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TEENAGE FANCLUB

先日、姉と電話した。「お互い、自分を表現してないね。」と嘆き合った。と、いうことで始めたブログです。

別府旅行記(癖になっちょるんよ…)

2007-05-10 22:39:43 | 旅行記
またまた続きを…



湯布院に到着して、二人の案内で通りをブラブラいたします。

湯布院にあるお店はどれもこれも、おもしろそうでした…

時間があまりなかったので、ほとんど寄ることができなかったのが残念です。

そんな中、昔、ナミさんがアルバイトをしていたという、こぢんまりとしたシャガールの美術館に寄りました。

シャガールの絵は不思議です…

展示数は少ないながらも、なかなか面白かったです…



その後、三人でアイスを食べると、別府駅に向かわなくてはならない時間となってしまいました。

帰りの道のりで3人で他愛もない話をいたしました…


僕    「湯布院おもしろいね。今度は、もっとゆっくり来たいなぁ…」
 
ナミさん 「是非、来てください。」

O君   「その時は、山登りするぞ。」

僕    「まぁ、それもそうじゃけど、彼女と一緒に廻ったら楽しそうじゃん!!まぁ、彼女ができたらの話じゃけど…」

ナミさん 「その時はダブルデートしましょう!!」

O君   「またか…。誰彼構わず、“ダブルデートしましょう!!”言うんよね…。」

僕    「そうなん?」

O君   「初対面の人にも言うんよ。癖になっちょるんよ…。パブロフの犬と一緒やけん。」

ナミさん 「だって、楽しそうじゃん♪」

僕    「ナミさんはええかもしれんけど…。しらふの時のO君の人見知りは激しいからなぁ…」

O君   「ホンマよ…。だんまり決め込むよ…」


湯布院から別府駅までの車中も大変楽しかったです。

「絵本に出てくる蜂蜜が好きな(クマの)プーさんは可愛いけど、僕らが知ってる(友人の)プーさんは日本酒好きやし、可愛くない!!むしろ、タチが悪い…」

などなど…

そんな楽しい時間もあっという間に過ぎてしまい、僕は別府駅で降りました。

僕らは「またね。」と、さらっとお別れいたしました。

このようにして、僕の別府旅行は終わったのです…



父兄や地域の方々の懇親会の後、無理して駆けつけてくれ、そのせいで、先輩方にしこたま責められてしまったO君…

O君と共に、貴重な休日であるにも関わらず、初対面である僕の観光に付き合ってくれたナミさん…

御二人のおかげで大変楽しい二日間となりました。

本当に本当にありがとうございます…



御二人は来年の二月に結婚するとのこと…

心より祝福いたします…

ではでは、来年の二月に再び別府でお会いしましょう…


別府旅行記(山か?海か?)

2007-05-09 21:59:47 | 旅行記
さてさて、続きを…

翌日、旅館をチェックアウトし、すこうしブラブラした後、O君と合流いたしました。

その日はO君の彼女であるナミさんも一緒に遊びました!!

ナミさんはO君を思いっきり抓り上げたくなるくらい可愛く、そして、すこし天然の娘さんでした。



ナミさんの運転で、まず腹ごしらえをしに向かいます。

九州に来たのですから、とんこつラーメンを食べなくては!!と、安易に考え、ラーメン屋に…

なかなか美味しかったです。



そのラーメン屋で二人の馴れ初めを訊ねました。

O君曰く…

「職場が一緒で、たまに目が合ったら“ニコッ”と笑う娘だなぁ…、と思っちょったんやけど、ある時、『どこか運動できる場所知りませんか?』って、聞いて来るから、『別府アリーナっていうとこがあるけど、一緒に行く?』って言ったわけよ…。で、自分から『運動したい!!』って言うくらいやから、ちょっとは運動できるのかと思ったら、腹筋一回もできんのよ!!バランスボールの説明してても、つまらんそうにしてるから…。仕方ないから、うみたまご(水族館)に行ったんよ。それが、最初かな?』

