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先日、姉と電話した。「お互い、自分を表現してないね。」と嘆き合った。と、いうことで始めたブログです。

憶えた言葉は…(初日 昼)

2005-08-30 22:41:40 | フィリピン旅行記
フィリピン行って来ました!!

いや~、初海外は思い出深いものとなりました。

そもそも、「なぜゆえにフィリピン?」と思われたのではないでしょうか?

それは、後輩S(女性)が少数民族支援のNGOに所属しており2年間フィリピン東部地方にて活動を行い、その期間に現地の方と結婚をしたことにあります。

つまり、後輩Sより「案内するから遊びに来て」というお誘いを受けたのです。

最終的にフィリピンに行くことになったのは、僕と後輩Z(女性)の二人です。

後輩Zは海外経験が豊富なため、何もかも初心者(飛行機に乗るのも2回目!)の僕としては安心です。



まずは、関西空港の大きさに驚きます。僕の感想は

「映画の『ターミナル』みてぇ…」

よくよく考えれば、本当に「ターミナル」なんだから、当たり前なんですけどね…

搭乗手続きは後輩Zにまかせっきり!

Zさん、ふがいない先輩でごめんなさい…



飛行機が飛んでいるのを見て、改めて

「何で、あんな重そうな物が飛ぶんだ?」と、思いました。

さて、実際に自分たちが飛行機に乗り込みます。

幸運なことに窓際の席を選択することができ、窓より空を楽しみました。

青空が綺麗でした…

雲の中に入れば、「ラピュタ?ラピュタ?」とはしゃぎました。

機内食に舌鼓を打ち、僕はビール、Zさんは白ワインを楽しみました。

真昼間より酒を飲むなんて…、「ああ、休日なんだなぁ、今日は…」としみじみと感じました。



4時間程のフライトでとうとうフィリピンに到着しました。

マニラ空港ではいちいち警備員が行く手を遮り、パスポート提示を求めて来ます。

その警備員でさえ、悪者のように見えるのです。(少なくとも、愛想はない)

そんな中でしたが、空港の出口で後輩Sが旦那さんと迎えに来てくれている予定でしたので気楽に考えていました。

ところが、空港の出口と思しき場所を出ても、彼らの姿が見えないのです。

「これはおかしいぞ」と空港内、周辺を歩き回ってみますが、彼らは見つかりません。

当然、歩き回る間、警備員にいちいち遮られますし、「ジャパニーズ?どこ行くね?」みたいな怪しげな声掛けをしてくる者がたくさんいます。

僕らの携帯電話は使えないため、後輩Sに電話はかけられません。

しかたないので、両替所で千円だけ両替を行い、公衆電話で電話をかけることになりました。

両替したのも、Zさん。公衆電話用のカードを買ったのも、Zさん。ダイヤルが上手くいかなかったので売店のお姉さんにダイヤルしてもらうように交渉したのも、Zさん。

この間、僕は玄関に飾ってある置物よりも役に立っておりません!

そして、ようやく後輩Sにつながり、指示されたように移動したところ…

いました!いました!見覚えのある女性と身長180cmは確実にある男性が!

ドラクエⅡだったら、ここでBGMが流れます。



そこでお互い自己紹介を行いました。

後輩Sの旦那さんはジョングと呼んでくれ、とのことでした。

その場には、ジョングのおじさん、おばさん達も車で迎えに来てくれていました。

その車に乗り込み、まず宿に向かうことになりました。

ジョングは日本に6ヶ月ほど滞在していたこともあり、日本語が話せました。

車の中で今後の予定や言葉について話をしました。

話をしながら、外の風景を眺めましたが、やはり雑然としております。

さらに信号がありません!車線もあるのか?

『追い抜き、追い越し、幅寄せ、何でもござれ!無いのは、マナーだけ!』と、ついついキャッチフレーズを作ってしまいそうになります。

後輩Z談「フィリピンで運転できるようになるには10年かかる、って聞いたことがある」とのことです。

僕は、運転については日本でも自信ないのに…

そんな話をしていると、突然、現地の子供が走行している僕らの車に取り付いて、何事か言っております。

ジョングが何事か言うと、彼は車を飛び降りて、どこかへ言ってしまいました。

彼は物乞でした。彼らは、お金をあげると酒や麻薬を買ってしまうので絶対にお金をあげてはいけないそうです。

そういえば、西原理恵子さんのマンガにも同じような記述があって、お金をあげても親に取り上げられてしまうので飴やチョコをあげるようにしている、というようなものでした。

宿にたどり着き、ジョングのおじさん、おばさん達にタガログ語(フィリピンの公用語はタガログ語と英語)で日本語の「ありがとうございます」を意味する『サラマッ ポ』とお礼を言いました。



宿で僕達が少し休んでいる間、ジョングは両替(フィリピンの通貨はペソ)に行きました。

日本人を両替所に連れていくと、ボッたくられるし、物盗りに狙われて危険なので、ジョング一人で行く方が都合がいいそうです。

さらに、両替所以外でも日本人がお金を扱うとボラれてしまうので、ホテル代、食事代、移動費などの支払いはジョングが全てしてくれることになりました。

「それ程、気を遣う必要があるのだなぁ、日本とはやはり違うなぁ」としみじみと感じました。

僕と後輩Zは現金4万円ずつジョングに渡し、約2万ペソに両替してもらい、5千ペソはお土産代などを含む、個人のお小遣い。1万5千ペソはジョングに管理してもらうようにしました。

このようにして、初日の昼は「あっ!」という間に過ぎたのです。


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