見沼・風の学校BLOG

知るより感じろ。――見沼田んぼ福祉農園で日々耕作をしているボランティア団体、見沼風の学校のブログです。

2010 年2月13日~14日 農的若衆宿2010冬~耐寒~ 感想編

2010年02月22日 | イベント報告
農的若衆宿2010冬の感想編として、今回は夜の勉強会で土の話をしてくれた栗原くんの感想を載せたいと思います。
彼は茨城県の土浦で梨農家を営んでおり、今回の若衆宿には土浦の知人を連れてきてくれました。

また彼は普段の生活を綴ったブログもやっています。
今回載せる感想とはまたちがった梨農家としての様子が書き綴られたものです。
興味のある方はこちらも御覧下さい。

R748すっと子どっこい梨日記


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若衆『耐寒』の感想

2010農的若衆『耐寒』当日はまさかの雪!!!
ホントにやるんですか?と不安げな地元の知人を引き連れていざ、茨城から見沼へ。
無事、農園に着くも雪は止む気配がなく、絶好の耐寒日和となり開会式もソコソコに作業開始。
私が今回担当したのは、土田監督のもと4人でプレハブ脇枕木舗装。
表土を掘り下げ、そこに枕木を埋めて舗装するといるこの作業。
雪の中、土をいじる作業は程よく体も温まり、話をしながらの作業はやはり楽しい。
じょじょに舗装道路となってゆくプレハブ脇の道
多少微調整をしつつ、1日で完成。
種まきから、一気に収穫までできたような感じで非常に達成感のある作業だった。
完璧な平らではないけど、この範囲内に誤差を収めてしまう所がさすが現場監督
経験の成せる業なのだなと思い感心してしまった。

夜の勉強会は、私が講師となり『土のお話』をした。
種まきや、収穫のない冬場では、土作りが非常に大切な仕事であり
作物が元気に育つのも土がとても重要な役割を果たしているからだ。
土については多少知識があるにしても、人前で話しをするのは初めてだし
なおかつ、先生でもある普及員の知人もいたのでとても緊張した。
土の構造から始まり、生物の役割、養分の循環や、堆肥の話。
一口に土といっても、小さな宇宙のように奥が深い世界だった。

今回の若衆は初めての雪、初めての講師、
これまた初めての地元の知人登場などなど。
初めてのことが多く、まだまだ風の学校で経験できてない事が
あるのだなと感じた。
講師に関しては、人に話をすることにより、私自身土への理解を深める事ができたり
農業レベルがあがったと思う。
これからも、農家だからこそ伝えられることを大切にし
いい変化をし続けられる関係でありたいと今回の若衆を通じ改めて感じました。

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2010年2月13日~14日 農的若衆宿2010冬~耐寒~

2010年02月21日 | イベント報告
先週の土日に開催されました、「農的若衆宿2010冬~耐寒~」。
初日はあいにくの雪という天気の中でしたが、無事作業もはかどり、けが人もなく終了しました。

当日の様子を以下の福祉農園代表のブログと事務局長のブログから御覧下さい。

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●福祉農園代表のブログ

2010 年2月13日 農的若衆宿2010 耐寒 1日目

2 月14日 農的若衆宿2010 耐寒2日目

雪のちらつく中、農的若衆宿2010~耐寒~が終了しました。


●事務局長のブログ
農者天下之大本

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また、今回はサバイバルキャンプ2010の実行委員長に指名された松葉さんが統括を行いました。
今回の農的若衆宿から見沼・風の学校は新しい体制で臨みます。

その松葉さんからの報告・雑感を御覧下さい。

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農的若衆宿2010~耐寒~実施報告

雪のちらつく中、農的若衆宿2010~耐寒~が終了しました。

[作業内容]
・プレハブ横の枕木敷設
・ハーブ園の移設
・ヒバの移植

[勉強会]
百姓先生による講義(「土」について)

[雑感]
・今回の若衆は2日間で20名以上の参加がありました。スタッフ以外の参加者がいたり、見学者が来たりと、新たな出会いが生まれました。この出会いが、いつかふとした瞬間に何かを生み出すかもしれないと思うとワクワクします。
・初日は雪の降る中での作業となり、文字通り「耐寒」となりました。「寒さに耐えて春を待つ」という意味でテーマを設定しましたが、漫然と春を待つのではなく、この先の季節を実り多きものとするために寒さに耐えて働くことができたかなと思います。
・ハーブ園の移設をする際に「焼き板」というものをやりました。焚き火で角材の表面を焦がすと、木の持ちが良くなるとのことです。
 焚き火スペースがあればこそのダイナミックな作業でした。
・今回の若衆はバレンタインデーと重なったということで、女子のほぼ全員がお菓子を作ってくるという、男性陣にとっては嬉しい出来事がありました。
・作業や勉強会とは別に、夜はカマド周りでイロイロな話をしました。
・誰も怪我や病気をすることなく2日間を乗り切れて良かったなぁという思いとともに、個人的な課題がいろいろ見えました。この先につなげていこうと思います。