だそうです。

ふむふむ、なるほど、ナミさんからアプローチしてきた訳ですね…

しかしながら、ナミさんの主張は「O君から誘ってきた!!」というものでした。

こういう男女のじゃれあいは、聞くのが大変面倒臭いので、右から左に聞き流しておきました…



腹もふくれたところで、前日に回ることが出来なかった『血の池地獄』に行きました。



『血の池地獄』は湯自体が赤いわけではなく、底の泥が赤いだけでした…

それを見てO君は、

「小学生の時、見たときは『うわっ!!血の色だ!!』と思ったけど、大人になったら騙されんなぁ…」

と、ボソッと囁いていました。

『血の池地獄』自体よりも、近くの山で咲き誇っているつつじの方が見ごたえがありました。






さて、『血の池地獄』の後、「どこに行こうか?」という話になったのですが、時間の都合で湯布院に行くことにいたしました。

湯布院に向かう途中で、いろいろな雑談をいたします。


自衛隊駐屯所のまん前に建物全体が迷彩柄のラブホテルがあって、明らかにケンカを売っているとか…

「ボスが交代しました。」という感じで、高崎山のサルの日常が別府では普通にニュースで流れるとか…

ナミさんのお父さんは陶芸家であるとか…

由布岳の美しさについてとか…


そんな雑談の中で、


O君   「minoonさんがもっとゆっくり滞在してくれてたら、接待コースは決まってたのになぁ…」

僕    「え?どんなコース?」

O君   「鶴見ヶ岳に登って…、その後、飲む!!」

僕    「それだけ?!」

O君   「minoonさん、何を言うちょるかぁ!!今の時期、山登るには最高の季節で」

僕    「いや、もう少し観光とか…」

O君   「新緑は綺麗だし、何より、終わった後のビールは格別で!!」

僕    「…そう言われると、何やら心惹かれるね…」

O君   「じゃ、決定!!次に来た時は山登るぞ!!」
 
僕    「じゃ、そのときはナミさんも…」

ナミさん 「絶対、嫌。」

僕    「え~、そうなん?」

ナミさん 「山より海が楽しいよ!!」

O君   「海より山やろう。」

ナミさん 「海!!」

O君   「山やって!!」
 
僕    「どっちも行ったらええやんか…」





実際、山は綺麗でした。緑が燃えるようで…

画像は由布岳です。

晴れた日に、こんな山を登るのは気持ち良いでしょうね…

次、行く時は登るぞ~!!



ちなみに、『山か?海か?』の二人の議論は当然のように、右から左へ聞き流しておきました…


別府旅行記(あれ?あなた、O君じゃない?)

2007-05-08 23:40:43 | 旅行記
さてさて、昨日の続きを…



僕とO君は『生一本』で杯を重ねます。

O君おすすめである、カンパチの切り身をヅケのように醤油などに漬けた『琉球』がめったやたら美味しくて、酒がすすみました…

酒がすすめば、心が弾み、話が盛り上がります!!

僕らは“青春”をテーマに大学時代のバカ話や恋愛話に華を咲かせました。
(そのときの話は「どうして、そこまでして入りたかったの?」「それって…」「バント送るから、お前走れ!!」「おいっ!!」「じゃあ、俺、こっちに行くから…」をご参照願います。ちなみに僕は「じゃあ、俺、こっちに行くから…」が一番好きなエピソードです!!)



さらに、音楽の話で盛り上がります。

僕らが友人となるきっかけとなる『THE BLUE HEARTS』…

僕がO君に貸したという『MANIC STREET PREACHERS』、『WEEZER』、『TEENAGE FANCLUB 』、『THEATRE BROOK』などなど…

そんな話の中、彼はこう熱弁いたします…

「なんで、minoonさんが『銀杏ボーイズ』や『GOING STEADY』に出会っていないのか納得がいかん!!絶対に聴け!!」

と…

彼のあまりの熱心さに「ちょっと、聴いてみようかな?」と思っています。



そんなバカ話で盛り上がっていたならば、僕らのすぐ後ろの席で10人程度のグループがやってきて飲み始めました。

大学時代には、僕とO君が揃ったら、大抵、他のグループに話しかけて友達になったものですが、そこはもう28歳のおっさんです…

大人しく、そのグループに絡むことなく、二人で大爆笑していたところ…


「あれ?あなた、O君じゃない?」


と、そのグループの女性が話しかけてきます。

その言葉をきっかけに、そのグループの皆様が僕らのテーブルにやってきて、「ほんまや。Oだ!!」とか「O!!何で、今日、歓迎会に来なかったんだ!?」等と、口々にO君のことを責め始めます。

僕には、最初、何が何やら理解できなかったのですが、O君と皆様のやりとりを聞いたところ…

どうやら、その日、今年度、教員に正採用になった方々の歓迎会があり、O君は今年度、正採用となった宴の主役であったのにも関わらず、その宴に参加していない、ましてや、この『生一本』にいるのは何故なんだ?

と、いうことらしいのです。

ま、要するに、無理矢理飲みに誘った僕が全部悪いわけですね!!

