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先日、姉と電話した。「お互い、自分を表現してないね。」と嘆き合った。と、いうことで始めたブログです。

『100万回生きたねこ』

2007-06-01 00:09:09 | 絵本・児童文学

『100万回生きたねこ』  佐野洋子 作



久しぶりに絵本を紹介いたしますね…

今日、紹介するのは佐野洋子さん作の『100万回生きたねこ』です。

絵本に興味がない方でも、この作品だけは知っておられるのではないでしょうか?

それ程、有名な作品です。



内容は100万回死んで、100万回生き返ったねこのお話です。



100万回生きたねこは、王様や船乗り、泥棒、サーカス、おばあちゃん、小さな女の子の飼い猫であったりしました。

ねこが死ぬと、そのときどきの飼い主は涙を流して悲しみます。

しかし、ねこ自身はちっとも悲しくありません。

なにせ、自分が生き返ることを知っていたので、死ぬことなど、これっぽっちも恐くなかったからです。



そんなねこは、あるとき、のらねことなりました。

自分だけのねことなったのです。

ねこは「俺は100万回も生きたんだぞ!!」と自慢いたします。

そんなねこに対して、多くのめすねこは求愛してきました。

ところが、一匹の白いねこは、見向きもしませんでした。

そして…



まぁ、このへんでやめておきますね。

続きが気になる方はご自身で購入してください。

きっと、読んだ後、“ほんわか”とした気持ちになる作品であると思います。



この話、物語も素晴らしいのですが、絵が大変素敵です。

何せねこが、ちっとも可愛くない!!

それでいて愛嬌があり、強そうにも見えるのです。

そして、白いねこは美しく、儚げに見えます。

きっと、この佐野洋子さんの絵だからこそ、『100万回生きたねこ』は素晴らしい作品と感じられるのだろうなぁ…



是非是非、この作品に触れてみてくださいな…

そして、読後の“ほんわか”感に浸ってくださいな…

きっと気に入られることでしょうから…


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