以上、つらつらと述べましたが、今回の経験を生かして次回若衆、そしてサバキャンへ繋げて行ければと思います。


松葉






2010年 1月31日 馬糞堆肥の投入そして旅立ちについて 

2010年02月13日 | 雑記
もう2月も半ば。
関東でも幾度も雪がちらついて、まさに冬真っ只中という感じです。

畑で冬にやることといえば土づくりです。
この時期にこれからに向けて土を肥やします。
それには堆肥が必要不可欠。
今回は近くの競馬場から馬糞堆肥を運んできました。
そんな1月31日の作業の様子について、以下の福祉農園代表のブログを御覧下さい。


2010年1月31日 馬糞堆肥の搬入 そして畑で畑会議


また先日、見沼・風の学校のスタッフのひとりが、中米コスタリカへ旅立ちました。
彼女は一年の予定で留学します。
向こうはこちらとうって変わって夏。
向こうで何を得て帰ってくるのか、今から楽しみです。

今回は、そんな彼女が旅立つ前、最後に作業に参加した時の感想とこれからへの思いを込めて描いた文章をお送りします。
ちなみにこの文章、彼女がコスタリカから送ってくれました。

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1月31日 馬糞堆肥搬入などなど

耕耘機のパンチ、引き続いてラッキーを使って耕耘を行った。2月からの留学生活を思い、
「この一年こんななのかな?」と考えながら耕耘機をかける。

耕す
途中で機械が苦しそうなので止めてロータリーの草をとる
エンジンが入らなくなる
ラッキーを連れてくる
途中で違う人がわたしよりもっと深くかけてくれる
フワフワの土にみんなが座って畑について話をする
といった感じ。自分だけで無理なことは誰かと一緒にできればいいな。

その後、馬糞を搬入した。何度目かのこの作業。わたしが最初にやったのは去年5月あたりだった。

「土づくりは積み重ねだから」という隣の植木農家さんの言葉。季節がめぐるように馬糞もめぐる。
谷川俊太郎の「風が昨日を明日につなぐ」という言葉を思い出す。

去年一昨年があるから今日がある。今日があるから来年再来年がある。
だからつながっていられるのだと思う。
でもやっぱり今日、今こそ、ここにいる意味を感じる。

それを農園で1年味わえないのはさみしいが、自分のいる土地でそれを味わえる1年にしたい。


カナタ
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そして明日から二日間農的若衆宿2010冬が行われます。
2010年初めての若衆宿です。
今年はどんな一年になるのか、どんな一年にしていくのか。
その礎の二日間にしていきたいと思います。



農的若衆宿2010冬~耐寒~

2010年02月04日 | イベント告知
農的若衆宿2010冬の日程が決まりました。
以下がその詳細です。ぜひご参加ください。
また、参加を希望される方は以下のアドレスまでご一報ください。

寒い毎日が続きますが、農園ではもう梅の花がほころび始めています。



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農的若衆宿2010冬~耐寒~
1 時 期
  平成22年2月13日(土)~14日(日)

2 場 所
  見沼田んぼ福祉農園

3 スケジュール
  13日:開会式、午前作業、昼食、午後作業、夕食、勉強会
  14日:朝作業、朝食、午前作業、閉会式

4 作業内容
  枕木埋設工事、ハーブ棚の移動、木の移植
  ※作業内容は予定です。当日の人数・天候などにより変更になることがあります。

5 参加費
  完全参加(2日間)2000円
  ( 13日午前~昼食まで500円、午後~夕食まで500円、勉強会500円
   14日午前~ 正午500円 ※食費込み)

6 服装・持ち物
  作業着(汚れてもいい服装)、長靴、軍手、防寒着・防寒具、寝袋(宿泊する方のみ)
  ※朝晩は特に冷え込みが予想されます。作業着以外の上着、フリースやカイロなど十分な防寒対策をお願いします。

7 問い合わせ先
  担当:松葉 sachi_santa@hotmail.com
申し込みの際は「お名前・所属・連絡先・参加日時・関心分野」などをお知らせください。

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