O君は、誠意を尽くして事情を説明していましたが、相手も酔っ払いなので、その誠意は伝わったのかどうか…

まぁ、本当に懇親会が9時まであったということと、僕が6年ぶりに会う友人であるということで許してもらいました。



それで、そのグループとの交流はお終いになったかというと、全然終わりません。

“姐さん”と呼ばれる女性がほとんど僕らのテーブルに入り浸って話をしていましたし…(たぶん、そのグループより僕とO君の方が面白かったのだと思います。この“姐さん”は大変サバサバしていて、話をしていて面白かったです。)

途中、再度、O君への非難が始まったときには、僕も酔っていたので、そのグループの面白そうな人と話をしながら、人事のように、その様子を見守ったり…

学生に戻ったかのように、一気コールとともに一気したり…



彼らが帰った後には、『生一本』は嵐が過ぎ去ったかのような雰囲気がありました。

僕らは、二人になると何となく寂しい気持ちになってしまいました。

寂しい気持ちにはなるのですが、二本目のボトルを注文をした『黒霧島』という焼酎は丸々一本残っていました。

O君と「どうしよう?」と相談したところ、僕らは隣のテーブルで飲む女子大生3人組を見つけたので、

「姐さん方、僕らこれ注文しちゃったんだけど、もう飲めそうにないから、もらってくれませんか?」

とプレゼントいたしました。

その後、すこうし『生一本』にいたのですが、目の前の酒を飲み干してしまい、その女子大生グループに

「すいません…、一杯ずつ、お酒を分けてもらえませんか?」

と交渉するのは、大変気恥ずかしかったです…



そんなこんなで、飲み上げた別府の夜は終わりました…

ドタバタしていたのですが、大変楽しかったです!!

また、訪れてO君と酒を酌み交わしたいなぁ…



そのときは、あなたも如何ですか?

楽しいこと間違いありませんよ!!


別府旅行記(何で、こんなにハイテンションかというと…)

