドラム缶風
呂、ハウスなどを各班に分かれて片付ける。サバキャンが終わって
しまう寂しさのようなものと無事に1週間を過ごさせてもらえた
感謝の気持ちをこめて片付けをする。ゴミの分別と衛生面には特に
気を使うことができていたと思う。それはゴミ・美化担当の的確な
指示と声かけの結果だろう。

農園に関わるようになってから常々感じていることだが、この1
週間を経てまた一段と強く自然体になれた気がする。

早紀

サバイバルキャンプ2009終了報告

2009年08月30日 | サバイバルキャンプ2009
報告が大変遅れてしまい申し訳ありません。
8月9日から15日まで実施されたサバイバルキャンプ200
9を無事に終えることができました。準備期間を含め、短く文字に
起こすことが困難なほど濃い1週間でした。

今回は常時30名近くの参加者と1週間寝泊まりをし、農園作業
と夜の勉強会を重ねました。詳細は1日リーダーからの報告を
ご覧いただきたいと思います。
遅れてしまいましたが、ひと先ずキャンプ終了のご報告とお礼を
申し上げたいと思います。

今回、2カ月前からの参加ではありましたが私のようなスタッフ
に実行委員長という立場を任せていただき、本当に感謝しています。
至らない部分は多々ありましたが、それも自覚したうえで指揮をと
る役職に就いてみて、本当に多くのことを学びました。それは準備
期間から全力で支えてくれた先輩スタッフだけでなく、明治学院大
学の学生や障害者の方々の参加姿勢にも学ばせてもらうことの多
い2カ月でした。

今回のサバイバルキャンプの実施にあたり、様々な形で支援して
くださった農園協議会の方々と地元の農家の方々。勉強会でお話し
てくださった方々。遠くから来園してくださった方。休憩中も黙々
と作業してくれた方。メールで励ましてくれた方。そして1週間の
中で一緒に寝食を共にしてくれた方々。本当に農園に関わるすべて
の人に支えられて、事故や怪我もなくサバイバルキャンプを終える
ことができました。
そして、秋にあります農的若衆宿の責任者も任せて頂けることが決
まりましたので、引き続きご指導、ご協力をよろしくお願いいたし
ます。

今回の成果が出るのは1か月後か半年後か数年後かはわかりませ
んが、丁寧に今回培った土着力を伸ばしていきたいと思います。

本当にありがとうございました。

浦谷早紀

サバキャン7日目

2009年08月15日 | サバイバルキャンプ2009
終りから始まりへの第1歩
サバイバルキャンプ2009も早いもので本日で終了でした。毎年毎年、最後の片づけをするたんびに「今年もサバキャンが終わったんだ」という気持ちになります。
今年の片づけのリーダーは私、高橋幸宏でした。

本日の作業班わけ
A班 テント撤収、通路整備、井戸周りの掃除、トイレ掃除
B班 プレハブ回りの掃除、プレハブ内の整理
C班 朝食、昼食づくり
D班 ゴミ分別
E班 ハウス内の整理
F班 ドラム缶風呂の撤収


テント撤収中のエイエイ氏とタクト氏
朝作業から午後までずっと、一周間お世話になった福祉農園の片づけ、掃除をみんなで感
謝の気持ちを持って行いました。
最初はどんな風に一日指揮をとればいいのか、正直とても不安でした。だけどいろんな人たちに支えてもらいながら一周間分の片づけができたかなと思います。
今日の1日のテーマは「終りから始まりの第1歩」です。サバイバルキャンプ2009「土着力」は今日で終わりです。でも福祉農園での私たちの活動は終わる事がありません。この先ずっと続いていきます。そんな中でサバキャンに参加された方たちが「またこの場所で同じ時間を共に過ごしたい」と今日に片付けの中で思っていただければ、今日のリーダーとして思い残すことはありません。(今日の指揮がうまくできなかったことは残念だったけど・・・)

8月9日から8月15日までサバキャンに参加されてきた方、実行委員長2名の方、本当にお疲れ様でした。
そしてこのブログを見ていただいた方々、こんなことをやっているんだなと少しでも興味を持っていただけたかなと思います。

今年はどんな夏、サバキャンだったのか、それぞれが考え、身近な人たちに話せればないいなと思います。

一週間、ほんとにお疲れ様でした。

 サバイバルキャンプ2009 8月15日リーダー 高橋幸宏






サバキャン6日目 汗かいて!!涙ながれて! ~打ち上げに向けて~

2009年08月15日 | サバイバルキャンプ2009
サバイバルキャンプ2009 6日目
8月15日(金)晴れ時々雨

「今日は最高の打ち上げにするために、皆さん作業で死ぬほど働いてもらいます。」

こんなことばから一日が始まりました。
一日リーダーの私は鬼となり各班にいつもの2倍近い作業を課しました。
すべては夜の打ち上げのために。


◆作業
A班:第一農園境界溝堀り、雑草取り
B班:第一農園堆肥場切り返し、剪定材運び
C班:なすの剪定、追肥、エシャロット・わけぎの植え付け、稲藁マルチ敷き、
   ねぎの移植、トマト園の撤収
D班:第一農園、第二農園内雑草取り
E班:第一境界雑草刈り、薪場整理
食事班:朝食、昼食、打ち上げ食作り

