みみサポみやぎの職場まで約6キロ。
朝の光を浴びながら、自転車を走らせる。
道すがら、ふと目をやれば、山桜、染井吉野、しだれ桜・・・。
色も形も異なる様々な桜が、姿を現す。
満開に咲き誇るものもあれば、七分ほどの咲き具合のもの、すでに葉が
混じりはじめたものもある。
その違いを見比べるのも楽しい。
桜に限らず、梅や椿の花も、ときおり目に入る。
中でも、風に乗って空を舞う桜の花びらがふいに目に飛び込んできたとき、
その一瞬の儚さに、胸の奥が締めつけられるような気がした。
恥ずかしながら、最近になって、ある言葉を知った。
花が「枯れる」、その様を表す言葉には、それぞれにふさわしい表現が
あるという。
桜は「散る」、梅は「こぼれる」、椿は「落ちる」・・・。
ただ「枯れる」と言ってしまうのではなく、その終わりの瞬間の動きや
情緒までもが、言葉になっている。
この言葉の持つ繊細さ、そしてその言葉を生み出した日本人の感性の
豊かさに、あらためて心を打たれた。
やっぱりいいなぁと思いながら、感動に浸っていたそのとき・・・。
カーブの路肩にできた水たまりに、花びらが集まっている場所に差しかかった瞬間、
自転車のタイヤがふいに滑りそうになった。
危うく、「転ぶ」ところだった。
あぶねェー。
ようやく骨折が癒えかけたというのに。
もしまた折ってしまえば、職場の人々に「冷眼(れいがん)」を向けられて
しまうかもしれない。
この「冷眼」という言葉、どこかひんやりとしていて、妙に怖いかも。
気をつけよう。
花びらは舞い、私は転ばずにすんだ・・・春の朝。
松本でした。
お粗末様でした・・・。
久々の旧みみサポみやぎの花壇。
(おととい、4月15日に撮影したもの。)
ちゃんと咲いている花がありました。
感動。
2024年11月16日「第3回気仙沼市みみサポサロンを開催しました。」以来の
旧みみサポみやぎの花壇です。
https://blog.goo.ne.jp/mimisuppomiyagi/e/44de481029ff3290bbf7d28d756d2a91
どれもプリムローズ。


左はやまぶき、右はシジミバナ


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