おでんの大根は美味しいな〜と考えていたら、ある事に気付きました。
大根役者って、本当は凄い役者になる可能性があったんだって。
おでんの中で好きな具材の上位に上がる程の味が出せるのですよ。
大根はそのままだと全然美味しくなさそうだし、短時間で煮ると味が染み込まない。
じっくり弱火でコトコト煮て味を染み込ませて、あのなんとも言えない味が出せるのです。
大根役者も同じですね。
そのままでは全然光らない原石。
じっくりとコツコツ頑張って自分の中にイメージを作り出すタイプ。
自分の経験が1番。
色々と試してこれは違う?とか、こっちがいいかも!とか、コツコツやって役を自分の中の一部として演じる。
そうやって自分の中に引き出しをたくさん作るから、どんな役が来ても引き出せる。
じっくりコツコツ作っていたから、前以上の深みも出せる。
燻銀みたいな名脇役とかに多いタイプなのかも?
主役にスポットライトが当たるけど、名脇役がいるから光るのですよね。
黒があるから光が一段と輝くみたいな。
一方、天才役者は自分の外側にイメージを素早く見つけて、それに自分を重ねるタイプなのかなと思いました。
なので飲み込みも早く役をこなせる。
なんとなくこんな感覚かな?と感覚が際立っている。
経験というよりは感覚。
ゆえに天才と呼ばれる。
引き出しは外側にある。
自分の中にないから、直ぐに次の役も切り替えてできる。
大根役者さんは、こっちが苦手。
ずっとやって来たから切り替えが遅くて前の役を引きずる。
あれ、これって因縁と同じ?(笑)
でも時間がかかってもコツコツやって、それ以上の深い味を出せるようになる。
一方、天才役者さんはイメージ意外のモノは苦手。
それ以上は自分の引き出しにないから深みは出ない。
だから壁に当たると早くやめる人も多い。
そこで「好き」が境目となる。
好きだから壁に当たっても、コツコツ頑張る。
天才さんにコツコツ努力が加わったら最強だね(笑)
自分の中と外に引き出しが出来るのだから。
大根役者さんは、そんな天才努力家役者さんを観察して「外側のイメージ」を知る。
大根役者さんにも外側の引き出しが増えたら、これも最強だね(笑)
結局自分の中と外に引き出しが出来たら、みんな天才だし名脇役だって事か。。。
やっぱり「努力」は裏切らないという結論が出ました。