2007-05-07 22:05:31 | 旅行記
さてさて、昨日の続きを…



二日酔いで弱り切った身体を鞭打って、何とか旅館に到着したのが6時20分くらい…

そこから風呂に入り、部屋に帰ったところ、あっという間に眠りに落ちてしまいました。



携帯電話から流れるアジカンの『ループ&ループ』で目を覚ましました。

時刻を確認したところ、9時を少し過ぎたくらいです。

電話は、当然O君から…

「minoonさん!!9時30分くらいの列車で別府に着くから、駅で待っちょってよ。」

2時間程、仮眠を取ったせいでしょうか?身体のしんどさも軽くなり、久しぶりに会う友人を迎えに別府駅に向かうことにいたしました。



旅館を出てみると、すっかり暗くなっており、居酒屋や怪しげなお店のネオンで街が照らされていました。

お酒を飲むのが大好きな僕としては、ウキウキとした気持ちになってしまいます。

田舎の子が初めて都会を目にするかのように、周りをキョロキョロしながら歩いていたならば、あっという間に別府駅に到着いたしました。



駅の改札口前でO君を待っていたのですが、「何か恋人を待つ女の子みたいじゃなぁ…」などと考えてしまいました。

そんな、おバカなことを考えていたならば、O君が姿を現します。

久方振りにO君の姿を見て、僕は嬉しくて嬉しくて仕方ありませんでした。

駅で僕らはガッチリと握手を交わしつつ、


O君  「ひさしぶりじゃなぁ!!minoonさん!!」

僕   「ホンマやねぇ…。何時以来やろう?」

O君  「卒業式以来やろ?それから会ってないよ」

僕   「卒業式以来?そしたら10年も経つの?」

O君  「そんなに経ってねぇよ!!6年くらいじゃない?」

僕   「あ、そうか。」


という会話を交わしました。



その後、別府駅を後にして、O君行きつけの居酒屋に向かいます。

懇親会で幾分お酒を飲んでいたO君はハイテンションで話します。


O君  「これから行く居酒屋は“旨い!安い!早い!”で有名な店だ!!」

僕   「それじゃ、牛丼屋じゃんか。」

O君  「それがウリなんだから、仕方ないじゃん!!」

僕   「ふ~ん、楽しみやねぇ…」

O君  「minoonさん、元気がないぞ!!」

僕   「そんなこと言われても…」

O君  「俺が、何で、こんなにハイテンションかというと…、もう飲んじょるからだ!!」

僕   「うん、知ってるよ。見た途端、酔っ払いってわかるし。」



街を歩きつつ、僕は別府に来てから感じていたことをO君に話します。


僕   「何か、外国人が凄く多くない?」

O君  「それは、アジア太平洋大学があるからだ!!」

僕   「へ~、そうなんだ~。」

O君  「そんな外国人だらけの別府に生まれ育っても、俺は日本男児だ!!」

僕   「あぁ、久しぶりにそのフレーズ聞いたよ。あなた、いつも“日本男児”、“日本男児”って言っていたよね。」

O君  「そうっちゃ!!ところで、俺が、何で、こんなにハイテンションかというと…、もう飲んじょるからだ!!」

僕   「うん、知ってるよ。さっきも聞いたし。」



そんな雑談を交わしつつ歩いていたならば、すぐに目的の居酒屋に到着いたしました。

『生一本(きいっぽん)』という、そのお店には本当に“旨い!安い!早い!”と看板に書いてありました…

座敷はガラガラで僕らは一番端っこの席に陣取りました。

僕は生中、彼は『黒霧島』という芋焼酎を頼み、6年ぶりの再会を祝して乾杯いたしました。

そして、彼はのたまいます。


O君  「今日、minoonさんと話すことをずーっと列車での中で考えていたんだけど、今日のテーマは“青春”だ!!」

僕   「“青春”?いいねぇ~。」

O君  「minoonさん!!あんたは何でそんなに“TEENAGE FANCLUB”なんだ?!」

僕   「え?“青春”から、そっちに話飛ぶの?」

O君  「ブログいっつも見てるよ!!クリック!クリック!ダブルクリック!!の見てばっかの一方通行だけどな!!」

僕   「そりゃ、そうだろうね…」

O君  「あんた、一方的に見られてるよ!!そんなんでいいのか!?」

僕   「そんなこと言われてもなぁ…」

O君  「俺が、何で、こんなにハイテンションかというと…、もう飲んじょるからだ!!」

僕   「うん、知ってるよ。」



そんな感じで別府の夜は始まったのです…


別府旅行記(『地獄』というより…)

2007-05-06 22:32:08 | 旅行記
ご無沙汰しております…

最近、妙に忙しくて…



さて、4月の27日から別府に行って参りました!!



そもそもの発端は、大学時代の友人であるKちゃん(女性)が宮崎県延岡市で結婚するというので、その式に参列する!!というものであったのですが、「せっかく九州に行くのだから、一日振休を取得して観光してやろう!!」と考えたことです。

九州の中で何故に別府を選択したかというと、大学時代の陸上部の友人であるO君の出身地であったため…

別府行きの1週間くらい前にO君に連絡をしてみたところ…


僕   「今週の金曜に別府に行くんじゃけど、O君暇?」

O君  「minoonさん、俺、その日、父兄やら地域の方やらとの懇親会があって(O君は小学校の先生なのです)、残念だけど会えないよ…」

僕   「それは残念だなぁ…、じゃ、翌日に会えませんか?」

O君  「翌日なら、大丈夫だと思う…。う~ん、せっかく別府に来てもらえるんじゃしなぁ…。夜9時とかでもいいのなら、頑張ったら一緒に飲めるかも…」

僕   「全然、構わんよ!!じゃ、金曜日の9時に…」

O君  「それでは、金曜に…」


と、すこうし無理を言うかたちになってしまいましたが、たまに会う友人にはすこうしくらい無理言っても良いのではないでしょうか?



そして、27日列車と新幹線を乗り継いで別府までたどり着いたのが午後1時頃…

前日、職場の飲み会で3時くらいまで飲み上げていた僕は二日酔いで弱り切っていました。

弱り切っていたのですが、駅を降り立つと「ここが別府かぁ…」と揚々たる気持ちになりました。

まず最初に予約していた旅館に向かうことにいたしました。

旅館に向かう途中に気付いたのですが、なにやら別府の皆様は随分と薄着です。

やはり、温かいためでしょうか?

あやうく、胸元が開いた服を着た女性の後をついて行きそうになってしまいましたよ…



旅館に到着するとまだチェックインの時間ではなかったので、荷物だけ預けて、観光に行くことにいたしました。

向かった先は地獄!!

かの有名な『地獄巡り』に行くことにしたのです!!



バスに飛び乗り、『地獄巡り』があるという鉄輪地区を目指します。

鉄輪地区ではいたるところで温泉の湯気が立ち昇っていました。

その光景を見ると、「あぁ、ここは温泉街なのだなぁ…」としみじみと実感いたしました。



そんな感慨を抱きつつ、到達した最初の地獄は『海地獄』!!


鮮やかな水色のお湯を持つ地獄です。

98℃もあるというお湯からはもうもうと湯気が立ちあがり、地獄というに相応しいものに思えました。



名物の温泉玉子もお湯の中につけてありました。



その次に行った地獄は『坊主地獄』。

ドロドロの白濁泥から「ボコンボコン」と坊主の頭のような気泡が沸いておりました。



めったやたらに熱そうに見えました。



次の地獄は『山地獄』。

山から蒸気がガンガン出ていました。

この辺に来ると、もう蒸気程度では驚かなくなっています。

「ふ~ん」と言って、次の地獄に向かおうとするのですが、驚くべきことにカバやらゾウやらがいるではありませんか!!



