みみサポみやぎ つぶやきブログ

宮城県聴覚障害者情報センター(愛称:みみサポみやぎ)のスタッフが毎日交代であれこれとつぶやくブログです。

(社福)七ヶ浜町社会福祉協議会で出前講座

2023年02月03日 13時40分38秒 | 日記

明日の4日(土)は立春。
徐々に暖かくなり、春の兆しがところどころで見られるとのことですが、ここはまだ寒いし
暖かくなるのはいつになるやら。

さて、2月1日(水)に(社福)七ヶ浜町社会福祉協議会で出前講座を開催しました。

テーマはいつもの通り、「聴覚障害の基礎知識」「聴覚障害者とコミュニケーションのこつ」、
これに加えて「高齢の聴覚障害者の諸問題」も講じました。
出前講座の前に、しちがはま社協だより117号を拝見すると町からの委託事業として
「令和3年度新型コロナウィルス感染症対応臨時交付金高齢者配食サービス」を始めたようです。
現に、2007年から65歳以上の人口が、全人口に対して21%を超え「超高齢社会」と呼ばれるように
なりました。
この関連かどうか確認はしていませんが、「高齢の聴覚障害の諸問題」には関心が高いと思います。


今回は高齢の聴覚障害者すなわち高齢難聴者との聞こえ方、コミュニケーションに重点をおいて説明。
まずは聞こえで、
・蝸牛内の有毛細胞が衰えると聞こえにくくなる。
・最初は日常生活に影響がないが、進行する。
・高音から聞こえなくなる。
などの状況が現れる。

そうなってくると、
・聞き誤り、聞き返しが多くなり、人間関係が悪くなる。
・障害をもっていることに抵抗がある
・障害受容が課題となる。
などになってしまい、
日常生活、社会生活に影響があるだけでなく、うつ病や認知症になったりすることがあり、注意が必要。

最近、テレビニュースや、新聞でも取り上げられるほど「聞こえが悪くなる」が「認知症になる」ことを
危惧しています。

認知症を防止するには補聴器を早めにつける、長期間のリハビリを行うことが肝要。
このためには補聴器専門医に診てから、認定補聴器技能者のいる認定補聴器販売店で補聴器を購入し、
調整してもらう。
しかしながら補聴器の利用に慣れても補聴器とっての聞きやすい環境は必要と合わせて説明。

その他さらに詳しいことも講じましたが、関心のある方はみみサポみやぎ出前講座に申し込んではいかが
でしょうか。
http://www.mimisuppo-miyagi.org/tunagari.html

のちに感想を聞き、職員からも大変好評だったとのこと。
一人でも多くの方々に聴覚障害のことを知ってもらえてうれしくなりました。
皆様からの出前講座の申込お待ちしてます。

昨日、某金融機関での出前講座。
終了時間を大幅にオーバーして焦った松本でした。
大変、申し訳ございませんでした・・・。

今日のみみさぽみやぎ花壇
 

 
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