見沼・風の学校BLOG

知るより感じろ。――見沼田んぼ福祉農園で日々耕作をしているボランティア団体、見沼風の学校のブログです。

トレーニングキャンプ2011を終えて

2011年06月13日 | 雑記


とりあえず2日間、ケガもなく終えられて一安心でした。

しかし、たくさんの課題も見えました。
積極的に違う大学や社会人の人と話してほしいと事前に伝えていて、
それを明学大のGoWest生のみんなが実践してくれたのはよかったです。
ふだんなかなかない出会いを経験し「また来ます。」という言葉が聞けたのは
ひとつの成果だったと感じています。

一方で、明学大、埼玉大、国学院大といつも以上に一般参加が多いのがわかっていた中で、
完全に自分たちスタッフの準備が足りていなかったなあと思いました。
事前に何回か今後サバイバルキャンプを中心でやっていく学生スタッフで話し合いは行いましたが、
話し合ったという事実を作っただけで、うまく当日につなげられてなかった気がします。
やることがある程度決まってきている、今の農園の中でどのように自分がやりたいことをみつけ、
問題意識を持って動けるかということと、今の体制をつくってきた先輩スタッフとどのように連携していくかが
大きな課題として見えてきました。

この課題と向き合いながら、「また来ます」といってくれた人たちやこれからくる人たちとこの夏を、
どのように乗り越えていくか考えていきたいです。


サバイバルキャンプ2011実行委員長 松本南美

トレーニングキャンプ2011 ~知恵をつなげる~

2011年06月13日 | 雑記

 6月4、5日に行われた、トレーニングキャンプ。梅雨で、雨の心配があったが、幸い2日間とも晴れた。泊まりのイベントだが、終始人が多いと感じた。明学2年生や、埼大生、国学院の学生など、子供から大人までが集まり、作業をした。
まずは、明学の2年生に水汲み場所を案内する。去年のトレキャンでは、私は案内される側だったなと思い出す。一日目の午前はブルーベリーとブラックベリーの除草を埼玉大学の2年生と行った。彼女は農園が初めてだった。除草をしながら、彼女にいろんな話を聞いたり、一輪車や、堆肥場の場所を教えたり、一昨年や去年私が他の人からしてもらっていたことを、今回はする側になっていた。午後は、厚澤さんが管理する田んぼの代掻きのお手伝いに、たくやさん、なっちゃん、私の3人で向かった。厚澤さんの親戚のまさえさんが機械で代掻きをし、それでも平らにならなかった所を厚澤さんと4人で、田んぼに入り、土を平らにしていく。水と土に足が取られ、うまく動くことができない3人。軽やかに動く厚澤さん。厚澤さんの長年の経験が体に表れていた。途中休憩をとる。昔は作業の合間に取る休憩のこと小事飯(こじはん)と言ったらしい。「10時の小事飯」、「3時の小事飯」みないな。小事飯ではたくさんのお話が聞けた。厚澤さんが複数の地域の団体に所属していることを知る。また、県が持つ田んぼの田植えイベントも厚澤さんが代表となり、田んぼの管理もすべて受け持っている。私は6月12日のそのイベントに参加した。約100人のボランティアが集まる大規模な企画だった。農家の協力なしでは成り立たないイベントだった。厚澤さんは、地元の小さな地域にも、県にも携わり、協力をしている。厚澤さんが東浦和で生きてきた証みたいなものを12日に少しだけ見ることができた。
夜の勉強会は今年のサバキャンについて。2011年サバキャンのテーマは「生きる、つながる、生きる」だとみなみから発表される。いま主要で動いている学生のスタッフがそれぞれの思いを語る。私が印象に残った言葉は、つねさんが言った「知恵がつながる」だ。人と人だけではなくて、知恵、目に見えないものをつなげていく。それもサバキャンでやっていきたいことだと語っていた。私が水汲みの際に2年生に教えた、一輪車が運びやすいタンクの乗せ方も知恵の一つだと思った。それは私が去年農園のスタッフから教わったもの。どんどんと知恵がつながっているなと、つねさんの話を聞いて感じた。
二日目朝は第三農園で除草をし、午前は料理班だった。料理をしていて思ったことは、油断してはいけないということだ。火を見ている際、かまどからはみ出ていた木に膝をついてしまっていて、ズボンに穴があくまでそれに気づかなかった。また、鍋を見ているときも、腕にやけどを負ってしまった。完全に油断から発生したものだと反省した。
二日間久しぶりに農園のイベントにフルで参加して、「農園は、考えや問題を普段の生活に持ち帰るためにある場所」なのではないかと思った。生きていく中でそれぞれが考えることがある。それを農園で共有し、大勢で考える。そして、その時生まれた問題や考えを、それぞれが普段の生活に持ち帰る。その繰り返しが行われているなと思った。サバキャンでは人とのつながりはもちろん、生きていくための知恵や、問題意識をたくさん吸収して、家族、周りのひと、そして自分の“生きる”につなげたい。






粕谷友理江

トレーニングキャンプ2011 無事終了

2011年06月13日 | イベント報告


サバイバルキャンプ2011に向けたトレーニングキャンプが
6月4~5日に行われ、無事終了しました。


【作業内容】
第一農園
○三十路andつねかな区画
玉ねぎ、にんにく収穫、乾燥、保存
跡地に堆肥いれ、耕運
ナス支柱たて、誘引
オクラ、ツルムラサキ植え付け
今泉さんとの境界線除草
○社会人女子区画
ハーブ園除草
大豆の植え付け
畑の除草
○芝刈り

第三農園
○だめんず区画
玉ねぎ、にんにく収穫→芝生広場へ
跡地に堆肥いれ、耕運
白オクラ、大豆、冬瓜(一部かぼちゃ疑惑)、ほうれん草の植え付け
除草
○ニコイチ区画
ジャガイモ試し掘り
にんじん間引き
除草
○ロータリー手伝い





2日とも晴天に恵まれ、夏の兆しを感じて汗をかきながら
作業することが出来ました。

埼玉大学、明治学院大学、国学院大学などを含む一般参加者の方にも
たくさん参加していただいて、久しぶりに40人ほどの大人数でのイベントでした。
参加してくださった方々、ありがとうございました。

また上記の作業に加え、4日の午後には近隣の農家の厚沢さんのお手伝いに
3人を派遣させていただくことが出来ました。
詳しくは、こちらの記事を参照ください。

勉強会については、後程アップします。