朝食:おじや、ゴーヤの浅漬け、ソーメンチャンプルーの残り
昼食:ご飯、すき煮、マーボナス、ねぎの中華スープ
打ち上げ食:夏野菜カレー、なすの豚バラ味噌煮、じゃがバター、豚バラのダッチオーブン焼き、鳥もも肉とねぎのガーリック炒め、モロヘイヤスープ

今までにはないスピード、作業の質、班の団結も強く、
みんなとても6日目とは思えない勢いで作業を進め、
2倍近く設定していた6日目の作業は全て完了しました。

農園の雑草退治もほとんど終わり、
農園がとてもきれいになっていきました。
昨年も同じことを言いましたが、
一週間の成果は畑を見れば、農園全体を見れば一目瞭然。

ピリピリリーダーからプレッシャーをかけると、
班の結束が堅くなり、作業の効率は上がりました。
リーダーは孤独になる一方でしたが・・。

みんなで暑い一日を汗いっぱいかいて、
みんなで一緒に飯を食って。

そして夜の打ち上げへ・・・。

まさに祭り。
歌あり、おどりあり、詩吟あり、でんでぼっこあり。
まっかなお顔の実行委員長二人。

朝から参加の梨を持ってきてくれた梨農家栗原君、
夕方桃を持って福島からかけつけてくれた桃農家佐藤君。
サバキャンを支えてくれた工藤さん。
そしてサバキャンを生き抜いたみんな。

笑い、語り、跳ねる、叫ぶ。
なんだかずっと熱を発してた。

代表からはMVPの発表。
今年は料理長の山賀梓でした。

私は料理長補佐でもあったのでとても嬉しかった。
やままおつかれさま!

最後は実行委員長の円陣で締めて、
実行委員長の二人が空高く舞いました。

個人的なことを言わせていただければ、
一年間準備して最高のビールを飲めたことに感謝します。

サバイバルキャンプ2009 6日目リーダー 植松潤

サバキャン5日目

2009年08月14日 | サバイバルキャンプ2009
昨日の勉強会が夜の語りへとつながり、今日の朝はスロースタート。朝は雲がどんよりしていましたが、日中はカンカン照りになり、良い汗を書いた1日でした。

朝作業

畑班:午前の作業の下準備
植えかえ、うねたて、堆肥の運搬



除草班:寒冷紗のなかの草取り



朝食は、チャーハンと鮭のクリーム煮


午前作業

藤枝さんが来ていただいて、長ネギの野菜講座をやってもらいました。
鍬の使い方




畑班
長ネギの植えかえ


キャベツ、ブロッコリーのうねたて

堆肥の運搬、耕運機をかけ土を耕す



除草班

第三農園への道の欠陥工事


第一農園の草取り


昼はソーメンをいただきました。肉みそやスープに梅が入っていたり、藤枝さんがきゅうりの即席漬けを作ってくれました。


午後作業

畑班
キャベツやブロッコリーの植え付け


堆肥の運搬、そして土を耕運機で耕す
木の植えかえ


除草班:第三農園や第一農園を刈払機で除草

明治学院大学、夜の勉強会に向けて


夕方から、近所の銭湯へ


夕食:ご飯、スープ、肉じゃが、ナスの漬物、きゅうりの漬物


夜の勉強会

「こころのたねとして」を実施
「こころのたねとして」
大阪ココルームの上田假奈代さんの詩のワークショップ。他人の人生を聴き取り、言葉として声として身振りとして現前させ、当人にとっても他者にとっても人生をであいなおす試み。語りを聴き取とり地域の記憶を掘り起こし伝達する。こたねは「場所の力」を引き出すのだ。サバキャンのテーマである「土着力」。見沼の「場所の力」をこたねで引き出してみようとGO WESTが試みます!

というようなことで、明治学院大学のGO WEST(夏のボランティア実習)の学生が夜の勉強会をしました。

まず、これまでのサバイバルキャンプを2人1組でくみ、互いに語り合い、相手のサバイバルキャンプを詩にして発表するというワークショップを行いました。即席な詩であるけれど、一つ一つの言葉に込められている思いは強く、そしてそれぞれのサバキャンが感じられました。

GO WESTメンバーはあらかじめ見沼とかかわりの深い人に取材し、詩でも絵でも習字でも、さまざまな表現で相手の人とそこにある見沼があったと思います。とてもいい雰囲気でした。



5日目で心身共に疲れていたと思いますが、近くの銭湯に行き、休めたのではないかと思います。朝から、藤枝さんがいらして野菜講座や料理をしてくださったり、静岡大学の3人も午前中までいらしてくれて、どこへ行っても必ず誰かが作業をしているなあと感じました。

また、昨日に引き続き、近所の農家さんに3人ほど派遣ということでお手伝いをしに行ってきました。実際に、生産から店頭に並ぶ過程を見ることができたそうで、自分たちの身近にある野菜への認識や農家さんの実情を知れたのではないかと思います。

一日に三回エンジンをくみ、晴れ、気持のよい作業ができた日でした!

