お気に召したまんま。

美術館をさまよい、映画に涙し笑い、音楽に震え。さだまさしさんのファン歴41年目。唯一得意な家事は料理だけ。

名前のこと。最後は適当に決められたわたし。

2020-07-19 | 今日の雑記帳
わたしの名前は、ちょっと変わっています。

苗字は、結婚で珍しいものになったのですが、
元々の下の名前も、
字は普通なのに読み方が一般的じゃないんです。

だから上下合わせると、
日本人の名前とは思えない組み合わせになります。

よく「日本語は通じますか?」と訊かれますが
日本語しか話せません…


だいたい下の名前の読み方が普通じゃないのは
父の優柔不断が原因なのです。

産まれてくるのは男だと決めつけて
名前をガッチリ決めていた父。

女だと知って「ガッカリした」と公言して憚らないタイプの人ですが、それでも初めての子どもは嬉しかったらしく名前の候補をいろいろ考えていました。

考えだすと今度は数が増えすぎて、自分では決められなくなってしまったのです。それで最後の結論は自分では出しませんでした。こういう責任逃れのところは昔も今も変わりません。

なんとか片手の数くらいに絞ったところで、
キャパオーバーになったみたいです。

家事を手伝いに来ていた実母が
台所で食器を洗っているところに向かって
居間から
「どれがいいと思う〜!」
と大声でたずね、
「普通の名前がいいよ!」
の声で決まりました。

その頃割と流行っていた名前です。
同級生に必ず同じ名前の子がいましたから。

で、父はなんとかオリジナリティを出そうと
当て字をしたのです。


旧制はありふれたものなのに、
下の名前のところで必ず
「なんて読むの?」と訊かれ、
答えると
「あ、そうなんだ(普通じゃん)〜」
というやりとりを果てしなく繰り返してきました。


その他の最終候補を聞いたことがありますが、
それもちょっと変わっていました。

妙にお嬢様っぽいのや
男女の区別がつかないもの
もろもろ。

その中でも読みだけは普通のこの名前。
もう説明するのに疲れ果てたので
問題が起こらない場面ではひらがなを使っています。
(銀行とか役所は実名ですよ)
ひらがなの方が宅配便や郵便局からも問題なく
わたし宛のものが届きます。

まあ、父が聞いたら絶対怒りますが、
50を過ぎた大人がやってることですので
誰の意見も聞かない予定です。







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