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先日、姉と電話した。「お互い、自分を表現してないね。」と嘆き合った。と、いうことで始めたブログです。

憶えた言葉は…(三日目 夜)

2005-09-03 12:03:47 | フィリピン旅行記
昼間、ベッドで過ごして、軽く自己嫌悪に陥ってしまいましたが、夕方には何とか回復しました。

そこで、食事に行く前に少し雑貨を漁りました。

やはり、なにもかもが安いです!!僕もいくらか買い物いたしました。



途中、一週間くらいで消えるタトゥーをジョングと後輩Zが入れることになりました。

ジョングはよくわからない柄、Zは蝶の柄を入れてもらっていました。

すこうしラメが入っていてキラキラしていました。



さて、晩ご飯です。

豚肉、イカ、魚、鶏肉、蟹とコーンのスープなどを注文しました。

最後の晩餐なので、なかなかに豪勢です。

後輩Sに普段の食事を尋ねてみました。

「私がNGOで働いている時は、小魚1匹にご飯とか、豆の煮たものだけとかだったよ、だいたいそんな感じだと思う」とのことです…

ありえん!!そんな食事、聞いたことがない!!

友人F君の大学時代の食事以外ですけど…

僕ら日本人の当たり前はフィリピンの当たり前ではないのだなぁ…



腹も膨れたので前日と同じ店に行きました。

ここで、ジョングが、またもや「サケ飲もね~」と言います。

僕は、前日飲み過ぎた為、体調が完全ではないので「飲まない!!」と主張しました。

すると、ジョングが「明日にはお別れで、これが最後の夜なんだ…」と言います。

情に弱い僕は「じゃ、少しだけ…」と軽く付き合うことにしました。

今、考えると、これが過ち!

僕が『軽く』で終われる訳がありません!!



彼は『最後の夜』というだけあって、ガンガン飲みます。

僕にもガンガン注いできます。

「これはマズイ!」と判断した僕は、ゲームをしよう、と提案します。

日本でよくやる両拳を揃えて前に出し、皆が立てた親指の数を当て合うあれです。

「レッツゴー!three!」という感じです。

これにより飲むピッチが少し落ちたので少しホッとしました。



合間に後輩Zが「波打ち際に行きたい」と言うので一緒に行きました。

南国の島で、夜空に星…、波の音…、少し皆より離れた場所…

おいおい、すごいシチェーションだなぁ。

「ここは口説くには最高のシチェーションやねぇ。お互い、今度は好きな人と来なくてはなりませんねぇ…」と、僕が言うと、

「(好きな人じゃなくて、)すいませんねぇ」と笑いながら返してくれました。



皆がいる席に帰ると、ジョングがまたもや「踊ろね~」と言うので気持ちよく揺れ始めました。

前日、親交を深めたオーストラリア人たち3人組も現れ、お互いに前日のデジカメの画像を見せ合いました。

なかなか良い一時でした。



踊っていたら、後輩Zが

「あそこ(簡単なステージみたいなところ)で踊って!!」と言ってきます。

あなた、昼に『日本の恥』って言ってたやないけ!!

まだ、それほど酔っていなかった僕はすげなくZの要望を退け、トイレに行きました。

その帰りに、そのステージを見てみると…

なんと、バナナボートを一緒に乗った黒人の少年が踊っているではありませんか!

僕は彼と一緒に踊り始めました。

う~ん、やはりラテン系であるのか、踊りがしなやかです。

彼に教えてもらいつつ、踊ります。背中合わせに「down down up up」と彼の指示通り踊ります。

お酒も交換して飲みました。

話を聞いてみると彼は20歳で少年ではなく青年でパーウェルといいました。

踊っている途中、デジカメの電池を紛失してしまい、写真が撮れないことを非常に残念がっていました。

後輩Zが、いつの間にか僕のデジカメの画像をパーウェルに送信する約束を取り付けており、メールアドレスを僕に渡します。



この頃には、僕はすっかり出来上がってしまい、今晩もまたもや『ラッシーン』です。

すると、マイクが姿を現しました。

ドラクエⅡなら…

マイク到着で宴がさらに盛り上がります。

前日、仲良くなったオーストラリア人と陸上の話で大変盛り上がり、

「明日、一緒にジョギングしよう!」と誘われたのですが、朝早く出発する必要があったため、またもやお誘いを断りました。ごめんなさいね…



そんな感じで大はしゃぎしていると、パーウェルが波打ち際に行こう、と言ってきます。

皆から見える範囲なので、大丈夫である、と判断して一緒に行きました。

「異国の地でできた友人と星を見るか…、なかなか乙だな」と思いました。

そして、波打ち際に行って、かれが言った言葉は

「I want to kiss you」です。

はい?な~にを言っておるんだ、この若造は?と思っていると、

彼は、下腹部を僕にすり寄せてきました。



この人、勃起してるんですけど!!


僕は全てを理解し、すぐさま

「NO! Freinds only!!」と言いました。

今、考えると、この言葉を彼は

「Freinds (kiss) only」と解釈したらしく

「じゃあ、友達のキスをしてくれ」と英語で言いました。

僕は「友達で納得してくれたのか、良かった、良かった」と首筋に軽くキスをしました。

彼もお返しに僕の首筋にキスをしたのですが…



この人、舌を使ってるんですけど!!

そして、すぐさま、皆がいるところに戻り、何となく気まずいため、すぐに宿に帰りました。

今、考えると、僕が彼に口説かれた場所は後輩Zと「口説くには最高のシチェーションやなぁ」と言っていた場所です!!

全世界中、口説くに相応しい場所は共通であることを発見いたしました…

身をもって…



その後、ベランダで少し話をしました。

買出しに行ったジョングが戻って来なかった為、僕とマイクが心配して探しに行きました。

彼はビーチで昔の仕事仲間(ジョングは元モデル)を見つけて、話し込んでしまったそうです。

後輩Sはそんなジョングの行為を悲しんでいました…



そんなこんながありましたが、僕らもとうとう床に就きました。



翌日聞いた話ですが、マイクは後輩Zに振られたことでハートブレイクだったそうで、僕らが床に就いた後もジョングと起きており、海で泳いだりしていたそうです。

それを聞いた、僕は…



「飲んだら、泳ぐな!!泳ぐなら、飲むな!!」

死んだら、どうするんですか?まったく…

僕の幼馴染の友人が酔って泳いで死んでしまったらしく、周りの人の悲しみといったら、もう言葉では言い表せないほどの…

あれ?何で、マイク泳いんでたんだっけ?

ま、いいか!!


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