カバは僕の想像よりもずっと大きかったです。

エサをやっていた親子連れの子どもが「恐い恐い!!」と叫んでいたのも仕方ないように感じました。

あんな大きな口を開かれたら、「自分も食べられてしまうのでは?」と心配したのではないでしょうか?



ゾウもやっぱり大きかった…

案の定、カバを見て「恐い恐い!!」と泣いていた子どもはゾウを見ても「恐い恐い!!」と泣いていました。



次なる地獄は『かまど地獄』。



なにやらかまどに向けてマッチやらタバコやらの煙を吹きかけると、その煙が何十倍にもなるという不思議な地獄であるとのこと…

タバコを吸わない僕としては、それを試す術はなく通り過ぎるしかなかったんですけどね…

さて、ここでの名物は温泉ピータン!!

…そもそも、ピータンって何?

「購入してみようかな?」と考えたのですが、売り場に山程いる人にうんざりして、すぐさま移動してしまいました。



次なる地獄は『鬼山地獄』。



ワニがいっぱいいる地獄であるとのこと…

この頃になると、ちょっとした疑問が頭に浮かんできます…


「これって『地獄』というより、動物園なのでは…?」


たくさんワニがいましたが、ピクリともしないので、さっさと移動いたしました。



多少小腹が空いたのと、歩くのに疲れた僕は目の前にある食べ物屋によりました。

そこで注文したのは大分名物という『だんご汁』。

だんごの生地を薄く延ばしたものを味噌味のスープに入れて煮込んだもの。



なかなか優しい味で、二日酔いの僕にはとてもありがたかったです…



おまけで温泉玉子もついて来ました!!



次なる地獄は『白池地獄』。



白い池のようなお湯もあるにはあったのですが、メインはピラニアやらピラルクやらの熱帯魚。

ここで僕の疑いは確信に変わります。


「やっぱり、『地獄』というより動物園じゃん!!」



“アマゾンの大王魚 ピラルク”この安っぽいキャッチフレーズが何とも言えません。

とか、思っていたのですが、



剥製を正面から見たら、結構恐かったです…

侮ってスイマセン…



ここで、夕方5時になってしまい時間切れ。

『血の池地獄』と『竜巻地獄』には行くことができませんでした…



それでも、結構いろいろ見れて「観光したなぁ…」と感じることができました。

満ち足りた気分でバスに乗って、旅館に帰ったのですが…

いかんせん、この時点で未だに二日酔い!!



教訓:旅行の前日には飲み会に行かない。


『UDON』食べに行ってきました!!(後半戦)

2007-03-04 23:03:50 | 旅行記
さてさて、先日の続きを…



「こりゃあ、今日一日は楽しそうだぞう!!寝てる場合じゃないなぁ…」

と、考えたのですが、睡魔には打ち勝てず、ぐぅぐぅ寝てしまいました。

寝ている間に次のうどん屋『なかむら屋』へ到着。

このお店、本当に民家!!

このお店の名物はどうやら生たまごを溶いた中に熱々のうどんをぶち込み、醤油を少々入れたもののようです。

感想…



んまいっ!!



卵ご飯のうどん版というだけのもののはずなのに…

「ちゅるるん」と完食!!



そして、三軒目は開店30分前だというのに画像のような行列を作っていた『谷川米穀店』!!

米屋かよっ?!

しかも、その名のとおり谷間の川に面したお店で風がびゅうびゅう吹いて、寒いのなんのって!!

ブルブル震えながら開店するのを待ちました。

この行列、開店する頃には倍以上にはなっていました。

恐るべし、うどんブーム…

そして、とうとう開店!!

奥では、おじさん方が麺を手打ちしているのが見えました。

さらに、映画『UDON』の撮影の現場になったらしく、ポスターが貼ってありました。

映画にも取り上げられたお店のうどん…

期待が高まります。

感想…



辛い!!すっぱい!!



店の中に置いてあった青唐辛子を入れすぎてしまい、それを打ち消そうと思い、酢を入れすぎて、うどん本来の味全くわかりませんでした…

“勝ち”か“負け”かでいうと、確実に“圧敗”です!!



『谷川米穀店』に並んでいる間に冷え切った身体を温めるために、僕らは温泉に寄りました。

通常であるならば、一時間はみっちり入るのですが、何せ二日酔い…

早々に切り上げて湯から上がりました。

そこで、ダラダラした後、再度うどんツアーへ!!



と、思いきやお腹を空かせるために『瀬戸大橋記念館』へ。

ひろ~い土地に、気持ちの良い公園が広がっていました。

のんびり散策いたしました。





そして、最後のうどん屋『山田屋』!!

これまでの民家チックなお店と異なり、威風堂々とした店構え!!



お店の中では琴の音色が流れ、時折ししおどしの「カコン」という音が響きます…

「どんなうどんが出てくるんだろう?」と、思ってたら…

こんなうどんが出てきました!!