サバキャン4日目

2009年08月14日 | サバイバルキャンプ2009
4日目のテーマ Learning by Doing

朝9時頃、カリさんの電車ごっこからの流れの円陣で4日目スタートしました

■朝作業
・第一農園ハーブ園近くの除草
・第三農園の除草

■メンテナンス講座座学開始
・エンジンや動く仕組み、エンジンオイル点検の重要性を学ぶ



今日は栗原さんから「ミナ」様へおいしい梨の差し入れが届きました!
(ペリカン便のおじさんが「ミナ様いらっしゃいますか?」と届けてくれた)


今日は近隣農家の若谷さんの所にさきちゃん、良太さん、砂ちゃん、みかなちゃんを派遣!
今日は静岡大のささきさん、横石さん、トウマンさん来援!




メンテナンス講習では、機械の心臓「エンジン」を中心に、機械の細部の動きを知ることによってどれだけ日頃のチェックや掃除が必要かを学びました。

■午後作業

午後は機械経験者組(講師:人見さん)、機械初心者組(講師:渡辺さん)に分かれて、
チェンソー、ハンマーナイフモア、草刈り機、芝刈り機、耕うん機などの実践を行った。
安全な使い方、危険な使い方を実際の作業を踏まえて学んだ。






メンテナンス講習会の資料も今までのサバキャンを通し3回改訂され、とても分かりやすく作ってくださっています。今回の講習会を活かし、これからも緊張感をもって安全に機械と付き合っていきましょう。そして長持ちさせていくためにもメンテナンスや、掃除、点検をこまめにしていきましょう。

■勉強会
派遣先の若谷さん、いのうえさんを交えて夕食と一緒に勉強会を行った。
派遣組のさきちゃん、砂ちゃん、みかなちゃんからの作業報告を受けて、農園で野菜を育てて食べることと、「売れる野菜」を作ることとのギャップや緊張感の差を感じた。
派遣や勉強会を通じて、もっとこれから近隣の農家さんとの付き合いや広がりを持ちたいと思った。

■勉強会2
22時、焼きそばとくわい焼酎、ビールの差し入れを携えて藤本さん到着。
わかば塾設立の経緯を藤本さんの幼少の頃の経験や「感じた」話をさかのぼって話してくださった。 
社会の中で「正しい」とされていることと、自分が「納得すること」や自分がしたい!と思うことは違ってもいいし、その「正しい」に近づける必要もないし、自分がどう思うかで判断して我武者羅にやってみることが大切なんだと改めて感じた勉強会だった。

●サバキャン4日目で、炎天下でのメンテナンス講習で、その後勉強会が2つありみんなの疲労がピークを迎えていた、野性的な感覚で動いている状態だったというのに、それぞれの行程や役割をしっかりこなしていた。サバキャン初参加で、3日遅れての参加当日にリーダーをやらせていただいたのですが、全く割り振りや流れを把握できないのが身にしみてわかったと共に、みんなの3日間継続して作業する成長力に支えられていることをひしひしと感じた一日でした。
 大きなけがなく4日目が終えられて良かったです。このまま引き続き無事に最終日を迎えていきましょう。お疲れ様です、本当にありがとうございました!!!


4日目リーダー 櫻井 真梨子

サバキャン3日目 畑点検からはじめよう!

2009年08月12日 | サバイバルキャンプ2009
サバイバルキャンプ2009 3日目
8月11日(火)曇り時々晴れ

3日目のテーマは病害虫講座:集落点検からはじめよう!です。

午前中は病害虫講座をワークショップ形式で行いました。
◆朝作業
A班:第1農園芝生広場側の畑点検
B班:第1農園ハーブ園近く、ガーデンテラスの畑点検
C班:第3農園の畑点検
D班:朝食作り

どこに何が植わっているのか、雑草や病害虫の様子はどうかを、班ごとに見て回りました。

◆午前作業
前半は、朝作業の続きを行いました。また、平日畑にかかわっている藤枝さんからは畑を見回りながら野菜や病害虫対策のことを学ぶこともできました。後半は、各班が担当したエリアの畑の地図を作りました。それぞれの班で話したことを発表し合い、風の学校の畑の課題をみんなで確認することができたと思います。

◆午後作業
A班:第1農園の除草
B班:第1農園の池の埋め戻し
C班:第3農園の除草
D班:夕ご飯づくり

午前の畑点検を踏まえて、除草作業に力を入れていきました。
雑草で覆われていた畑がすっきりしました!

◆畑会議・スタッフ会議
前半が終わったので、みんなでとりまとめをしました。その後、畑の担当を決めなおしたり、サバキャン中にやるべきことをみんなで共有しました。


今日は天候が懸念されましたが、雨に降られず、病害虫講座や畑作業をすることができました。畑の様子をしっかり点検することができたので、今後の畑作業でやるべきことが見えてきたと思います!明日からは気温が高い日になると予想されるので、体調管理に気をつけて、サバキャンにのぞんでいきましょう。お疲れ様でした!

今日の様子を撮った写真は、また改めてアップします。楽しみにしていてください♪

3日目プログラムリーダー 砂原 翠