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主に娘の成長記録や家族の思い出を綴っていましたが、徐々に渓流釣行記の方が多くなりつつあります。

4/20平成最後のイワナ釣りーーーーーーー!(その3)

2019-04-24 20:03:21 | 釣り


21日の午後。
楽しみにしていたスライム教室の日。


なんとか追加開催の予約が取れた。
YouTubeの影響なのか市内から続々とスライム好きが集まってくる。
どんだけスライム好きやねん。。。


しかし、まず災害があった時の準備などを30分ほどご静聴。
なるほどこれが真の目的なのね。。。
あのね、キャワいい我が娘よ。これが大人のやり方なんだよ。


災害のお話しが終わり、スライム教室が始まるとkidsたちはみんな真剣そのもの(笑)


キャワいい我が娘も失敗は許されないと真面目に先生の話を聞いて作ります。


完成してドヤ顔(笑)
何事も体験しないとわからない。
父ちゃんはいくら知識があっても実際した者としていない者とでは雲泥の差があると思っている。
それは人に伝える時に如実に現れると信じている。


というわけで父ちゃんも実際に体験してみないとわからない渓流釣りに行って来ました。
それもいつもの渓とは違う未体験の渓です!(と言っても支流が違うだけですが………。)
この渓は入渓するのも簡単な初心者向けの渓と言った所でしょうか。
平坦な流れが続き釣り上がるには簡単ですが、何事も体験しないと何も語れません。
入渓そうそうにコツコツとアタリ。
しかし掛からない。
魚が小さいのか?
カワムツかも?と嫌な予感がよぎる。


君はアマゴ君かい?
久しぶりにアマゴを釣った。
アマゴ釣ったん何年ぶりやろ?
美しい魚体!綺麗な模様!感動!
と、渓流釣りを始めた頃はそう思ったかもしれないが、元々この地域ではこの魚は居ない。ヤマメの生息域なのだ。
今はアマゴの放流はやめているが数年前に放流された末裔なのでしょう。
少しテンションが下がる。
いや、これも経験、体験をしてわかることなのだ。


釣り上がるとそこはイワナパラダイスではなくコゴミパラダイスであった。
だいぶ伸びてるのが多いが山の神さまから食べ頃のものを少し頂きました。
父ちゃんも母ちゃんもコゴミはアクが少なく大好きなので、来年はコゴミ取りだけの為に此処に来よう!
やはり何事も経験である。


これも食べれる山菜だと思い少しだけかじる。
今も無事に生きているので、次は持って帰ることにする。
何事も経験である。


最初の堰堤に出会い、左岸から高巻けると思い登って行くと林道に出た。


しまった!渓は遥か下ではないか!
これでは降りれない。
やはり一旦道路に出て降りるのが正解だったか……。
まあいいや。今回のテーマは冒険と決めてこの林道を歩いてみよう!


おぉ!結構な落石ではないか!
他にも倒木もあり、一瞬躊躇うがドラゴンボールの悟空風に言うと「ワクワクすっぞ!」
そう。男の子は冒険が大好きなのだ!


見た事のない物体を発見!
キノコかもしれないが絶対食べれんやろ!


気温は20度を超えている。上田で林道を歩くのはかなり暑い。疲れたなぁと思って歩いていたらトコトコとハクビシンが下を向いて向かってきた。
慌てて熊鈴を鳴らして気づかすと、ビックリして反対に逃げ出した。
スマートフォンは手に持っていたので、正面から撮れるチャンスはあったのだが焦ってしまいシャッターチャンスを逃してしまった。
これも経験がものを言うのだろう。


ここはまだ残雪が残っている。
いったいここはどこなんだろう?
そんなことを考えていると小一時間前に仕事のお客さんからの着信があったのを思い出す。(まぁ無視しましたが)
あれ?もしかしてアイフォーンのGPS使えるんじゃね?
そうか、気付くのが遅かったが最初からこれを使えば良かった。。。
しかしあとの祭りである。こうなったら林道の最後を見届けてやろうではないか。


