みみサポみやぎ つぶやきブログ

宮城県聴覚障害者情報センター(愛称:みみサポみやぎ)のスタッフが毎日交代であれこれとつぶやくブログです。

音声文字変換を上手に活用する

2024年05月29日 13時58分38秒 | 日記

例えば、病院、役場、家電量販店、博物館などで説明を言われてもわからない、
手話通訳者、要約筆記者等を利用するのを忘れてしまった。
そんな時はどうしてます?
自分の場合はゆっくり話してもらう、筆談、身振りなどをお願いすること。
(マスクしたら外してもらう、やむを得ず、外してもらえなかったら筆談に)

最近はご存じのように「音声文字変換」、「音声をテキストに変換」、
「自動文字起こし」とかのアプリやソフトが多くなっています。
無料で提供されるものもあり、最近はまあまあ利用するようになりました。

それに何年か前のドラマでスマホに話されたことを文字にしている場面を
見たことありますね。
そこから音声文字変換アプリの利用者がなお増えたそうです。

最近はAI技術が向上し、いろいろな音声文字変換アプリ、ソフトを利用しても、
高精度の音声文字変換が期待できてるとのこと。

ただ、専門用語はまだ苦手らしく、一般的な話であれば約90%は正しく文字に
変換するようになっているそう。
ただし、周りがうるさい環境であるとうまく文字変換はできません。
スマホのマイクを話し手の近くであればという条件がつきます。


今月、休暇を利用してある醸造所(じょうぞうしょ)でお酒がどのように
作られているのかの説明会に参加希望する前のこと。

困ったのは説明する人との距離が離れてしまう。
そうなるとうまく声を拾えず文字変換が難しくなる。
スマホを説明する人の前まで近づけてやる訳にもいかずどうしたらいいものかと
思慮・・・。
その結果、離れていてもちゃんと声が拾えるような専用のピンマイクワイヤレス
マイクを2,000円以下で購入することに。

(以下は、スマホに取り付ける前の受信機。右はピンマイク送信機。)

そして、念願の醸造所に参加。
始める前、説明する人に使う理由を言ってそれからピンマイクをつけてもらう
のをお願いした。

収穫から発酵、熟成、完成させる工程を音声文字変換アプリのあるスマホでその
説明を見る。
そうすると、マイクが近いのため周りの雑音が低減し、説明する人の声だけを
拾ったことでしっかりと文字変換が出来ました。
しかもワイヤレスマイクのおかげで20m離れてもちゃんと声を拾い、文字変換成功。
(ちょっとだけ誤変換はあり。そこはご愛敬。)

(以下は例です。左は話し手に送信機のピンマイクをつける。スマホの下には受信機を取り付ける。
左はピンマイクとスマホに音声を受信し、文字変換された画面。)

 

おかげで説明がよく理解でき、知識が増え、醸造所にいながら一緒に説明を聞く方と
同じ情報を共有することができたのが嬉しかったです。
説明を受けながらの試飲もよかったです。
楽しい思い出がひとつ増えた感じがしました。

音声文字変換等のアプリをインストールするだけでなく声をうまく拾えるピンマイク
ワイヤレスマイクの購入をお勧めしたいです。
ネットで「音声認識 マイク おすすめ」と検索するとたくさん出ます。
ぜひ自分に合うものを探してみてください。

当たり前のことですが、このブログを担当した松本はしっかりとバスで帰りました。

今日の旧みみサポみやぎ花壇・・・。

    

この紫陽花の花が咲くのが楽しみ。

コメント
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