昔、青い花が咲く山に、銀爺さんが住んでおりました。
(↑青い花が咲く山(≧∇≦))
銀爺さんは人を癒す、不思議な力を持っていました。
悲しみや怒りに囚われた人を見つけると、
ゆっくりと山を下りて、その人の身体に触れ、
あからさまにごろりとでんぐり返りをします。
すると、あら不思議。
人は銀爺さんを触らずにはいられなくなり、
銀爺さんはその顔を見上げ一声「にゃお~ん」
すると、またまた、あら不思議。
人は銀爺さんを撫でずにはいられなくなり、
銀爺さんは少し目を細めてその顔を見つめ、
更にもう一声「にゃお~ん」
人はその鳴き声に促されるように、
銀爺さんを抱っこせずにはいられなくなるのです。
抱っこされた銀爺さんはごろごろと喉を鳴らし始めます。
リズミカルな振動を感じるうちに、
人の心の苛立ちはいつの間にか消えて、
穏やか癒されていきます。
ある日小さな小さなちゃー坊が、
秋風に乗ってどこからともなく現れました。
ちゃー坊はとても暴れん坊でした。
誰かれ構わずに突然噛みつきました。
勢い付いたちゃー坊は、
銀爺さんのいる青い花の咲く山に上りました。
穏やかに座る銀爺さんに飛びかかると、
何箇所も容赦なく噛みつきました。
銀爺さんは噛み付かれるがままじっと堪え、
微動だにしませんでした。
ちゃー坊は、これでもかと噛みつきました。
銀爺さんは、ただじっと堪えていました。
なぜって銀爺さんには、
ちゃー坊の心の声が聞こえていたのです。
「イタイよ~、イタイよ~。」
噛み付くちゃー坊がイタイとは、
いったいどういうことでしょう。
実はちゃー坊のお腹の中で、
とーっても悪い虫が大暴れしていたのです。
ちゃー坊は自分ではどうすることもできず、
誰かに助けを求めていたのでした。
ちゃー坊を暴れさせて凶暴にしていたのは、
お腹の虫だったのです。
銀爺さんに癒された人々が、
このことを聞きつけました。
人々は銀爺さんに恩返しをしたいと、
すぐさまちゃー坊をお医者さんにつれて行きました。
ちゃー坊のお腹の悪い虫は、
人々の協力によって退治されました。
途端にあの暴れん坊だったちゃー坊は、
嘘のように穏やかになりました。
その日以来ちゃー坊は銀爺さんの側で、
寄り添いながら仲良く暮らしましたとさ。
今頃は銀爺さんのぐるりんごろごろを、
教わっているかもしれませんよ。
めでたし、めでたし。
(o^^o)
な~んて、ね。
長々と妄想にお付き合い頂き、
ありがとうございます。m(_ _)m
新曲も完成したので、近々ご紹介。
気になる方は、ご面倒でなければ、
muzie、YouTubeのBreathチャンネルにてどうぞ。
朝晩の気温差が大きく、
体調管理が難しい季節です。
お肌や喉も乾燥注意報。
どうぞ皆様、風邪には気をつけてね。
秋のBreathをどうぞ。
誰かのために(With Lyrics) by Breath
作詞作曲・歌 Ichii/編曲伴奏・G char312/Illustration Ichii
The 4th Sunday,September~あなたに会えない日曜日 by Breath
作詞作曲・歌 Ichii/編曲伴奏・G char312/Illustratio Ichii
Lost Love by Breath
作詞作曲・歌 Ichii/編曲伴奏・G char312/Illustratio Ichii
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