うどんも美味しかったのですが…



天ぷらサクサク!!



美味すぎる!!

香川名物の醤油豆も味わうことができ、大変楽しかったです。

ちなみに、20年以上前に加藤剛(大岡越前の人)が訪れたという写真を飾ってあったのが、なぜか忘れられません…



このようにして、僕らの『UDON』ツアーは終わったのです。

僕らは満足感一杯、お腹は炭水化物一杯で香川を後にしたのです。



この『UDON』ツアーを企画してくれたN先輩、I先輩本当にありがとうございました!!

本当に本当に楽しかったです…



皆さんも香川に『UDON』ツアーに言ってみてくださいな。

きっと楽しいこと間違いないでしょうから…



…帰りのレンタカーの中で、

「『でも、やっぱりラーメンだよね!!』とか言ったら、どうなるんだろう?」

と思ったけど、言えなかったのは秘密です…


『UDON』食べに行ってきました!!(前半戦)

2007-03-01 23:19:38 | 旅行記
ご無沙汰しております。

最近、仕事が忙しくて、ちっとも更新できておりませんでした。

そのため、後輩に「最近、更新のペースが落ちてるで!!昼休みに携帯からアクセスして、更新されてなかったら、“今日もかないんか…”って、ガッカリするんじゃけん、頑張ってんや!!」と、お叱りを受けてしまいました。

申し訳ないです…



さてさて、先般、以前の職場の先輩から、「minoon君、香川にうどん食いに行かん?」というメールをいただいたので、二つ返事で「いいですよ~」と回答いたしました。

そして、直前に連絡があった日程というと…


朝6時集合!!


早起き過ぎますよ~

しかも、前日は高校のときの同級生と飲み会です。

仕方ないので、飲み会を12時くらいに切り上げて、香川に行くことにいたしました。


が、



朝3時半まで飲んでしまいました!!



眠くて眠くて寝てしまったのですが、5時半には起床しなくてはなりません。

2時間弱しか眠れませんでした。

集合場所に辿り着いたときは、二日酔いというより、酔っ払いそのもの!!

ひどいものです…



集合場所に辿り着いて初めてわかったのですが、参加者は僕が勤務する自治体の職員10名!!

レンタカーを借りてのちょっとした職場旅行です!!

僕はせいぜい4、5人しか参加していないと思っていたので、しこたま驚きました。

そんな大所帯を乗せたレンタカーは香川に向けて出発することになったのです。



僕は最初、バス旅行の幼稚園児のようにハシャイでいたのですが、だんだん酔っ払いから二日酔いになり、さらに睡魔に襲われ静かになっていきました…

さらに、しんどさゆえに「家で寝ておけばよかった…」などというネガティブな考えも頭をかすめていたのですが…

最初のうどん屋『蒲生』に辿り着いて、そんな考えは、吹っ飛んでしまいました!!

何せ、朝8時半で画像のような行列ができているのですから!!

たまげました…

まさか、こんなに並んでいるなんて…

僕らも行列に並びましたが、どんどん進みます。

随分と回転が速いのです。

僕は100円の、かけうどんを頼みました。

そして、そのワンコインうどんを食べたところ…

だしが美味いのなんのって!!

イリコがよく効いた、芳醇な味わいというかなんというか…

『ミミズクとオリーブ』で絶賛されるイリコの味わいというのは、このことなのだなぁ…、としみじみと実感いたしました。

“ちゅるん”と軽く完食してしまいました。

美味かった…



この『蒲生』を堪能した時点で、僕は

「こりゃあ、今日一日は楽しそうだぞう!!寝てる場合じゃないなぁ…」

と、考えたのです!!



samba de kobe

2007-01-31 23:18:49 | 旅行記
先日、職場の旅行で神戸に行きました。

その旅行は後輩が幹事をしたのですが、あまりにグダグダな旅行のため、ちっとも盛り上がらず、酷いものでした…

夕食に神戸牛を食べたのですが、肉のボリュームでお酒が進まず、逆効果!!

二次会ではチェーン店に入り飲んだのですが、なんとか盛り上がりかけたかなぁ、というところでお開きになってしまいました。



二次会だけでは、おじさん連中(というより僕の職場はおじさんばっかり!!)は、まだまだ飲み足りません。

仕方ないので、3次会の会場を探しに行くことになりました。

神戸に詳しい人がいたので、その人に案内してもらっていたのですが、おじさんの一人が、

「いつまで歩かせるんなら!!?」

と文句をたれ始めました。

仕方ないので、僕らは手近な店を探します。

しかし、どこのお店もいっぱいです!!