林道の終点は小さな沢だった。
見届けても何の意味もないが、妙に納得した自分がいた。


引き返すとでかいタラの木。
行きと帰りとでは景色も違って見えてくる。
気づかなかったものが見えてくる。


おぉ!行きでは気づかなかったが立派な雄鹿の角発見‼︎‼︎‼︎
これは持って帰ってペーパーウエイトにしよう(笑)


道理でこんな足跡が多いと思った。
やはり体験することで気付くことが多くなっている。
現代は情報化社会で簡単に欲しい情報が手に入る。
でもね。ネットでは手に入らない物もあるんだよ。
他人がガラクタとしか見れない物も自分だけの宝物になる。
まさにプライスレス。


上田ーを履いたまま車で堰堤の上に移動。
山菜取採りのおじいさまに出会い挨拶。
ビニール袋がはち切れそうなくらいコゴミを採っていた。
やはりここはコゴミ天国。
相変わらず平坦な渓。
しかし、水流は強く深い所もあり右へ左へ渓を渡らないと釣り上がって行けないので、結構大変だと思った。


時間は13時。
ここで休憩にする。
コンビニエンスストアのおにぎりをほうばる。
カップラーメンも持ってきましたが、こう暑いと食べる気がおきない。


でかい岩の上で仰向けになり、物思いにふける。
仕事のこと。家庭のこと。何故か渓に来ると物事が綺麗に整理される。
多分、ここでしかひとりで考える時間がないからだろう。


青い空。綺麗な渓。見ているだけで癒される。
もう釣りはいいかと思えてくる。


道路が見えてきたので、脱渓出来るまで釣り上がろう。
ここまでワンキャッチ、3バラシ。
ここであることに気づく。
自分は殆ど大場所しか釣ることがない。だから上波や底波があることは知っていてもテクニカルに釣ったことなんてない。ナチュラルドリフトなんてしたことない。
所謂「猿でも釣れるイワナ釣り」をしてきたのだ。


やっと2匹目。これも6寸くらいのアマゴ君。
今自分に在るだけの知識を振り絞り、ガン玉を軽くしたら上手く馴染んで流せた気がする。


綺麗な魚体だが何故か魅力を感じない。
イワナのような力強さがないのだ。
このアマゴを釣ってわかった。自分が釣りたいのは生命力のある力強いネイティヴなイワナって事に!


2つ目の堰堤まで来た。迷わずポケットの中にある1番重たいガン玉を追加し、目印を竿先まであげた。
何投か誘いを入れる。これは自分があみ出した技だが広い堰堤では餌を気付かせることが重要で、まず広範囲に餌が流れてきたよ〜と、言わんばかりにあちこちでチョンチョンする。


すると、今までにない強い引き!
7寸ほどのイワナ。
なんとかタイトル通り、面目を果たせた(笑)


サイズも小さく全然ネイティヴではないがやはりイワナの引きは違う。
手で持った時の力強さ。
言葉に出来ない。


イワナはそれぞれ個体差があって、渓によって特徴があります。


日に照らされて綺麗な魚体をしばし眺める。
今日の魚は全てリリース。
おそらくこの堰堤を越えるとイワナの渓になるのでしょう。
今後この渓の上流を攻めるかは2500/1の地図を見て考えます。


車まで戻りコーヒータイム。
座りたいので折りたたみの椅子が欲しいところです。


家に帰って採ってきたコゴミを調理する。
下ごしらえは父ちゃん。


盛り付けは母ちゃん。この盛り付けを見ればそれぞれの性格がわかって頂けると思う。。。
今回の釣行では自分がいかに釣りの引き出しがないかわかった。
でも、そんなのが要らないイワナ釣りがしたい自分の気持ちもわかった。
あのね、キャワいい我が娘よ。今日は色々なことがわかった釣行だったんだよ。
君もこれからの人生で道に迷った時、覚えていてほしい。たまには遠回りも必要だってことをね!
やっぱり釣りっていいね!
おしまい。

あと、真夜中のカップラーメンは罪悪感あるね。



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