ほとほと困り果てたところに目に入ったのは、ブラジルの国旗があしらわれたネオンのお店。

入ってみたら、画像のようなステージとその壁一面に映写機で映像を映し出しているブラジル人が経営している怪しげなお店…

「え~い!!ここでいいや!!」

と、僕らは飛び込むことにいたしました。



お店に入るやいなや、おじさん連中は「やれ、酒頼め!やれ、食い物頼め!」と、のたまいます。

そうのたまうのですが、経営者は皆ブラジル人!!

日本語があんまり通じないんですよ、これが…

四苦八苦しながら、なんとか注文をするも、なにやら盛り上がりに欠けた感じがいたします。

仕方ないので、僕は道化師(ピエロと読みます)となって場を盛り上げることにいたしました。



とりあえず、黒髪のブラジル人女性(美人!!)にハイロウズの『日曜日からの使者』を入れてもらいました。

ひたすら、場を盛り上げることに努めました。

まぁ、ただ単に、ひたすら飛び跳ねて歌っただけなんですけどね…

僕はカラオケに行くと、「“よく跳ねる”って言ったら、バスケットボールかminoonか、どちらかじゃな。」というレッテルを貼られる程、ピョンピョン飛び跳ねる男です。

それで、多少、場が和んだような気がしました。



歌い終わった後、汗だくでそのお店のことを聞いてみたところ、どうやら30分後にサンバショーをしてくれるとのこと。

それを皆で見たら、きっと盛り上がるだろうと取り合えず一安心いたします。

それを待つ間、談笑したり、珍しいワニ料理に舌鼓を打ったりいたしました。



しかし、30分経過しても、ちっともショーが始まりません。

「これでは、マズイ!!」

と、考えた僕は再度、黒髪の店員さんにブームの『風になりたい』(この曲はサンバなのです!)を入れてもらった後、一緒にステージで踊ってもらうように交渉いたしました!!

店員さんは僕の意図が掴めなかったようで、なにやら困惑していました。

仕方ないので、僕は一人でステージに行き、サンバのリズムで踊りながら(適当)、熱唱いたします。

随分、盛り上がりました。

しかも、それだけではなく、どうやら僕が踊っているのを見て、店員さんがようやく僕が意図していたことを理解してくれたようで、ステージに走って来てくれたのです!!

そして、ステージ上で二人で踊りに踊りました

すんごくおもしろかったです…

踊っている最中に「こんな光景になにやら憶えがあるけど、デジャヴかな?」と思いました…

よくよく思い出してみたら、フィリピンに遊びに行った際、黒人青年と飲み屋のステージで踊りに踊ったことがありました!!

その感覚とよく似ていたのです!!


その後、その黒人青年に告白されちゃいましたけどね…


その場は最高に盛り上がりました!!



踊り終わった後、一緒に踊ったブラジル人女性と話してたら職場の先輩が、

「minoon、この女性と今日結婚せい!!」

とのたまいます。

「また、ムチャクチャ言うなぁ…」

と思ってたら、そのブラジル人女性に、

「ユックリ、ユックリネ」

と、やんわり断られてしまいました。

ちょっとおもしろかったです。



ミュージシャンでもある店長が僕らにタンバリンの叩き方を教えてくれました。

タンバリンがあんないろいろな表情を見せる楽器であるなんて…

今まで知りませんでした…

なぜか、この時も店長に指名されてタンバリンを叩かされたのは僕…

リズム感ないのになぁ…



そして、とうとうサンバショーが始まりました!!

さっきまで話をしていた黒髪のお姉さんに奥で料理を作っていた金髪のお姉さんがサンバの格好してステージに上がります。

僕らは大騒ぎ!!

しかも、見るだけかと思ったら、全員ステージに上げさせられて、サンバを踊りることになりました!!

踊ると言っても、僕らは足をドタバタするだけです。

お姉さん方はすごかった…

足は動くわ、腰は動くわ、ステップは踏むわで本当にすごかった…

皆で踊りに踊って、終わった後は汗だくだくでした。

しかし、なにやら達成感と団結感と爽快感と愉快感が混ぜ合わさったような感覚を共有できたような気がいたします。

皆、本当にサンバを楽しみました…



そして、僕らは満足して三次会を解散したのです。

結構、良い思い出です…



今度、神戸に遊びにいくことがあったら、またあの店に行ってみようかな?

そのときは、あなたもサンバを踊りましょうね。

きっと、楽しい体験ができますよ…


綺麗な青色でしょう?

2006-02-25 21:52:51 | 旅行記
今日は、ある陶器のお店へ行ってみました。

この陶器のお店、隣に窯や工房などもあって見学することも可能でした。

なかなかおもしろかったです…



そもそも、僕は陶器には全く興味がありません。

それにも関わらず、このお店を訪れようと思ったのは、ある雑誌の記事を目にしたため…

その雑誌に載っている写真に写っている陶器の青色の美しさに魅了されてしまったのです!!

画像の陶器がそれです…

綺麗な青色でしょう?



店内にはいろいろな陶器が展示されています。

休憩所も設けてあり、この窯で焼いた陶器で自由にお茶やコーヒーも飲むことができます。

なかなかリラックスした雰囲気でした…



展示場を出て道を挟んだ建物に足を運んでみました。

なにやら作業をしている青年がいたので、「ここ、見学してもよろしいですか?」と尋ねたところ、その青年の回答は…

「あぁ、良いですよ。入れないところはないですから、ご自由にどうぞ。」

でした。

とんでもなくフランクです…

その建物の裏は陶器の土を作っている場所であるとのこと…


ここを見学してたら、人懐こい猫がどこからともなく現れてきました。

↓こいつね。


僕は大変な猫好きなので、こやつとひとしきり遊んでいました。

そうしていると、先ほど話をした青年が現れて、すこうし世間話をしました。

猫のこと…、土のこと…、釉薬のこと…、彼は住み込みで働いているお弟子さんであるということ…、

面白かったです…



次に工房に見学いたしました。

職人さん(?)がろくろを回して陶器の形を作ったり、釉薬を塗っていたりしていました。

黙々と作業されている方、雑談をしながら作業をされている方、様々でした。

ただ、気の遠くなるような細かい作業と反復なのだろうなぁ…、と感じました。

僕には無理…

職人さんの邪魔しては悪いのでここでは写真撮影を控えました。



そして、窯を見学いたしました。


「こんな風になっているのかぁ」と感心しました。

なかなか趣がありますよね?



こんな感じかな?



ところで、僕は何にも購入していません。

形と色の折り合いがつかなかったのです…

そこで、お店の人に相談したところ…

僕が求めているようなフリーカップに近いものを作成する機会があるので、一緒に作成してくれるとのこと!!

カップの形と色を指定して、注文いたしました。



その出来上がったカップで…

コーヒーを飲もうかなぁ…

紅茶を飲もうかなぁ…

ビールを飲もうかなぁ…

焼酎を飲もうかなぁ…

夢が広がります…

きっと、格別な味がするでしょうね…



そのカップが完成する日が来るのが楽しみで楽しみで仕方ありません!!

さぁて…

その日を楽しみに、明日も頑張るぞ!!


非日常的な氷柱(つらら)

2005-12-19 18:07:09 | 旅行記
さて、先日友人Kと銀山跡地に行った後にスキー場近くの山に向かうことにいたしました。

すこうしづつ標高が上がるうちに、だんだんと雪が深くなります…

スキーなどのウィンタースポーツをしない僕としては、一面白銀の世界などは年に数回しか拝めません。

なにやらウキウキしてきました。

道路も真っ白なため、本当に道路なのか疑わしくなってしまいます。

ある程度上った場所にキャンプ場があったため、そこで車を停めて外に出てみました。

周りを見渡してみると…

雪、雪、雪です!!

寒くて寒くて仕方なかったのですが、楽しくて楽しくて仕方ありませんでした。



キャンプ場を離れる前に宿泊場を兼ねたレストランのようなものがあったので雪を愛でながらコーヒーを飲むことにいたします。

中に入る際に、「オーダーストップ」と書いてあったのですが、寒さのあまり、そのまま突き進んでしまいました。

感じの良い店員さんが対応してくださり、「本当はオーダーストップなのですが、コーヒーくらいなら…」と、コーヒーを煎れてくださいました。

ありがたい限りです…



そのレストランの軒下に、なんとも大きな氷柱(つらら)がぶら下がっていました。画像がそれです…

僕の身長より断然大きいです!!

ここまでになったら、もう氷柱(つらら)とは呼べないのでは…



Kと二人で感心していると、ナイフやフォーク、ワイングラスを並べてコース料理の準備をされている店員さんがいました。

その準備具合が本格的なので、僕は「結婚披露宴でもするのですか?こんな雪の日に…」と尋ねたところ、その店員さんの答えは…

「フランス料理のフルコースなんですけれども、眼医者さんの忘年会だそうです。」と…


なんですと!?


忘年会でフランス料理のフルコース?

そんなの堅苦しくて年を忘れるどころじゃないじゃないですか!!

大変驚きです…

そのことについて、ひとしきりKと議論を交わしました…、大変楽しかったです。



非日常的な風景…

非日常的な行為…(オーダーストップなのにコーヒーを煎れてもらったこと)

非日常的な氷柱(つらら)…

非日常的な忘年会の話…

なんとなく旅行にでも来ているかのような気持ちになり、良い気分転換になりました。



よ~し!明日から、また頑張るぞ~!!